- 28歳の女性。3年前から月経痛が増強し、最近は月経時以外にも下腹部痛が持続するので来院した。内診で子宮は正常大で付臓器を触知しないが、子宮の可動性が制限されている。超音波検査と子宮がん検診とでは異常を認めない。診断のために有用なのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 53歳の女性。1か月前から下腹痛に加え腹部膨満感があり、近医を受診し下腹部腫瘤を指摘され来院した。閉経51歳。身長158cm、体重57kg。腹囲83cmで臍上に達する腫瘤を認めた。内診では子宮は凹凸のある腫瘤と一塊となり、可動性はなかった。腫瘍マーカーはCEA77.4ng/ml(基準5以下)、CA19-9 805.3U/ml(基準37以下)、CA125 52.0 U/ml(基準35以下)であった。下腹部MRIのT2強調像を以下に示す。卵巣腫瘍の診断で開腹手術を行ったが、腹腔内に散在する腫瘍の一部は切除できなかった。腹水は約300mlで血性であった。摘出卵巣腫瘍のH-E染色標本)とアルシアン・ブルー染色標本とを以下に示す。正しいのはどれか。
- (1) MRI所見は臨床進行期分類の根拠になる。
- (2) 腹水細胞診は不要である。
- (3) 卵巣漿液性腺癌である。
- (4) 残存腫瘍の有無は予後に関係する。
- (5) 長期の多剤併用化学療法を行う。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [095G039]←[国試_095]→[095G041]
[★]
- 75歳の男性。昨日から凝血塊を伴う血尿を認めたため来院した。3か月前に血尿に気付いたが症状がないため放置していた。骨盤部MRIT1強調像、造影T1強調像および膀胱内視鏡写真を以下に示す。この疾患について正しいのはどれか。
- (1) 尿管腫瘍を合併しやすい。
- (2) 家族内発生が多い。
- (3) 組織学的には腺癌が多い。
- (4) インターフェロン療法が有用である。
- (5) 尿路変向術が必要である。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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