ドパミン
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- 販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分 ツルドパミ点滴静注50mg (後発品) Tsurudopami Injections 50mg 鶴原製薬 2119402A3135 130円/管 劇薬 , 処方箋医薬品 ツルドパミ点滴静注100mg (後発品)
- ツルドパミ注射液の配合変化試験 ツルドパミ注射液はその性質上、単独に投与することなく、生理食塩液、ブドウ糖注射液等で 希釈して静脈内連続投与により使用される。そこでこれらの希釈液との配合変化に適否及びそ
- Microsoft Word - ツルドパミ注1707.doc Author 8A778F70> Created Date 6/27/2017 2:20:57 PM ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
※※ ツルドパミ点滴静注
100mg
組成
中ドパミン塩酸塩100mgおよび添加物としてピロ亜硫酸ナトリウム5.0mgを含有する。
禁忌
- 褐色細胞腫〔カテコールアミンを過剰に産生する腫瘍であるため、症状が
悪化するおそれがある。〕
効能または効果
急性循環不全(心原性ショック、出血性ショック)
- 1.無尿、乏尿や利尿剤で利尿が得られない場合
- 2.脈拍数の増加した状態
- 3.他の強心・昇圧剤により副作用が認められたり、好まし
い反応が得られない状態
- 通常ドパミン塩酸塩として1分間あたり1〜5μg/kgを点滴
静脈投与し、患者の病態に応じ20μg/kgまで増量することができる。
必要に応じて日局生理食塩液、日局ブドウ糖注
射液、総合アミノ酸注射液、ブドウ糖・乳酸ナトリウム・無機塩類剤等で希釈する。
投与量は患者の血圧、脈拍数お
よび尿量により適宜増減する。
慎重投与
====1)末梢血管障害のある患者(糖尿病、アルコール中毒、凍傷、動脈
硬化症、レイノー症候群、バージャー病等)====
- 〔末梢血管収縮作用により症状が悪化するおそれがある。〕
2)未治療の頻脈性不整脈又は心室細動の患者
- 〔陽性変時作用により症状が悪化するおそれがある。〕
重大な副作用
====1.麻痺性イレウスがあらわれること
がある。====
====2.末梢血管の収縮により四肢冷感等
の末梢の虚血が起こり、壊疽を生じることもあるので、四肢の色や温度を十分に観察し、変化が
あらわれた場合には投与を中止し、必要があればα-遮断剤を静脈内投与する。====
薬効薬理
====1)心臓に対する作用1)
====
- 塩酸ドパミンは心臓に対して陽性変力作用を示し、犬で心拍出量、
dp/dtを増加させる。一方陽性変時作用は弱く心拍出量を増加させる用量において、心拍数には著しい変化を与えない。
2)腎臓に対する作用
- 腎・上腸管膜動脈を拡張してそれらの血流量を増加させるとともに
糸球体ろ過量を増加させ利尿作用を示す2)。
ヒト腎動脈片を用いたin vitroの実験でこの
拡張作用にはドパミン受容体の関与が考えられている3)。
3)血圧に対する作用
- 心拍出量の増加により大動脈圧を上昇させる。しかし末梢抵抗は減
少し、また静脈に対しては収縮作用を示して循環血液量を増加させる。
有効成分に関する理化学的知見
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一般名
- ドパミン塩酸塩(Dopamine Hydrochloride)
化学名
- 4-(2-Aminoethyl)benzene-1,2-diol
monohydrochloride
分子式
HCl
分子量
pH
- 本品1.0gを水50mLに溶かした液のpHは4.0〜5.5である。
性状
- 本品は白色の結晶又は結晶性の粉末である。本品は水又はギ酸
に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくい。
融点:約248℃(分解)
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- dopamine DA DOA 3,4-dihydroxyphenethylamine
- 同
- ドーパミン
- 化
- 塩酸ドパミン, dopamine hydrochloride, ドパミン塩酸塩
- 商
- イノバン、イブタント、カコージンD、カコージン、カタボン、ガバンス、クリトパン、ツルドパミ、ドパラルミン、ドミニン、トロンジン、プレドパ、マートバーン、ヤエリスタ
- 関
- ドパミン受容体、カテコラミン。強心剤
概念
生合成
視床下部-下垂体系
- 視床下部弓状核や脳室周辺の隆起漏斗系ドパミンニューロンで産生される。
- 下垂体のD2受容体を介してホルモン分泌の調節を受けている。 → e.g. プロラクチン放出抑制ホルモン(PIF)
- 低用量での血管拡張はこの受容体を介して起こる (GOO.249)
- 中枢神経系に存在
神経伝達物質の薬理 (GOO.324)
薬理学
- D1受容体に作用して血管拡張→腎血流量↑→GFP↑→Na排出↑→利尿
- β1受容体に作用→心拍出量↑・心収縮力↑(頻脈はない)・収縮期圧↑・拡張期圧不変
- アドレナリン低用量投与と同じ?
- α1受容体に作用→血管平滑筋収縮(→収縮期圧↑、拡張期圧↑???)
- アドレナリン高用量投与と同じ?
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(PT.218)
- 中脳に細胞体を持つものが多く、黒質から線条体に至る黒質線条体系と黒質や腹側被蓋野から報酬系の神経核、辺縁系、前頭葉に至る中脳皮質系がある。視床下部やその周辺にもドーパミン作動性線維の細胞体とその終末があり、隆起漏斗系、隆起下垂体系、不確帯視床下部系、脳室周囲系を形成する。黒質線条体系の変性はパーキンソン病をもたらす。ドーパミン誘導体には幻覚剤となるものがある。ドーパミンの分泌増大や脳のD2受容体の増加は精神分裂病(統合失調症)の発病に関与している可能性がある。モルヒネはドーパミンの分泌を促進する。コカインは輸送体によるドーパミンの取り込みを阻害し作用の持続時間を延長する。一部の覚醒剤中毒はドーパミン輸送体の抑制による。
ホルモンの調節
- プロラクチンは視床下部でドパミンの産生を促進 ← プロラクチン抑制因子として作用
- ドパミンは視床下部でGnRHの分泌を抑制 → 卵巣機能の抑制
- ドパミンは下垂体前葉?でD受容体に作用してプロラクチンを抑制 ← 抗精神病薬(D2受容体をブロックする)を使うと高プロラクチン血症となる。
循環不全治療薬として
- イノバン
- 下記のような急性循環不全(心原性ショック、出血性ショック)
- (1) 無尿、乏尿や利尿剤で利尿が得られない状態 ← 低濃度で用いれば、腎血流を増加させ尿量の増加が期待できる → ドパミン#薬理学
- (2) 脈拍数の増加した状態 ← 高濃度でなければ、頻脈を起こさず心拍出量を増やす。 → ドパミン#薬理学
- (3) 他の強心・昇圧剤により副作用が認められたり、好ましい反応が得られない状態
[★]
- 英
- cardiac stimulant、cardiotonic、cardiotonics
- 関
- 強心、強心性、強心薬、心保護薬
商品