- 英
- seronegative spondyloarthropathy SNSA
- 同
- 血清反応陰性関節炎 seronegative arthritis ← こちらの方がよく使われている印象がある
- 関
- 脊椎炎、仙腸関節疾患
[show details]
- 強直性脊椎炎:リウマトイド因子陰性で脊椎と仙腸関節が侵される疾患。HLA-B27は95%前後陽性。若年男性に好発。骨性強直をきたす。ぶどう膜炎や大動脈弁閉鎖不全症を合併しうる。
- 乾癬性関節炎:リウマトイド因子陰性で乾癬と様々な多関節炎を呈する疾患。HLA-B27陽性が多く、性差はなく若~中年に好発。手指ではDIP関節を冒し、脊椎炎、仙腸関節炎もきたしうる。
- Reiter症候群 反応性関節炎:泌尿生殖器(尿道炎)ではクラミジア、消化管(細菌性下痢)ではサルモネラ、赤痢菌、エルシニア、カンピロバクターによる感染後、1-3週間で関節炎を生じる。HLA-B27陽性が多い。1-3の関節(大関節に多い)が非対称性に侵され、仙腸関節炎、脊椎炎、腱付着部炎を伴う。関節炎、結膜炎、尿道炎はライター三徴と呼ばれる。
- Crohn病:消化管のあらゆる部位に非連続性に起こる原因不明・全層性の慢性肉芽腫性炎症疾患である。10歳後半から20歳代の若年者に多く、また男性に多い。消化管外症状として関節炎、強直脊椎炎をきたしうる。
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Japanese Journal
- 血清反応陰性脊椎関節症(SpA)に対するTNF阻害療法の有用性の検討
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- 強直性脊椎炎とリウマチ反応が陰性の関節症状を伴う自己免疫疾患を扱うページ。
- 血清反応陰性脊椎関節炎は、おもに下記のような疾患に合併し ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- ankylosing spondylitis AS
- 同
- リウマチ性脊椎炎、ベヒテレフ病、マリー-シュトリュンペル病 Marie-Struempell disease
- 関
- 血清反応陰性脊椎関節症
概念
- リウマトイド因子陰性で脊椎と仙腸関節が侵される疾患。
原因
疫学
- 発生頻度は0.04%程度で家族内発生が多い。
- 好発年齢:10歳台後半~20歳代台
- 男女比:90%男性。 男:女=9:1-5:1
病態
- 靭帯付着部などの関節辺縁に限局した骨炎が生じ、軟骨下骨や線維軟骨が肉芽組織に置換され、炎症が収まるのに伴いこの肉芽組織が骨化し、骨強直を来す。
- 踵骨部・坐骨結節に腱付着部症、仙腸関節である。
症状
- 腰痛、殿部や背部の痛み。
- 運動制限
- 深呼吸時の胸痛、関節痛、アキレス腱痛
合併症
検査
血液検査
- リウマチ因子:陰性
- HLA-B27:90%の症例で陽性
- 赤沈:亢進
X線像
- 初期は仙腸関節部の両側性の辺縁不整。びらんが出現すると関節裂隙が開大して見える。次いで、びらんの周辺に硬化像が認められ、関節裂隙は狭小化し、最終的に硬直に至る(骨性強直)。
- 脊椎:前縦靭帯の椎体付着部からの骨化(椎体骨棘形成 syndesmophyte) → 側面像での椎体の方形化 squaring → 竹様脊柱 bamboo spine
診断
診断基準(東京都特殊疾病(難病)息者診断手引き, 1990年)
- 1.腰痛(最低3カ月以上,運動で軽快し,安静による効果なし)
- 2.腰椎の可動制限(失状および前額面)
-
- 後腸骨棟の高さで,垂直に測定した10cmの間隔が前屈で何cm伸延したかを計測:異常:5cm以下
- 腋窩正中腺状,任意に引かれた20cmの線が側屈で何cm伸延したかを計測:異常:5cm以下
- 胸郭拡張測定検査
- 第四肋間の高さで,最大呼気時の胸囲と最大吸気時の胸囲との差を計測:異常: 2.5cm以下
-
- (1)両側仙腸開節炎 2-3度
- (2)片側仙腸関節炎 3-4度
- 0度:正常
- 1度:疑い
- 2度:軽度(小さな限局性の侵食像や硬化像)
- 3度:中等度(侵食像や硬化像の拡大,関節裂隙狭小)
- 4度:強直
- 確実例:主要症状1. 2, 3のうち1項目以上+必要検査1の(1)
- 疑い例:主要症状なし+必要検査1の(1)あるいは(2)
- 付記: HLA-B27の成績を記載のこと
治療
- 運動療法
- 薬物療法:NSAIDs。DMARDsも使われうる。
[★]
- 英
- psoriatic arthritis, PsA
- 同
- 関節症性乾癬、(同義と思われる)乾癬性関節症 psoriatic arthropathy
- 関
- 血清反応陰性脊椎関節症、HLA-B27関連脊椎関節炎。乾癬
- SOR.228 YN.F-75
概念
疫学
病態
- 非対称性の少関節炎・単関節炎を呈し、手指ではDIP関節をおかす。 ← 小関節
- 脊椎炎(20-40%)、仙腸関節炎が中心となる例がある。
- 皮膚症状と関節症状は相関して増悪寛解を繰り返す
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検査
鑑別診断
治療
国試
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- 英
- Reiter's syndrome, Reiter syndrome
- 同
- Reiter症候群、ライター病 Reiter病 Reiter's disease Reiter disease、フィエサンジェ-ルロワ症候群 Fiessinger-Leroy syndrome、反応性関節炎 reactive arthritis
- 関
- 膿漏性角化症、血清反応陰性脊椎関節症
疫学
病態
- 泌尿生殖器(尿道炎)ではクラミジア、消化管(細菌性下痢)ではサルモネラ、赤痢菌、エルシニア、カンピロバクターによる感染後、1-3週間で関節炎を生じる。
症状
- 関節炎、結膜炎、尿道炎(ライター三徴)
- 1-3の関節(大関節に多い)が非対称性に侵され、仙腸関節炎、脊椎炎、腱付着部炎を伴う。
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血清反応陰性脊椎関節症
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血清反応陰性脊椎関節症
[★]
- 英
- joint joints, synovial joints
- ラ
- juncturasynovialis, articulationes synoviales
- 同
- 滑膜性の連結 synovial joint junctura synovialis
種類
[★]
- 英
- serum (Z), blood serum
- 血液を凝固させて生じた血餅を取り除いて得られる黄色い透明な液体 (SP.484)
- 血漿からフィブリノーゲンと凝固因子を取り除いたもの
関連
検査
保存
[★]
- 英
- joint disease、arthropathy、arthrosis
- 関
- 関節障害、関節疾患
[show details]
[★]
- 英
- (生物)response、(化学)reaction、respond、react、responsive
- 関
- 応答、応答性、反応性、返答
[★]
- 英
- negativity、negative、cryptic
- 関
- 潜在性、ネガティブ、負、隠れた、否定的