- 52歳の男性。起床時からのふらつきと左顔面・右半身のしびれとを主訴に来院した。水を飲むとむせてしまい、しゃっくりが続いている。眼部の写真(別冊No.7)を別に示す。病巣部位はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104E046]←[国試_104]→[104E048]
★リンクテーブル★
[★]
- 1か月の乳児。発熱を主訴に来院した。機嫌が悪く、哺乳量も少ない。体温38.6℃。呼吸数46/分。心拍数128/分、整。胸腹部に異常を認めない。発疹を認めない。大泉門は膨隆していない。
- 親に対する説明として適切なのはどれか。
- a 「乳児としては異常ありません」
- b 「水分を充分与えて、様子をみてください」
- c 「解熱薬を使いながら、様子をみてください」
- d 「抗菌薬を飲ませて、明後日に受診してください」
- e 「入院して検査と治療をしましょう」
[正答]
※国試ナビ4※ [104E047]←[国試_104]→[104E049]
[★]
- a 第1回旋前
- b 第1回旋
- c 第2回旋
- d 第3回旋
- e 第4回旋
[正答]
※国試ナビ4※ [104E045]←[国試_104]→[104E047]
[★]
[★]
- 英
- Wallenberg's syndrome, Wallenberg syndrome
- 同
- ワレンベルグ症候群、Wallenberg症候群
- 延髄外側症候群 lateral medullary syndrome LMS
- 関
- 後下小脳動脈血栓、橋延髄外側症候群
[show details]
- 表:BET.235(脳神経を侵す脳幹障害)
- 図:BET.370,376 N.159(自律神経),164(脊髄の動脈)
障害部位:5, 8(vestibular n.), 9, 10, Sympathetic, Cerebellar, Lateral spinothalamic tract
疫学
- 若年に多く、椎骨動脈の解離が原因であることが多い。
病因
障害部位
- see BET.376
症状
- 全身:頭痛、回転性めまい、悪心・嘔吐
- 同側:顔面の温度・痛覚消失(感覚解離)、角膜反射低下、ホルネル症候群、眼振(回旋性眼振)、眼球側方突進、発声困難、嚥下困難、小脳性運動失調、筋緊張低下
- 対側:体幹・上下肢の温度・痛覚消失
[show details]
BET.235
症候
|
障害側
|
健側
|
CN V(感覚解離)
|
半身感覚解離(顔面をのぞく)
|
CN IX, Xの麻痺
|
|
ホルネル症候群
|
小脳性運動失調、眼振
|
- 椎骨動脈が脳底動脈となるより下位で後下小脳動脈(PICA)を分枝。PICAは延髄を後方に回り込み小脳の下面に分布
国試