- 英
- arterial partial pressure of oxygen, PaO2, arterial oxygen tension
- 同
- Pao2 PaO2
- 関
- 動脈酸素飽和度 SaO2 SpO2
記号
- SaO2
基準値
- 80-100 Torr
- 100 - age/4 Torr ← 年齢による補正
- 100 - 0.3 x age/4 Torr ← 年齢による補正 (こういう文献もあった)
- 105 - 0.3 x age (IMD.449)
臨床関連
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 質疑応答 内科 肺塞栓で動脈血酸素分圧が低下する理由
- 血行動態モニタリングと看護 動脈血酸素分圧などの測定 (ケアに活かす <循環器系>検査・処置マニュアル) -- (主な検査・処置とその看護)
- 〈原著〉肺癌根治術後に異常な呼吸機能低下を招く因子の解析および術後呼吸機能予測式の改変と検討
- 柳 照奉,廣畑 健,南 憲司,岩崎 拓也,原 聡,塩﨑 均
- 近畿大学医学雑誌 35(2), 107-116, 2010-6
- … 方法:術後呼吸機能低下に影響を与えると考えられる因子として年齢,性別,喫煙習慣,手術時間,重篤な併存疾患,癒着の有無,術式,Body Mass Index(BMI),出血量,輸血の有無,術前動脈血酸素分圧,術前動脈血二酸化炭素分圧の計12項目を設定し,検討した.各因子について単変量解析χ^2検定,およびロジスティック回帰分析を用いて解析し,有意差検定を行った.肺切除後の呼吸機能予測式である Fppo=[1& …
- NAID 120002318016
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[★]
- 次の文を読み、28、29の問いに答えよ。
- 67歳の女性。息苦しさを主訴に来院した。
- 現病歴:5年前から労作時に呼吸困難を自覚していた。風邪をひくと回復が遅く、自宅近くの診療所で去痰薬の処方を受けていた。2か月前から安静時にも呼吸困難を自覚するようになり、数日前から症状が悪化したため受診した。
- 既往歴:60歳から高血圧症にて内服治療中である。
- 生活歴:喫煙は20本/日を45年間。飲酒は機会飲酒。朝の散歩を日課としていたが2か月前から息苦しいためやめている。
- 家族歴:父親が肺癌で死亡。
- 現症:意識は清明。身長 162cm、体重 42kg。体温 36.4℃。脈拍 64/分、整。血圧 130/72mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 90%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。胸部の聴診で、心音はI音とII音の減弱を認める。呼吸音は減弱している。
- 検査所見:血液所見:赤血球 434万、Hb 13.5/dL、Ht 40%、白血球 7,400、血小板 23万。血液生化学所見:総蛋白 6.7g/dL、アルブミン 3.7g/dL、総ビリルビン 0.5mg/dL、AST 25IU/L、ALT 30IU/L、LD 195IU/L(基準 176~353)、ALP 189IU/L(基準115~359)、クレアチニン 0.9mg/dL。CRP 0.2mg/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.41、PaCO2 55Torr、PaO2 62Torr、HCO3- 34mEq/L。呼吸機能検査:%VC 80%、FEV1% 38%。胸部エックス線写真では両側で肺野の透過性亢進と横隔膜の平低化とを認める。
- この患者の病状悪化とともに増加または上昇するのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110C028]←[国試_110]→[110C030]
[★]
- 72歳の女性。昨日から38℃の発熱があり、呼吸困難を主訴に来院した。高血圧のため、降圧薬を服用中である。意識は清明。身長155cm、体重48kg。体温37.5℃。呼吸数32/分。脈拍100/分、整。血圧120/80mmHg。胸部聴診上、右背部にcoarse cracklesを聴取する。血液所見:Hb13.0g/dl、白血球9,000。血清生化学所見:血糖125mg/dl、Na135mEq/l、K4.0mEq/l、Cl98mEq/l。CRP11.0mg/dl。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.48、PaO2 76Torr、PaCO2 32Torr、HCO3 - 20mEq/l。胸部エックス線写真で右下肺野に浸潤影を認める。
[正答]
※国試ナビ4※ [100D008]←[国試_100]→[100D010]
[★]
- 56歳男性。多量の膿性喀痰と労作時呼吸困難とが出現したので来院した。10歳代から咳と喀痰とを自覚していた。20歳時に慢性副鼻腔炎を指摘され、30歳代から咳と喀痰とが増悪したが放置していた。喫煙歴はない。胸部エックス線写真、胸部CTおよび肺生検H-E染色標本を以下に示す。この患者でみられないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095G012]←[国試_095]→[095G014]
[★]
- 61歳の男性。事務職。6か月前から労作時呼吸困難を自覚し、徐々に悪化したので来院した。2年前から乾性咳嗽に気付いていたが放置していた。胸部にfine crackles(捻髪音)を聴取する。白血球5,600。CRP0.2mg/dl(基準0.3以下)。胸部エックス線写真と胸部単純CTとを以下に示す。この疾患で低下しないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [096A014]←[国試_096]→[096A016]
[★]
- a 胎児の心臓は右室優位である。
- b 胎児の静脈管は生理的な短絡路である。
- c 左房圧の上昇によって卵円孔は閉鎖する。
- d 動脈血酸素分圧は上半身より下半身で高い。
- e 酸素濃度の上昇は動脈管閉鎖の要因である。
[正答]
※国試ナビ4※ [109G021]←[国試_109]→[109G023]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [096G095]←[国試_096]→[096G097]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101B030]←[国試_101]→[101B032]
[★]
- 正常妊娠において母体血中に比較し胎児血中で高値であるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [107E032]←[国試_107]→[107E034]
[★]
- 英
- home oxygen therapy, HOT、(欧米)long-term oxygen therapy LTOT
- 同
- 家庭酸素療法
- 関
- 酸素、酸素療法
概念
- 1985年に医療保険の適用
- HOTを導入されている患者:約10万人(2002年)、約13万人(2008年?)
- 疾患別HOT導入患者数:COPD(約半数) > 肺結核後遺症 > 肺線維症 > 肺癌
目的
- 生命予後改善、運動耐容能の改善、QOLの向上
- 低酸素血症の持続による全身的な臓器障害の予防、生存期間の延長
- 呼吸困難感の軽減や運動耐容能の改善および入院回数の減少 → QOL改善
対象疾患
保険上の適応
- 種々の原因による呼吸不全症例であって(慢性呼吸不全で少なくとも1か月以上病態が安定していること)、(1)もしくは(2)であるもの。
社会保険の適用基準 - 日本呼吸リハビリテーション学会
- 医科点数表記改定点の解釈 平成 26 年 4 月版
対象疾患
- 1: 高度慢性呼吸不全例
- 2: 肺高血圧症
- 3: 慢性心不全
- 4: チアノーゼ型先天性心疾患
高度慢性呼吸不全例の対象患者
- 動脈血酸素分圧(PaO2)が 55 Torr 以下の者、および PaO2 60 Torr 以下で睡眠時または運動負荷時に著しい低酸素血症を来す者であって、医師が在宅酸素療法を必要であると認めた者。適応患者の判定に、パルスオキシメータによる酸素飽和度を用いることは差
し支えない。
慢性心不全の対象患者
- 医師の診断により、NYHA Ⅲ度以上であると認められ、睡眠時のチェーンストークス呼吸がみられ、無呼吸低呼吸指数(1 時間当たりの無呼吸数及び低呼吸数をいう)が 20 以上であることが睡眠ポリグラフィー上で確認されている症例。
チアノーゼ型先天性心疾患について
- チアノーゼ型先天性心疾患に対する在宅酸素療法とは、ファロー四徴症、大血管転位症、三尖弁閉鎖症、総動脈幹症、単心室症などのチアノーゼ型先天性心疾患患者のうち、発作的に低酸素または無酸素状態になる患者について、発作時に在宅で行われる救命的な酸素吸入療法をいう。
装置
- 酸素濃縮装置/酸素濃縮器(膜型・吸着型):空気から酸素を取り出す方式 ← 9割以上の症例で
- 液体酸素:外出の機会の多い活動度の高い症例のみ
- 酸素ボンベ
- その他:(外出用)携帯用酸素ボンベ、(長時間利用できるタイプ:吸気時にのみ酸素を供給)節約装置
導入
- 在宅酸素療法の導入には入院でおこない、酸素流量の決定と患者さんの学習が行われる。
治療目標
- 酸素流量の決定:動脈血酸素飽和度により低酸素状態を評価。デバイスとしてパルスオキシメーターが許容されているが、動脈血液ガス検査を施行することが好ましい。
- 在宅酸素療法で用いる機械をベットサイドに用意、3つの状況(安静時、睡眠時、労作時)毎に酸素流量を決定する。
- 安静時:(1)高CO2血症を伴わない症例:PaO2 80-100Torr。高CO2血症を伴う症例:PaO2 70Torr前後。
- 睡眠時:睡眠中SpO2が90%以上。REM睡眠期に低酸素の著しい症例では高CO2血症に陥ることがある。
- 労作時:6分間歩行テストがSpO2が90%以上。目安:「COPD・肺結核後遺症」安静時の1-2L/分増し。「肺線維症」安静時の3倍
ガイドライン
参考
- http://rockymuku.sakura.ne.jp/kokyuukinaika/zaitakusannsoryouhounotekiyou.pdf
- http://www.zaitakusansoryoho.com/hot/h04.html
- http://nsleep.com/hp/home-care/ho-hot/ho-hot.htm
- http://www.jrs.or.jp/home/modules/glsm/index.php?content_id=48
- 5. 酸素療法マニュアル - 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
- http://www.jsrcr.jp/uploads/files/%E9%85%B8%E7%B4%A0%E7%99%82%E6%B3%95%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB.pdf
[★]
- 英
- respiratory failure, respiratory insufficiency
- 同
- 低酸素血症
- 関
- 動脈血酸素分圧 PaO2、動脈血炭酸ガス分圧 PaCO2
分類
病期による分類
炭酸ガス血症の有無による分類
- I型呼吸不全 :PaO2<60 torr, PaCO2<45 torr:高炭酸ガス血症なし
- II型呼吸不全:PaO2<60 torr, PaCO2>46 torr:高炭酸ガス血症あり
[★]
- 英
- alveolar-arterial oxygen difference, A-aDO2, AaDO2, A-a Do2, A-aDo2, AaDo2, a-ADO2
- 同
- 肺胞気-動脈血酸素分圧較差、A-a gradient?、alveolar-arterial oxygen gradient?
- 関
- 呼吸不全
意義
定義
考え方
- 吸気したO2は肺胞に留まる分(PAO2)と肺血管に移行した分に分けられる。
- 肺血管に移行した分 と 末梢で消費されずに残ったO2がPaO2として検出されるので、PaO2は使えない。
- O2を消費して排出されたCO2の動脈血濃度を用いて、肺血管に移行した分を算出する。
- 従って、
-
- PIO2:吸気酸素分圧。FIO2:吸気酸素比率、R:呼吸商(0.8)
- AP:大気圧(760torr)、47:水蒸気分圧(37℃)、FIO2:吸気酸素濃度
-
-
- A-aDO2 = PAO2 - PaO2 = 150 - PaCO2/ 0.8 (torr) - PaO2
基準値
- 20 Torr以下
- 15 Torr以下(YN.I-24)
肺胞気動脈血酸素分圧較差(A-aDO2)の開大
- YN.I-24
-
- 肺胞死腔が多くなると最初はCO2の排出が低下し、やがてO2の摂取も低下する。
- VA/Qが大きい → 血流のない肺胞の増加:VA >>>> Q
- 局所的な二酸化炭素の排出は十分に行われるが、肺全体としては換気が有効利用されないことを示す。
- シャント:VA/Q=0
- VA/Qが小さい → 換気のない肺胞の増加:Q >>>> VA
- O2の摂取が低下する。肺全体として見るとSaO2が低下する
[★]
肺胞気動脈血酸素分圧較差
[★]
- 英
- oxygen
- 関
- 空気、酸素療法
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E6%B0%97
麻酔科
- 参考1
|
酸素
|
笑気
|
空気
|
二酸化炭素
|
医療ガス配管
|
緑
|
青
|
黄
|
橙
|
ガスボンベの色(日本)
|
|
|
|
緑
|
ピンインデックス
|
・ ・
|
・
・
|
・
・ ・
|
・ ・
|
ピン
|
2
|
2
|
3
|
2
|
角度(時計回り)
|
180
|
135
|
120
|
-90
|
参考
- http://www.eonet.ne.jp/~hidarite/me2/anzenkanri05.html
[★]
- 英
- partial pressure of oxygen, pO2, oxygen partial pressure
- 関
- 大気圧
- 大気中の酸素分圧:760 * 0.21 = 159.6 mmHg
[★]
- 英
- artery (Z)
- ラ
- arteria
- 関
- 静脈
[★]
- 英
- partial pressure
- 関
- ガス分圧
[★]
- 英
- artery blood (Z), arterial blood