デノパミン
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Japanese Journal
- カール・グートケ著 ゲーテ時代のドイツ演劇の中の最期のことば
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- 販売名 カルグート細粒5%/100g 薬効分類名 心機能改善剤 成分名 デノパミン 有効期間(使用期限) (4年6ヶ月) 薬価 267.70/5%1g 薬価基準収載 医薬品コード 2119004C1032 識別コード等 統一商品コード 128-31931-2 JANコード
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
カルグート錠5
組成
成分・含量
添加物
- ステアリン酸カルシウム、デキストリン、トウモロコシデンプン、乳糖水和物
効能または効果
- 慢性心不全
- デノパミンとして通常成人1日量15〜30mgを3回に分けて経口投与する。
年齢、症状により適宜増減する。
ただし、多くの場合、他剤(ジギタリス、利尿剤、血管拡張剤等)と併用する。
- (参考:1日量剤形換算)
成人1日量(15mg〜30mg)
カルグート錠5
カルグート錠10
カルグート細粒5%
慎重投与
- 急性心筋梗塞の患者〔胸痛、前胸部不快感等の症状が発現することがある。〕
- 不整脈のある患者〔心室性期外収縮等の不整脈が発現することがある。〕
- 肥大型閉塞性心筋症(特発性肥厚性大動脈弁下狭窄)の患者〔心収縮力増強作用により、左室流出障害を増強させるおそれがある。〕
重大な副作用
- 心室頻拍等の不整脈(0.1〜5%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、症状があらわれた場合には、減量、休薬又は抗不整脈剤を投与するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 心筋収縮力を選択的に増強し、心拍数、血圧への影響は少なく、また不整脈誘発作用も弱い。
心筋収縮力増強(陽性変力)作用
- ・摘出心筋(モルモット)の収縮力をouabain(ジギタリス様物質)と同程度増強させる。4)
- ・0.4mg/kgを単回経口投与した場合、心筋収縮能(LV dp/dt max)の増強は1〜2時間後ピークに達し(66%増強)、7時間持続する。血圧、心拍数には有意な変化は示さない(イヌ)。5)
心拍数、心筋酸素消費量、血圧に及ぼす影響
- ・同程度の心筋収縮能増強作用を示す用量での心拍数増加作用は、isoproterenolの約1/3である(ネコ)。6)
- ・心筋収縮能(LV dp/dt max)を20%増加させる量では心拍数、血圧、心筋酸素消費量は有意な変化を示さない(イヌ)。7)
末梢血流に及ぼす影響
- ・心拍出量増加に伴い冠血流量7)、腎血流量8)並びに大腿動脈血流量6)、総頸動脈血流量6)を増加する(イヌ)。
不整脈誘発作用
- 期外収縮、心室細動の発生はouabainが発生させる量の30倍量の静注においても発現しない(モルモット)。9)
作用機序
- アドレナリンβ1受容体に選択的な刺激剤である。isoproterenolに比べ心筋のcAMP産生が少ない量で同程度の心筋収縮力増強作用を示した(イヌ)。10)
有効成分に関する理化学的知見
○分子式
○分子量
○性状
- ・白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはない。
- ・N,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、酢酸(100)にやや溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくく、水又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
- ・希塩酸又は水酸化ナトリウム試液に溶ける。
- ・旋光度〔α〕20D:-25.5〜-27.5°(乾燥後,0.6g,N,N-ジメチルホルムアミド,20mL,100mm)
- ・融点:164〜168℃(分解)
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- cardiac stimulant、cardiotonic、cardiotonics
- 関
- 強心、強心性、強心薬、心保護薬
商品
[★]
- 英
- denopamine
- 商
- カルグート、デノパミール、ヘルパミン