- 45歳の女性。腹囲が大きくなったことを主訴に来院した。半年前から徐々に腹囲が大きくなってきた。食欲はあり、体重に変化はみられない。排便の状況にも変化はない。月経周期26日型、整。身長156cm、体重46kg。体温36.2℃。脈拍72/分、整。血圧112/74mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は全体に軽度膨隆している。肝・脾を触知しない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球 432万, Hb 12.1g/dl、Ht 38%、白血球 6,200、血小板 23万。血液生化学所見:血糖 83mg/dl、総蛋白 7.2g/dl、アルブミン 4.0g/dl、総ビリルビン 0、6mg/dl、AST 16IU/l、ALT 13IU/l、ALP 174IU/l(基準115-359)。免疫学所見: CRP O.3mg/dl、CEA 26.4ng/ml(基準5以下)、CA19-9 60U/m/(基準37以下)。術前に施行した腹部造影CT(別冊No.10A)を別に示す。開腹手術を行うとゼリー状の物質と腫瘍が確認された。腫瘍のH-E染色標本(別冊No.10B)を別に示す。
- 原発臓器として考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104D029]←[国試_104]→[104D031]
★リンクテーブル★
[★]
- 68歳の男性。家族から顔色不良を指摘され来院した。体温36.5℃。脈拍84/分、整。血圧120/70mmHg。眼瞼結膜に貧血を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 240万、Hb 8.0g/dl、Ht 25%、白血球 2,300(桿状核好中球2%、分葉核好中球45%、好酸球6%、好塩基球1%、単球8%、リンパ球38%)、血小板 7.8万。染色体検査は正常核型であった。骨髄塗抹May-Giemsa染色標本(別冊No.11A、B)を別に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104D030]←[国試_104]→[104D032]
[★]
- 59歳の女性。夕食後から出現した強い腹痛を主訴に来院した。数年前から健康診断で胆嚢結石を指摘されていたが放置していた。体温38.4℃。右季肋部に強い圧痛を認める。血液所見:赤血球 460万、Hb 12.3g/dl、Ht 34%、白血球 13,000、血小板 34万。血液生化学所見:総ビリルビン 1.0mg/dl、AST 24IU/l、ALT 13IU/l。CRP 5.0mg/dl。腹部造影CT(別冊No.9)を別に示す。
- 治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104D028]←[国試_104]→[104D030]
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