匿名
ログインしていません
ログイン
meddic
検索
案内
案内
メインページ
ヘルプ
緊満性水疱
英
tense bulla
関
弛緩性水疱
、
水疱
類天疱瘡
など
表皮下水疱
のばあいは
緊満性水疱
を生ずる
Japanese Journal
食道病変を契機に診断しえた Mucous membrane pemphigoid の1例
栗原 弘義,奥田 博介,鈴木 一也,田沼 徳真,山下 健太郎,有村 佳昭,阿部 敬,篠村 恭久
日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy 52(9), 2693-2699, 2010-09-20
… 症例は76歳女性.嘔気を主訴に受診し,上部消化管内視鏡検査にて胸部上部食道に限局性の全周性粘膜剥離を認めた.四肢·体幹には
緊満性水疱
が散在し,眼瞼癒着も観察された.皮膚生検にて表皮下水疱内に炎症細胞浸潤を認め,直接蛍光抗体法では,基底膜にIgG,IgAの線状沈着の所見であった.以上よりMucous membrane pemphigoidと診断した.ステロイドと免疫抑制剤の併用にて寛解を得られた.非定型的な食道病変を …
NAID 10026911073
症例報告
緊満性水疱
を形成した粘膜苔癬の1例
竹内 淳子,青木 見佳子,新見 やよい [他]
臨床皮膚科 61(7), 525-528, 2007-06
NAID 40015518594
Related Links
水疱 - Wikipedia
緊満性水疱: 水疱膜が厚くなかなか破れないタイプ。真皮または表皮と真皮の間など 比較的深いところに出現する。水疱性類天疱瘡・疱疹状皮膚炎でみられる。 弛緩性水疱 : 水疱膜は薄くすぐ破れるタイプ。表皮内など浅いところに出現する。尋常性天疱瘡でみ ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
国試過去問
「
084A035
」
リンク元
「
100Cases 39
」「
水疱性類天疱瘡
」「
妊娠性疱疹
」「
弛緩性水疱
」「
小水疱
」
関連記事
「
水疱
」
「
084A035」
[★]
正しい組み合わせ。2つ。
(1)
環状紅斑
-
Sjogren症候群
(2)
葉状白斑
-
von Recklinghausen病
(3) 有痛性結節 -
アミロイドーシス
(4)
緊満性水疱
-
ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群
(5)
多形皮膚萎縮
-
皮膚筋炎
「
100Cases 39」
[★]
erratic
adj. adj.
軌道
の定まらない。
一貫性
のない、
不安定
な、
不規則
な
bowel motion
腸運動
、
排便
fit
adj. adj. 体調がよい、
健康
で
emaciated
adj.
glisten
vi
. ぴかぴか光る
dislodge
palliative
erythema multiforme
多形紅斑
dermatitis herpetiformis
疱疹状皮膚炎
itch
痒み
itching
celiac disease
セリアック病
herpes gestationis
妊娠性疱疹
皮膚
の
水疱
83歳
男性
主訴
:
皮膚
と口内における多数の
水疱
現病歴
:
水疱
は2日前より
出現
。
水疱
は破れやすく、
赤色
の
有痛性
病変が残る。3ヶ月前から5kg
体重
が減少しており、
食欲
が
減退
している。
患者
は体調の
不調
を
自覚
してた。
排便
習慣が
不規則
になり、
排便
にいくらか
血液
を認めた。
既往歴
:生来、
健康
であり、
既往
なし。
生活歴
:一人住まい
嗜好歴:
喫煙
・飲酒無し
服薬歴
:処方薬なし。マルチビタミンタブレットは体調の
不調
を感じてから
薬局
で
購入
している。これ
以外
て薬を
購入
していない。
身体所見
examination
全身
:
emaciate
で調子悪そうである
皮膚
:
全身
の
皮膚
に
水疱
口内:
びらん
(
sore
)あり
sore
→
有痛性
の
びらん
・
潰瘍
脈拍
:102/
min
、
irregularly irregular
→
不規則
な
不整脈
→ ( )
血圧
:160/78
mmHg
上記
以外
、
心臓
、
呼吸器系
に異常を認めない。
腹部触診:6cmの硬い
結節
を肝の
辺縁
に触知。
可動性
のある
硬性
の
腫瘤
を左腸骨窩に触知。
直腸診
:鮮血色の
血液
と
糞便
の
混合物
が認められる
検査
examination
低値
:
Hb
,
MCV
,
Alb
高値
:
AlP
Q1. まず
皮膚
病変の
診断
をつけろ。
Q2. 次に
皮膚
病変と
患者
の
病態
を
関連
づけてみろ。
A.
尋常性天疱瘡
特徴
:表皮内
水疱
、弛緩性
水疱
、ニコルスキー
現象
、口内
びらん
、
・
病因
:
癌腫
、
リンパ
腫、
胸腺腫
、
全身性エリテマトーデス
、
特定
の
薬物
(
ペニシラミン
、
カプトプリル
)などによる
治療
:
ステロイド
、
免疫抑制薬
鑑別
疾患
・
水疱性類天疱瘡
:
緊満性水疱
、
水疱
は
尋常性天疱瘡
に比べて破れにくく
大型
になりやすい。
・
多形性紅斑
:
中心
に
水疱
を伴った的形病変(target-shaped lesion with
central
blisters
)。よく全身紅皮症と粘膜
潰瘍
と伴う(スティーブン・ジョンソン症候群)。
病因
は
単純ヘルペスウイルス
、
薬剤
(スルフォナミド)、
悪性腫瘍
。
・
疱疹状皮膚炎
:肘、膝、
顔面
に
小水疱
病変(vesicular lesion)が
形成
される。
vesicle
は
blister
(<0.5cm)より小さく、ひっかくことで
破裂
する。非常にかゆい。
セリアック病
に
合併
することがある
・その他の
疾患
・
糖尿病
・
妊娠性疱疹
・家族性水疱疾患
まとめ
・
悪性腫瘍
に
合併
しうる(→
腫瘍
の
存在下
で
皮膚
病変が
出現
したのであれば
腫瘍
随伴性
天疱瘡
と
診断
されるべき)、
・
天疱瘡
は気づかないうちに
体液
を
喪失
し、あるいは
水疱
からの
感染
の
結果
としての
敗血症
が
生命
を脅かす。
「
水疱性類天疱瘡」
[★]
英
bullous pemphigoid
BP
関
類天疱瘡
概念
表皮基底膜部
ヘミデスモソーム
と
基底板
との結合に関与する
BP180
、
BP230
に対する
自己抗体
による自己免疫疾患
全身に
表皮下水疱
(
緊満性水疱
)をきたす。
病因
BP180
(BPAG2,
XVII型コラーゲン
),
BP230
(BPAG1)に対する自己抗体
病理
表皮下水疱
蛍光抗体法
基底膜
に一致した免疫グロブリンの沈着
治療
ステロイド
第一選択の治療法となる。
外用と内用がある。
免疫抑制剤
抗炎症製剤
テトラサイクリン系、ダプソンのような抗炎症作用のある薬剤としばしばニコチンアミドと組み合わせて水疱性類天疱瘡に利用されるが、有用とのデータは限られている。
ステロイドを温存したい場合や、ステロイドによる副作用が懸念される場合に考慮される。
抗生剤(テトラサイクリン系(テトラサイクリン、ドキシサイクリン、ミノマイシン)、エリスロマイシン)+ニコチン酸アミド
テトラサイクリン
1回500mg 1日4回
ドキシサイクリン
、
ミノマイシン
1回 100mg 1日2回
ニコチン酸アミド
500mg 1回500mg 1日4回
エリスロマイシン
ダプソン
参考
1. [charged] Bullous pemphigoid and other pemphigoid disorders - uptodate
[1]
「
妊娠性疱疹」
[★]
ラ
herpes gestationis
HG
,
hydroa gestationis
,
herpes circinatus bullosa
同
妊娠ヘルペス
、
妊娠性類天疱瘡
pemphigoid gestationis
関
表皮下水疱症
概念
妊娠中・産褥期(妊娠4か月-分娩直後)に生じる水疱性類天疱瘡類似疾患
疫学
分娩5000-10000に1回
病因
ヘミデスモソーム
BP180
に対する自己抗体
病理
表皮下水疱
蛍光抗体直接法
:表皮基底膜部にC3の線状沈着を見る
症状
浮腫性紅斑、
緊満性水疱
、掻痒感
膨疹様紅斑のまわりに小水疱が形成される
発生部位:腹部、殿部、四肢
治療
軽症例:副腎皮質ステロイド外用
重症例:副腎皮質ステロイド内服
予後
出産後2-3 か月で消退
妊娠ごとに反復、重症化しやすい
「
弛緩性水疱」
[★]
英
flaccid bulla
関
水疱
、
緊満性水疱
尋常性天疱瘡
など
表皮内水疱
では弛緩性水疱を生じる
「
小水疱」
[★]
英
vesicle
関
水疱
、
弛緩性水疱
、
緊満性水疱
直径5mm以下
「
水疱」
[★]
英
blister
,
bulla
関
小水疱
、
弛緩性水疱
、
緊満性水疱
、
水疱症
、
発疹
表皮内・表皮下に滲出液を入れた空隙を生じた状態
直径5mm以上
水疱を生じる疾患
1. 物理化学的障害による水疱性皮膚疾患
熱傷
・化学熱傷、
凍瘡
・
凍傷
、
褥瘡
、外傷性水疱]]など
2. 日光など光線による水疱性皮膚疾患
ポルフィリン症
、
種痘様水疱症
、
多形日光疹
、
色素性乾皮症
など
3. 細菌感染による水疱性皮膚疾患
ブドウ球菌性膿痂疹
、
ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群
など
4. ウイルス感染による水疱性皮膚疾患
単純ヘルペス
感染症(
口唇ヘルペス
、
陰部ヘルペス
)、
水痘・帯状疱疹
など
5. 炎症性水疱性皮膚疾患
接触皮膚炎
、
多形滲出性紅斑
、
血管炎
、
皮膚筋炎
など
6. 薬剤性水疱性皮膚疾患
固定薬疹
、
スティーブンス・ジョンソン症候群
、
中毒性表皮壊死症
など
7. 自己免疫性水疱症
尋常性天疱瘡
、
落葉状天疱瘡
、
水疱性類天疱瘡
など
8. 先天性水病症
ダリエ病、へイリー・へイリー病、
先天性表皮水疱症
など