- 62歳の女性。高血圧を主訴に来院した。10年前から高血圧を指摘され、様々な降圧薬を内服したが、正常血圧の維持が困難であった。意識は清明。身長154cm、体重40kg。体温36.4℃。脈拍76/分、整。血圧160/96mmHg。心尖部にIV音を聴取する。肝・脾を触知しない。臍周囲に血管性雑音を認める。下肢に浮腫を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球 416万、Hb 12.2g/dl、Ht32%、白血球6,800、血小板28万。血液生化学所見:血糖96mg/dL、総蛋白7.2g/dl、アルブミン4.6g/dl、尿素窒素20mg/dl、クレアチニン1.01ng/dl、尿酸6.0mg/dl、総コレステロール272mg/dl、トリグリセリド160mg/dl、Na 140mEq/l、K3.4mEq/l、Cl 106mEq/l。腹部造影CT血管写真(腹部CTA)(別冊No.6)を別に示す。
- 異常値が予測されるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A023]←[国試_104]→[104A025]
★リンクテーブル★
[★]
- 62歳の女性。安静時の息切れを主訴に来院した。60歳ころから心雑音を指摘されていたが、放置していた。6か月前から労作時の息切れと動悸とを感じるようになった。脈拍84/分、整。血圧126/74mmHg。呼吸音に異常を認めない。収縮終期心エコー図(別冊No.7A)と収縮中期カラードプラ心エコー図(別冊No.7B)とを別に示す。
- 聴診所見はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A024]←[国試_104]→[104A026]
[★]
- 75歳の女性。突然の背部痛を主訴に来院した。高血圧のため投薬を受けている。胸部造影CT(別冊No、5)を別に示す。
- 合併する病態として考えにくいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A022]←[国試_104]→[104A024]
[★]
[★]
- 英
- fibromuscular dysplasia, FMD
- 同
- 線維筋性形成異常症
- 関
- 腎血管性高血圧
- 中~大筋性動脈の血管壁の不規則な肥厚。腎動脈、頚動脈、脾動脈。椎骨動脈。原因不明だが、発生と関連。(BPT.341)
- 血管壁は巣状に肥厚。血管壁の内膜と中膜が不規則に過形成・線維化。(BPT.341)
- 腎動脈の遠位2/3に血管壁の肥厚による狭窄が遠位2/3に好発する。狭窄は片側であることが多い。腎動脈の狭窄により腎血管性高血圧を生じる。
[show details]
国試