コルホルシン
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. 去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)の治療法の概要overview of the treatment of castration resistant prostate cancer crpc [show details]
…result of these data, apalutamide was approved for nonmetastatic CRPC in the United States. Darolutamide (ODM-221) is an androgen receptor antagonist with a distinct structure that offers the potential for …
- 2. 去勢抵抗性前立腺癌:アンドロゲンのシグナル経路を標的にする療法castration resistant prostate cancer treatments targeting the androgen pathway [show details]
…on these data, apalutamide was approved by the FDA for treatment of nonmetastatic CRPC. Darolutamide (ODM-221) is an androgen receptor antagonist with a distinct structure that offers the potential for …
Japanese Journal
- 塩酸コルホルシンダロパートとミルリノンを用いて管理した高度の心機能低下を来した褐色細胞腫の1症例
- 田地 慶太郎,山下 創一郎,髙橋 伸二,田中 誠
- 麻酔 = The Japanese journal of anesthesiology : 日本麻酔科学会準機関誌 67(5), 532-535, 2018-05
- NAID 40021619537
- ICU・CCUにおける治療指針 : 病態にあった迅速・的確な診療のために(第35回)強心薬(第7回)コルホルシンダロパート
- 山本 剛
- ICUとCCU = Japanese journal of intensive care medicine : 集中治療医学 36(11), 1049-1051, 2012-11
- NAID 40019553606
- PDE3阻害薬およびコルホルシンダロパートが低酸素性肺血管収縮反応に及ぼす影響
Related Links
- コルホルシンダロパートは、アデニル酸シクラーゼ(AC)活性化薬です。ACとは、cAMPを合成する酵素です。ACを活性化することにより、細胞内cAMPを増加させることで 心筋収縮力を増加させるとともに、血管拡張を行い後負荷を軽減させ ...
- アデール[コルホルシンダロパート]:心不全治療薬 アデール[コルホルシンダロパート]は心不全で使用される治療薬です。 心不全とは、簡単に言うと、心臓のポンプ機能が低下することで、全身にうまく酸素を供給できない疾患です。
- 2014年10月改訂7 剤形 凍結乾燥注射剤 規格・含量 1バイアル中 コルホルシンダロパート塩酸塩 5mg含有 1バイアル中 コルホルシンダロパート塩酸塩 10mg含有 一般名 和名:コルホルシンダロパート塩酸塩 洋名:Colforsin daropate ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アデール点滴静注用5mg
組成
- アデール点滴静注用5mgは、1バイアル中に次の成分を含有する。
有効成分・含有量
添加物・含有量
効能または効果
- 急性心不全で他の薬剤を投与しても効果が不十分な場合
- 本剤は、用時生理食塩液等で溶解し、コルホルシンダロパート塩酸塩として通常成人には1分間あたり0.5μg/kgを点滴静脈内投与する。
なお、点滴投与量は、病態に応じて1分間あたり0.75μg/kgを上限として心血行動態、心電図をモニターしながら適宜増減する。
- 本剤の投与により臨床症状が改善し、患者の状態が安定した場合(急性期を脱した場合)には、他の治療法に変更すること。
- 0.5μg/kg/分以上の投与量で3時間以上投与することにより、動悸・頻脈、不整脈等の副作用の発現頻度が高まるので、本剤を0.5μg/kg/分以上の投与量で3時間以上投与する場合には副作用発現に留意し、必要により減量又は投与を中止すること。
- 本剤は長時間投与の使用経験は少なく、長時間投与における安全性は確認されていないことから、原則として72時間を超える長時間投与は避けること。十分な効果が得られ、やむを得ず長時間投与が必要と判断される場合には、効果が認められた用量を長く維持することなく、血行動態等を観察しながら漸減すること。
慎重投与
[不整脈が悪化することがある。]
[高度な動脈硬化病変を有している患者では本剤による冠血流量増加が期待できない可能性がある。さらに本剤は陽性変力作用を有するため、急性心筋梗塞などの冠動脈疾患を増悪させるおそれがある。]
[血圧低下又は肺動脈圧上昇、肺動脈楔入圧上昇により状態が悪化することがある。]
[副作用(心室性頻拍、心房細動等)の発現率が高くなる。]
[血中濃度が高くなるおそれがあるので、投与量を減ずること。]
[血圧がさらに低下することがある。]
[「高齢者への投与」の項参照]
[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
重大な副作用
心室性頻拍(3.0%)、心室細動(頻度不明)
- 心室性頻拍、心室細動があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が発現した場合には減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。
薬効薬理
陽性変力作用及び血管拡張作用6〜13)
- 臨床薬理試験の結果から、本剤の心機能改善には、心収縮性及び左室弛緩能の改善作用並びに前負荷軽減作用及び後負荷軽減作用が関与することが明らかとなった。
- モルモット及びラットの摘出心筋において、濃度依存的な陽性変力作用を示した。また、β受容体脱感作ラット心臓標本において陽性変力作用は減弱しなかった。
- イヌの摘出血管標本において、濃度依存的な弛緩作用を示し、特に冠動脈、脳底動脈、腎動脈に対し強い弛緩作用を示した。また、ウサギ摘出血管標本において、大腿動脈及び静脈で同程度の収縮抑制作用を示した。
- 麻酔イヌにおいて、用量依存的に心収縮力、心拍出量、心拍数、冠血流量及び大腿動脈血流量を増加させ、血圧、肺動脈圧及び全末梢血管抵抗を低下させた。
実験的心不全に対する作用6〜13)
- イヌ心肺標本においてペントバルビタール、プロプラノロール及びベラパミルで誘発した実験的心不全を用量依存的に改善した。
- 麻酔イヌの冠動脈結紮及び僧帽弁腱索切断によって作成した急性心不全モデルにおいて、心機能を改善した。
作用機序
- 本剤はβ受容体を介さずに、cAMP合成酵素であるアデニル酸シクラーゼを活性化し、陽性変力作用と血管拡張作用を示した。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
(Colforsin daropate hydrochloride)
化学名:
- (+)-(3R ,4aR ,5S ,6S ,6aS ,10S ,10aR ,10bS )-5-acetoxy-6-(3-dimethylaminopropionyloxy)-dodecahydro-10,10b-dihydroxy-3,4a,7,7,10a-pentamethyl-3-vinyl-1H -naphtho[2,1-b ]pyran-1-one monohydrochloride
分子量:
分子式:
- C27H43NO8・HCl
- コルホルシンダロパート塩酸塩は白色の結晶又は結晶性の粉末である。メタノールに溶けやすく、水及び酢酸(100)にやや溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けにくく、アセトニトリルに溶けにくく、無水酢酸に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- acute heart failure
- 関
- 心不全、慢性心不全
概念
治療
薬物療法
- モルヒネ:鎮静・除痛
- フロセミド:前負荷軽減、フォレスター分類II,IV
- ジゴキシン:配糖強心薬、フォレスター分類IV
- ドパミン:強心薬、フォレスター分類IV
- ドブタミン:強心薬、フォレスター分類IV
- ノルエピネフリン:強心薬、フォレスター分類IV
- ミルリノン:強心薬。ホスホジエステラーゼIII阻害薬。強心作用と血管拡張作用。フォレスター分類IV。
- オルプリノン:強心薬。ホスホジエステラーゼIII阻害薬。強心作用と血管拡張作用。フォレスター分類IV。
- コルホルシンダロパート:強心薬。アデニル酸シクラーゼ亢進作用。強心作用と血管拡張作用。フォレスター分類IV。
- ニトログリセリン:血管拡張薬。前負荷軽減。静脈系血管拡張。フォレスター分類II
- 硝酸イソソルビド:血管拡張薬。前負荷軽減。静脈系血管拡張。フォレスター分類II
- ニトロプルシド:血管拡張薬。前負荷軽減。静脈系血管拡張。フォレスター分類II
- カルペリチド:。心房性ナトリウム利尿ペプチド。前負荷、後負荷軽減。 禁忌:重篤な低血圧、心原性ショック、急性右室梗塞症例、脱水症
使い分け
- 肺うっ血:カルペリチド、フロセミド
- 難治性心不全:カルペリチド+カテコラミン
- 肺うっ血+収縮期血圧90 mmHg以上:PDE阻害薬、アデニル酸シクラーゼ賦活薬。血圧下がればドブタミン、ドパミン。血圧安定後、肺うっ血あればニトログリセリン。尿量少なければ利尿薬。
- 肺うっ血+収縮期血圧90 mmHg未満:ドパミン、ノルエピネフリン。駄目ならIABP,PCPS
- 肺うっ血+収縮期血圧70 mmHg未満:ドパミン+ノルエピネフリン。ドブタミン+ノルエピネフリン。駄目ならIABP,PCPS
治療目標
- 呼吸困難の軽減
- 状態の改善
- 心拍数の減少
- 尿量>0.5ml/Kg/min
- 収縮機血圧の維持と改善
- 適正な灌流に回復
参考
- 1. 急性心不全治療ガイドライン(2006年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2006_maruyama_h.pdf
[★]
- 英
- cardiotonic
- 同
- 心臓脈管薬 cardiovascular drug
- 関
- 薬理学
- 心臓の機能不全→うっ血性心不全。心拍出量が不十分で、末梢重要臓器に必要とされる酸素を供給できない (SPC.214)
強心薬の種類
[★]
- 英
- colforsin、
- 化
- 塩酸コルホルシンダロパート colforsin daropate hydrochloride、コルホルシンダロパート colforsin daropate
- 商
- アデール
- 関
- フォルスコリン
- http://www.lifescience.jp/ebm/PDEIII/sinzoubyo/sin48_2/3_bun.htm
- 塩酸コルホルシンダロパートはフォルスコリンの水溶性の誘導体で,cAMPを合成するアデニル酸シクラーゼ活性を直接刺激することで強心作用を示す。本薬剤0.25─0.5μg/kg/minの長時間投与効果を確認したわれわれの成績では,血圧はほとんど変化させず,心拍数はやや増加傾向,CIと1回拍出量は増加を示し,PCWPはPDEIII阻害薬ほどではないが確実に低下させている。
[★]
コルホルシンダロパート
[★]
- 英
-
- 関
- 一部、部分、分割、役割