- 25歳の男性。職場の健康診断で胸部エックス線写真の異常を指摘され来院した。最近、目のかすみを自覚している。喫煙歴はない。胸部エックス線写真(別冊No. 20)を別に示す。
- この疾患の診断に有用な検査項目はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I067]←[国試_104]→[104I069]
★リンクテーブル★
[★]
- 50歳の女性。主婦。呼吸困難を主訴に来院した。1か月前から乾性咳嗽と軽い息切れ、1週前から微熱が出現し、2日前から呼吸困難を強く感じるようになった。喫煙歴はない。住居は築16年で往来の激しい道路沿いにある。家では猫を飼い、洋裁の内職をしている。意識は清明。身長153cm、体重47kg。体温37.6℃。呼吸数24/分。脈拍84/分、整。血圧98/56mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。赤沈28mm/1時間。血液所見: 赤血球 497万、Hb 13.7g/dl、Ht 42%、白血球 5,500(桿状核好中球11%、分葉核好中球51%、好酸球4%、好塩基球0%、単球7%、リンパ球27%)、血小板 23万。血液生化学所見: 総蛋白 6.8g/dl、アルブミン 3.5g/dl、尿素窒素 16mg/dl、クレアチニン 0.8mg/dl、総ビリルビン 0.7mg/dl、AST 19IU/l、ALT 4IU/l、LD 252IU/l(基準176-353)、ALP 137IU/l(基準115-359)、Na 137mEq/l、K 4.4mEq/l、Cl 103mEq/l。免疫学所見: CRP6.9mg/dl、IgG 1,225mg/dl(基準960-1,960)、IgA 365mg/dl(基準110-410)、IgM 117mg/dl(基準65-350)、IgE 96IU/ml(基準120以下)。ツベルクリン反応陰性。胸部エックス線写真(別冊No.19)を別に示す。
- 原因として考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I066]←[国試_104]→[104I068]
[★]
- 61歳の男性。発熱、胸痛および呼吸困難を主訴に来院した。2週前から咳、痰および38℃台の発熱が出現し、自宅近くの診療所で風邪と診断されて治療を受けたが改善しなかった。4日前から胸痛と呼吸困難とが出現して増強するため受診した。42歳時にアルコール性肝障害を指摘された。喫煙は30本/日を32年間。飲酒は日本酒4台/日を36年間。体温38.4℃。聴診で左胸部の呼吸音が減弱し、同部の打診で濁音を認める。血液所見: 赤血球 430万、Hb 12.4g/dl、Ht 42%、白血球 14,800、血小板 23万。免疫学所見: CRP 22.8mg/dl、ツベルクリン反応陰性。胸部エックス線写真で左下肺野に陰影を認める。胸部造影CT(別冊No.21)を別に示す。胸腔試験穿刺を行って悪臭のある黄色膿性の液を採取した。
- 対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
- a 抗菌薬静脈内投与
- b 気管支鏡下吸引
- c 穿刺ドレナージ
- d 左下葉切除
- e 放射線治療
[正答]
※国試ナビ4※ [104I068]←[国試_104]→[104I070]
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