- 英
- dobutamine DOB
- 化
- 塩酸ドブタミン ドブタミン塩酸塩 dobutamine hydrochloride
- 商
- ドブトレックス Dobutrex、ドブックス、ドブポン、ドプミン、レタメックス
- 関
- アドレナリン受容体、強心剤
概念
- 比較的選択的なβ1受容体アゴニスト
- 心拍出量↑、利尿作用なし
- (-)isomer→α1受容体アゴニスト→昇圧
- (+)isomer→α1拮抗薬
- β受容体刺激作用は(+)の方が(-)より10倍高い
- ラセミ体として使用することで、昇圧が軽度
作用機序
- 強いβ1刺激作用→陽性変力作用、陽性変時作用。弱いβ2受容体刺激作用→末梢血管拡張。総じて、一回拍出量増加。心充満圧低:ICU.258
下。動脈圧は変化しない。心仕事量と心筋酸素消費量の増加を伴う。
薬理作用
動態
適応
- ICU.258
- 収縮期機能不全による非代償性心不全 + 血圧正常
- 好ましくない:不全心筋(新仕事量やエネルギー必要量が既に高い)。非代償性心不全の急性期(→血管拡張薬の方がよい)
注意
禁忌
- ICU.258
副作用
- ICU.258
カテコールアミンの体循環に対する作用の比較
|
α1,α2
|
β1
|
β2
|
末梢血管収縮
|
心筋収縮増強
|
骨格筋・内臓 末梢血管拡張
|
腎血管拡張
|
ドブタミン
|
+
|
+++
|
++
|
-
|
ドパミン
|
+++
|
+++
|
++
|
++(低濃度)
|
ノルエピネフリン
|
+++
|
+++
|
-
|
-
|
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/11/18 00:58:52」(JST)
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ドブタミン
|
IUPAC命名法による物質名 |
(RS)-4-(2-{[4-(4-hydroxyphenyl)butan-2-yl]amino}ethyl)benzene-1,2-diol |
臨床データ |
胎児危険度分類 |
B |
法的規制 |
? |
識別 |
CAS登録番号 |
34368-04-2 |
ATCコード |
C01CA07 |
KEGG |
D03879 |
化学的データ |
化学式 |
C18H23NO3 |
ドブタミン(英: dobutamine; IUPAC名: (RS)-4-(2-{[4-(4-hydroxyphenyl)butan-2-yl]amino}ethyl)benzene-1,2-diol)とは合成カテコールアミンの一種。CAS登録番号は [34368-04-2]。β1アドレナリン受容体、β2受容体を活性化させる。また、弱いがα1アドレナリン受容体活性化作用も持つ。ドーパミンとは異なりノルアドレナリンの放出を引き起こさないため、心拍数や血圧にはほとんど影響せずに心拍出量を増加させる。特発性大動脈弁下部狭窄症患者には禁忌。
関連項目
参考文献
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版社 1991年 ISBN 4885006104
- Donald C. Plumb著 佐藤宏ほか監訳 『プラム 動物用医薬品ハンドブック 原書第3版』 株式会社ワハ 2003年
- 伊藤勝昭ほか編集 『新獣医薬理学 第二版』 近代出版 2004年 ISBN 4874021018
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 虚血性心疾患類似の胸痛発作で発症し, ドブタミン負荷心エコーにて潜在性左室流出路狭窄を有する Sigmoid septum と診断された一例
- 田野 絢子,笠巻 祐二,太田 昌克,小船 達也,奥村 恭男,藤井 信如,相澤 芳裕,國本 聡,中井 俊子,廣 高史,渡辺 一郎,平山 篤志
- 日大醫學雜誌 69(4), 243-248, 2010-08-01
- NAID 10026606691
- 心エコー図の実際--読み方・診かた・考え方(11)心筋バイアビリティのみかた
- ドーパミン,ドブタミンの具体的な使用法 (今すぐに役立つ輸液ガイドブック) -- (急性期疾患の治療を目的とした輸液)
- β遮断薬抵抗性慢性心不全急性増悪症例に対するPDE III阻害薬と低容量ドブタミンの併用療法の有効性についての検討
- 渡邉 裕太,梶本 克也,萩原 誠久,川名 正敏,笠貫 宏
- 日本心臓病学会誌 =Journal of cardiology. Japanese edition 1(3), 148-154, 2008-05-15
- NAID 10024421737
Related Links
- ドブタミン(英: dobutamine; IUPAC名: (RS)-4-(2-{[4-(4-hydroxyphenyl)butan-2-yl] amino}ethyl)benzene-1,2-diol)とは合成カテコールアミンの一種。CAS登録番号は [ 34368-04-2]。β1アドレナリン受容体、β2受容体を活性化させる。 ...
- 塩酸ドブタミン注100mg,塩酸ドブタミン100mg注射液.
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
1アンプル中の分量
有効成分
- 日局ドブタミン塩酸塩 112.1mg(ドブタミンとして100mg)
添加物
- D-マンニトール 100mg
亜硫酸水素ナトリウム 5mg
pH調整剤
禁忌
- 肥大型閉塞性心筋症(特発性肥厚性大動脈弁下狭窄)の患者[左室からの血液流出路の閉塞が増強され、症状を悪化するおそれがある。]
- ドブタミン塩酸塩に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 本剤は、用時、5%ブドウ糖注射液又は「日局」生理食塩液で希釈し、ドブタミンとして、通常1分間あたり1?5μg/kgを点滴静注する。
投与量は患者の病態に応じて、適宜増減し、必要ある場合には1分間あたり20μg/kgまで増量できる。
- 希釈法
希釈には5%ブドウ糖注射液、「日局」生理食塩液のほか5%果糖、5%キシリット、5%ソルビトール、20%マンニットあるいは乳酸加リンゲルの各注射液も用いることができる。
慎重投与
- 重篤な冠動脈疾患のある患者[複数の冠動脈主枝に高度の閉塞性変化のある患者では、本剤投与時の冠血流増加が少なく、心筋局所灌流が不均一になることがある。また、心収縮力及び心拍数を増す薬剤は、一般に、心筋虚血を強め心筋梗塞を拡大するおそれがあるとの報告がある。]
- 心房細動のある患者[本剤には房室伝導を促進する作用があるので、心房細動のある患者では心拍数を増加するおそれがある。]
- 高血圧症の患者[過度の昇圧を来すおそれがある。]
薬効薬理
- 心筋のアドレナリンβ1受容体に作用し、心収縮力、心拍数を増大させる。左心室拡張期圧及び肺動脈楔入圧を減少させ、心酸素消費量増加の程度は小さい。同等の心収縮力増大作用を示す用量では、心拍数増加作用、催不整脈作用及び血管に対する作用はいずれもイソプレナリンなどよりも弱い。平均血圧を上昇させるが、血管収縮作用はほとんどなく、末梢血管抵抗増大によるものではない。血管のβ2受容体を介して末梢血管抵抗を軽度に減弱するとの報告もある。 1)
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名:ドブタミン塩酸塩(Dobutamine Hydrochloride)
化学名:4-{2-[(1RS)-3-(4-Hydroxyphenyl)-1-methylpropylamino]ethyl}benzene-1,2-diol monohydrochloride
分子式:C18H23NO3・HCl
分子量:337.84
性状:白色?ごくうすいだいだい色の結晶性の粉末又は粒である。
メタノールに溶けやすく、水又はエタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
水溶液(1→100)は旋光性を示さない。
融点:188?191℃
構造式:
★リンクテーブル★
[★]
- 75歳の女性。交通外傷による肝損傷の緊急手術後で2日前からICUに入院中である。術前、術中に一時的に大量の輸液と輸血が行われた。術後はICUに入室して人工呼吸管理を受けていたが、気管からピンク色泡沫状の分泌物が吸引されるようになった。心拍数 110/分、整。血圧 112/64mmHg。中心静脈圧 16mmHg。頸静脈の怒張を認め、両側の胸部にcoarse cracklesを聴取する。動脈血ガス分析(FⅠO2 0.6):pH 7.35、PaCO2 40Torr、PaO2 70Torr、HCO3- 23mEq/L。胸部エックス線写真で心胸郭比 75%、両肺野に浸潤影を認める。心エコーで左室駆出率 35%。
- この時点で考えるべき治療薬はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [111G057]←[国試_111]→[111G059]
[★]
- 40歳の男性。発熱と湿性咳嗽とを主訴に来院した。体温39.5℃、白血球 21,000(桿状核好中球 14%、分葉核好中球 62%)。CRP 14.2mg/dl。胸部エックス線写真で肺炎像を認める。抗菌薬の点滴投与を開始したところ、口唇のしびれ、皮膚の紅潮とそう痒感、冷汗および呼吸困難が突然出現した。意識は清明。脈拍124/分、整。血圧78/50mmHg。心雑音はない。両肺でwheezesを聴取する。
[正答]
※国試ナビ4※ [103D022]←[国試_103]→[103D024]
[★]
- 高血圧性心疾患の患者が、肺水腫を急激に発症し、急性心不全と診断された。洞性頻脈で血圧は170/100mmHgである。浮腫などの体液貯留を認めない。
- 呼吸管理とともにまず行う治療はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111B002]←[国試_111]→[111B004]
[★]
- 英
- adrenergic receptor
- 同
- アドレナリン作動性受容体 adrenoreceptor
- 関
- アセチルコリン受容体、交感神経作動薬一覧、交感神経拮抗薬一覧
- α受容体、β受容体、受容体
平滑筋臓器における傾向
受容体
|
反応
|
例外
|
α受容体
|
興奮
|
小腸運動:抑制
|
β受容体
|
抑制
|
心臓 :興奮
|
アドレナリン受容体
- SP.412改変
- 体のどの部位にどんな受容体があるかはGOO.143-144を参照せよ
- epinehrine relaxes the detrusor muscle of the bladder as a result of activation of β receptors and contracts the trigone and shincter muscles owing to its α agonist activity. This can result in hesitancy in trination and may contribute to retention of urine in the bladder. Activation of smooth muscle contractino in the prostate promotes urinary retention.(GOO.246)
- 排尿筋弛緩→β受容体。括約筋弛緩→α受容体
- 膀胱頚部から尿道にはα受容体が分布しており、尿道平滑筋の収縮に関与 (SP.818) (cf.プラゾシン)
シグナル伝達の経路 (GOO.238)
- α1:Gq:Gq-PCL-IP3
- α2:多様(アデニル酸シクラーゼの抑制、K+チャネルとの開口、Ca2+チャネルの閉鎖)
- β1, β2, β3:Gs
[★]
- distress
- 英
- acute respiratory distress syndrome, ARDS
- 同
- 急性呼吸窮迫症候群、成人呼吸促迫症候群 adult respiratory distress syndrome
- 関
- 肺水腫
概念
- 様々な原因に続発する急性の肺損傷であり、その本態は血管内皮細胞が傷害されて生じた透過性肺水腫
- 侵襲により肺の非特異的炎症と肺微小血管内皮の透過性が亢進した非心原性肺水腫
- 心不全は除外する必要がある
病因
- IMD.743
- 胃内容物の誤嚥:22-36%
- 肺挫傷:17-22%
- 敗血症:35-45%
- 頻回の輸血:5-36%
- 多発性長管骨骨折:-%
- ICU.364
ARDSの原因と死亡率
- ICU.364
|
発生率(%)
|
死亡率(%)
|
敗血症
|
41
|
50
|
大量輸血
|
36
|
35
|
肺挫傷
|
22
|
12
|
胃内容誤嚥
|
22
|
21
|
多発骨折
|
11
|
9
|
薬物過量
|
9
|
4
|
全ての高リスク状態
|
26
|
19
|
疫学
病理
- 病理学的にはびまん性肺胞障害(DAD)である。
症状
診断
診断基準
- 1. 急性発症,
- 2. 胸部X線写真で両側浸潤影,
- 3. PaO2/FIO2≦200 50%O2を吸入させてもPaO2 100 mmHgにしかならないというイメージか
- 4. 左心不全の否定
- 上記を満たし、PaO2/FIO2≦300の軽症例は急性肺損傷 ALI acute lung injury、
ARDSとALI
|
経過
|
酸素化
|
単純胸部X線
|
肺動脈楔入圧
|
ALI
|
急性
|
PaO2/FIO2≦300mmHg
|
両側性の浸潤影
|
≦18mmHg or 理学的に左房圧上昇を認めない
|
ARDS
|
急性
|
PaO2/FIO2≦200mmHg
|
両側性の浸潤影
|
≦18mmHg or 理学的に左房圧上昇を認めない
|
鑑別診断
検査
治療
- ICU.368- YN.I-121 参考3
- 呼吸管理:気管挿管し人工呼吸管理とする。 ⇔ 急性肺障害ではNIPPVでよい(低いPEEPで良いから。ARDSの場合はは高いPEEPが要求されるのであろう)。
- 低容量換気とする(機能している肺は減少しており、高用量換気では過膨張による末梢の肺胞を破壊しうる)。
- 管理目標:予測体重を利用した6ml/kgの一回換気量を維持する。30cmH2O未満の呼気終末プラトー圧を維持する。重症呼吸性アシドーシスを避ける。
- 高二酸化炭素許容:Paco2が60-70mmHgで動脈血pH 7.2-7.25ならば大多数の患者で安全。
- PaO2=50-80 or SpO2=88-95%となるように管理。
- PEEP:5-7cmH2Oを付与。
Oxygenation will be maintained in the target ranges using the following PEEP/FiO2 combinations:
|
FiO2
|
0.3
|
0.4
|
0.4
|
0.5
|
0.5
|
0.6
|
0.7
|
0.7
|
0.7
|
0.8
|
0.9
|
0.9
|
0.9
|
1
|
1
|
PEEP(cmH2O)
|
5
|
5
|
8
|
8
|
10
|
10
|
10
|
12
|
14
|
14
|
14
|
16
|
18
|
18
|
20-24
|
- 循環管理:過剰輸液は肺水腫を増悪させるし、利尿剤による循環血液量減少は静脈圧低下から、(人工陽圧換気により)静脈還流量が減少し心拍出量の減少に繋がる。
- 心拍出量の維持のために輸液を行うが、輸液投与の適応がなければ、ドブタミンを投与する。(△血管拡張薬(肺内シャントを増加させガス交換を悪化させる。×ドパミン(肺静脈を収縮させる))
- 血液浄化療法:エンドトキシン吸着療法 + 血液透析:持続的血液濾過透析 敗血症性ショックに対して
- 薬物治療:
-
- (急性期?)ニューモシスチス肺炎、脂肪塞栓、敗血症性ショック。
- (発症後7-14日後)線維増殖期であり、生存率を改善する。コラーゲン分解を促進して線維化を防ぐ。
参考
- http://images.emedicinehealth.com/images/4453/4453-13253-51571-51631.jpg
- http://en.wikipedia.org/wiki/File:AARDS_X-ray_cropped.jpg
- 2. What Is ARDS? - NHLBI, NIH
- http://www.nhlbi.nih.gov/health/health-topics/topics/ards/
- 3. "Clinical Centers for the Clinical Network for the Treatment of the Adult Respiratory Distress Syndrome (ARDS)"
- http://www.nhlbi.nih.gov/funding/inits/archive/HR-01-01.htm
[★]
- 英
- catecholamine catecholamines CA
- 同
- カテコラミン
- 関
- 副腎髄質ホルモン
Wikipedia
生合成
チロシン tyrosine
(フェニル基の3位にOHを導入) :律速酵素
-チロシン 3-モノオキシゲナーゼ tyrosine 3-monooxygenase, チロシン水酸化酵素 tyrosine hydroxylase
←{H4・biopterin}
→{H2・biopterin}
L-ドーパ L-dopa
(アミノ酸から脱炭酸)
-芳香族アミノ酸デカルボキシラーゼ dopa decarboxylase + {ピリドキサル5-リン酸(VB6)}
→CO2
ドパミン dopamine
(β位の炭素にOHを導入)
-ドーパミン β-モノオキシゲナーゼ dopamine β-monoxygenase, dopamine β-odidase
←O2 + ビタミンC(アスコルビン酸)
→H2O + デヒドロアスコルビン酸
ノルアドレナリン norepinephrine
(アミノ基にメチル基を転移)
-フェニルエタノールアミン N-メチルトランスフェラーゼ phenylethanolamine N-methyl transferase
←S-アデノシルメチオニン S-adenosylmethionine
→S-アデノシルホモシステイン S-adenosylhemocysteine
アドレナリン epinephrine
分解
分解産物
薬理作用
昇圧作用
臨床検査
基準値
カテコールアミン3分画(血漿)(BML)
- アドレナリン:≦0.10 ng/mL
- ノルアドレナリン:0.10~0.50 ng/mL
- ドパミン:≦0.03 ng/mL
[★]
- 英
- acute heart failure
- 関
- 心不全、慢性心不全
概念
治療
薬物療法
- モルヒネ:鎮静・除痛
- フロセミド:前負荷軽減、フォレスター分類II,IV
- ジゴキシン:配糖強心薬、フォレスター分類IV
- ドパミン:強心薬、フォレスター分類IV
- ドブタミン:強心薬、フォレスター分類IV
- ノルエピネフリン:強心薬、フォレスター分類IV
- ミルリノン:強心薬。ホスホジエステラーゼIII阻害薬。強心作用と血管拡張作用。フォレスター分類IV。
- オルプリノン:強心薬。ホスホジエステラーゼIII阻害薬。強心作用と血管拡張作用。フォレスター分類IV。
- コルホルシンダロパート:強心薬。アデニル酸シクラーゼ亢進作用。強心作用と血管拡張作用。フォレスター分類IV。
- ニトログリセリン:血管拡張薬。前負荷軽減。静脈系血管拡張。フォレスター分類II
- 硝酸イソソルビド:血管拡張薬。前負荷軽減。静脈系血管拡張。フォレスター分類II
- ニトロプルシド:血管拡張薬。前負荷軽減。静脈系血管拡張。フォレスター分類II
- カルペリチド:。心房性ナトリウム利尿ペプチド。前負荷、後負荷軽減。 禁忌:重篤な低血圧、心原性ショック、急性右室梗塞症例、脱水症
使い分け
- 肺うっ血:カルペリチド、フロセミド
- 難治性心不全:カルペリチド+カテコラミン
- 肺うっ血+収縮期血圧90 mmHg以上:PDE阻害薬、アデニル酸シクラーゼ賦活薬。血圧下がればドブタミン、ドパミン。血圧安定後、肺うっ血あればニトログリセリン。尿量少なければ利尿薬。
- 肺うっ血+収縮期血圧90 mmHg未満:ドパミン、ノルエピネフリン。駄目ならIABP,PCPS
- 肺うっ血+収縮期血圧70 mmHg未満:ドパミン+ノルエピネフリン。ドブタミン+ノルエピネフリン。駄目ならIABP,PCPS
治療目標
- 呼吸困難の軽減
- 状態の改善
- 心拍数の減少
- 尿量>0.5ml/Kg/min
- 収縮機血圧の維持と改善
- 適正な灌流に回復
参考
- 1. 急性心不全治療ガイドライン(2006年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2006_maruyama_h.pdf
[★]
- 英
- cardiac stimulant、cardiotonic、cardiotonics
- 関
- 強心、強心性、強心薬、心保護薬
商品
[★]
- 英
- dobutamine tartrate
- 関
- ドブタミン、ドブトレックス、塩酸ドブタミン、ラクトビオン酸ドブタミン
[★]
- 英
- dobutamine lactobionate
- 関
- ドブタミン、ドブトレックス、塩酸ドブタミン、酒石酸ドブタミン
[★]
- 英
- pig、swine、porcine
- 関
- イボイノシシ