- 英
- exaggerated deep tendon reflex, increased deep tendon reflex, reflexes tendon increased, tendon reflex exaggerated
- 関
- 腱反射
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 森 雅裕,モリ マサヒロ,Masahiro Mori,桑原 聡,クワバラ サトシ,Satoshi Kuwabara,早川 省,ハヤカワ セイ,Sei Hayakawa,金坂 俊秀,カネサカ トシヒデ,Toshihide Kanesaka,服部 孝道,ハットリ タカミチ,Takamichi Hattori
- 千葉医学雑誌 82(6), 305-311, 2006-12-01
- … 初発症状で多いのは感覚障害,視力低下,運動麻痺で,経過中にみられる症候で多いのは順に腱反射亢進,視力低下,レベルのある感覚障害であった。 …
- NAID 120000930895
- ループス脊髄炎による排尿障害並びにループス精神病にIV-CYが有効であった一症例
- 徳永 美貴子,齋藤 和義,中塚 敬輔,中山田 真吾,中野 和久,辻村 静代,大田 俊行,田中 良哉
- 日本臨床免疫学会会誌 = Japanese journal of clinical immunology 27(5), 338-344, 2004-10-31
- … 更に, 無抑制性排尿障害, 臍部以下の表在感覚低下と両下肢筋力低下, 下肢腱反射亢進, 胸髄MRI上 (T2W1強調画像) 中〜下部胸髄に高信号域が散在しており, ループス脊髄炎の合併を認めた. …
- NAID 10014046270
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- メカニズムの項で触れた通り、腱反射は通常上位運動系から抑制されている。そのため 、上位の運動系(錐体路:大脳中心前回~内包~延髄錐体交叉~脊髄側索)に障害が あった場合、抑制が無くなるため反射の亢進( ...
- 錐体路障害ではこの抑制が無くなり亢進する。 ・減弱または消失は、反射弓のなかで 下位運動ニューロン (全角細胞、末梢神経)の障害か筋自身の疾患を考える。 ・腱反射亢進 は、その中枢より上位運動ニューロンの障害を 腱反射の減弱ないし消失では反射弓の障害 ...
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★リンクテーブル★
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- 20歳の男性。歩行困難のため救急車で搬入された。路上で倒れているところを通行人が発見し救急車を要請した。意識レベルはJCSⅠ-3。体温 36.2℃。心拍数 72/分、整。血圧 112/80mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 94%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。四肢の筋力低下のため起き上がれない。血液生化学所見:総蛋白 7.8g/dL、アルブミン 3.8g/dL、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 1.1mg/dL、Na 136mEq/L、K 1.9mEq/L、Cl 106mEq/L、Ca 8.8mg/dL、P 2.5mg/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.24、PaCO2 38Torr、PaO2 88Torr、HCO3- 16.0mEq/L。遅れて来院した家族の話では以前からシンナー有機溶剤トルエン含有吸引の習慣があったという。
- 今後起こりうる可能性があるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D065]←[国試_113]→[113D067]
[★]
- 6か月の乳児。嘔吐と下痢とを主訴に来院した。2日前の健康診査で身長67cm、体重7,520gであった。昨日から嘔吐が出現し、本日になり白っぽい下痢が頻回となったため受診した。受診時、体重6,670g、体温37.2℃。心拍数136/分、整。血圧64/40mmHg。血液生化学所見:尿素窒素42mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、Na 128mEq/l、K 3.2mEq/l、Cl 88mEq/l。
- この児で考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [107E055]←[国試_107]→[107E057]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [111I019]←[国試_111]→[111I021]
[★]
- amyotrophic
- 英
- amyotrophic lateral sclerosis, ALS
- 同
- シャルコー病 Charcot disease、ゲーリック病、Gehrig病 Gehrig's disease、ルー・ゲーリック病 Lou Gehrig病 Lou Gehrig's disease
- 関
- 運動ニューロン疾患
まとめ
- 上位運動ニューロンと下位ニューロンが障害される運動ニューロン疾患の一つである。多くが孤発性であるが、5-10%に家族性の発症が見られ、発症年齢は20歳と若いが、進行は緩徐である。通常は、40歳以降の発症、特に50歳代が多い。下位ニューロンの障害が先行する。一側上肢遠位の筋萎縮で始まり対側上肢、両下肢に筋萎縮が進行し、球麻痺の出現、呼吸筋萎縮に至る。下位ニューロンの障害により、舌の線維束性攣縮、四肢筋の脱力、萎縮、線維性攣縮(これらは上肢優位、遠位筋優位)、また腱反射消失が見られる。また、上位ニューロンの障害により構音障害、嚥下障害、舌運動障害が認められ、下顎反射亢進が認められる。四肢では痙縮が下肢優位にまた、腱反射の亢進と病的反射が認められる。自律神経、感覚神経、脳の高次機能は障害されないため、他覚的感覚障害、眼球運動障害、膀胱・直腸障害、小脳徴候、錐体外路徴候、認知症、褥瘡は認められない。根治療法はなく、リルゾールでの延命治療、対症療法として、嚥下障害に対して経管栄養、呼吸障害に対して人工呼吸器を用いる。(BET.440)
概念
- 軸索変性をきたす神経変性疾患
- 誘発筋電図上ではM波の振幅の減衰が見られる
- 上位運動ニューロンと下位運動ニューロンが侵される。四肢、呼吸筋が侵される。ついには球麻痺をきたす。
- 自律神経、感覚神経、脳の高次機能は障害されない → (筋萎縮性側索硬化症の陰性症状) (1) 他覚的感覚障害、(2) 眼球運動障害、(3) 膀胱・直腸障害、(4) 小脳徴候、(5) 錐体外路徴候、(6) 認知症、(7) 褥瘡
疫学
- 有病率:4-6人/10万人
- 男女比=1.3:1 (YN.J-130)
- 発症年齢:中年以降。40歳以降でみられ、多くは50歳以降
- 日本では紀伊半島、米国ではグアムで多く見られる。
病因
病理
- Lwey body-like hyaline inclusions, Hirano bodies, ブニナ体, slein-like inclusions
症状
検査
- 軸索変性を来すので、神経伝導速度の低下は顕著ではない → 筋電図で神経原性変化を見る!!
鑑別診断
- 変形性頚椎症:知覚障害が出現するので鑑別されるが、症状が神経所見がはっきり分からず、診断に難渋することがある、らしい。
- 球麻痺・呼吸筋麻痺を呈する疾患
国試
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- 英
- serotonin syndrome
- 関
- セロトニン、セロトニン受容体
概念
- 抗うつ薬(特に SSRI と呼ばれる選択的セロトニン再取り込み阻害薬。≒セロトニン受容体作動薬)などのセロトニン系の薬物を服用中に出現する副作用
- 精神症状(不安、混乱する、いらいらする、興奮する、動き回るなど)
- 錐体外路症状(手足が勝手に動く、震える、体が固くなるなど)
- 自律神経症状(汗をかく、発熱、下痢、脈が速くなるなど)
- 服薬開始数時間以内に症状が表れることが多い
- 服薬を中止すれば24時間以内に症状は消失
- 「不安」、「混乱する」、「いらいらする」に加えて以下の症状がみられる場合に医療機関受診を推奨している(参考1)
- 「興奮する」、「動き回る」、「手足が勝手に動く」、「眼が勝手に動く」、「震える」、「体が固くなる」、「汗をかく」、「発熱」、「下痢」、「脈が速くなる」
原因となりうる薬剤
トリプトファン、アンフェタミン、コカイン、MDMA、LSD、レボドパ、カルビドパ、トラマドール、ペンタゾシン、メペリジン、SSRI、SNRI、TCA、MAO阻害薬、リネゾリド、5-HT3阻害薬(オンダンセトロン、グラニセトロン)、メトクロプラミド(プリンペラン)、バルプロ酸、カルバマゼピン、シブトラミン(やせ薬)、シクロベンザプリン(中枢性筋弛緩)デキストロメルファン、(メジコン)、ブスピロン(5-HT1A阻害薬、抗不安薬)、トリプタン製剤、エルゴタミン、フェンタニル、リチウム
診断基準
- QJM. 2003 Sep;96(9):635-42
Hunter criteria
感度84%, 特異度97%
参考
- http://www.pmda.go.jp/files/000144659.pdf
[★]
- 英
- reflex
- 関
- 反射の一覧
反射中枢の存在レベルによる分類
構成要素からの分類
- cf.原始反射
原始反射
- 生命維持のためにする反射
- 正常な新生児において特徴的に観察される反射的行動を総称してこう呼ぶ。
原始反射の例
- 乳さがし反射: 口の片側を触られると、赤ん坊の頭がそちらのほうを向くという反射。
- 吸啜反射: 赤ん坊の口の中にものを入れると、すぐにそれを吸い始めるという反射。
- モロー反射: 赤ん坊の背中と頭を支えて仰向けにした状態で、上体を数cm上方に起こし、手で支えながら急に頭部を落下させると、両手と両足を左右対称的に外側に伸ばし、それに続いてゆっくりと抱き込むような上肢の運動が見られる反射。大きな音などで驚いたときにも見られる。
- バビンスキー反射: 足の裏の外縁をゆっくりと踵からつま先に向かってこすることにより、母趾(おやゆび)が背屈し他の4趾が開く(開扇現象)反射。
参考(読んでおく)
[反射]
[★]
- 英
- tendon reflex, tendon jerk
- 同
- 筋伸展反射、深部腱反射 deep tendon reflex, DTR ⇔ (対)表在反射
- 関
- 深部反射
- 腱や骨の叩打によって引き起こされる単シナプス反射。
- 腱の叩打により筋紡錘で生じた求心性インパルスがIa求心性線維(Ia感覚線維)を介して反射中枢に達し、単シナプス的にα運動ニューロンを経て筋を収縮させる反射
反射の異常
亢進
消失
- 反射弓の障害
- 下位運動ニューロン、神経根、末梢神経、筋など
表記方法
程度
- BET
- 消失 absent -
- 減弱 diminished ±
- 正常 normal +
- やや亢進 slightly exaggerated ++
- 亢進 moderately exaggerated +++
- 著明な亢進 markedly exaggerated +++
[★]
- 英
- hyperreflexia
- 関
- 反射消失、反射低下、反射異常、深部腱反射消失、反射減弱、咽頭反射消失、咽頭反射減弱、振子反射
[★]
- 英
- facilitation、enhancement、facilitate、enhance
- 関
- 強化、促進、促通、増強、強める