- 57歳の男性。38℃台の発熱と倦怠感とを主訴に来院した。頭部に小指頭大のリンパ節を数個触知する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。血液所見: 赤血球 210万、Hb 7.4g/dl、Ht 23%、白血球 16,000(異常細胞60%)。血小板 5.6万。異常細胞のペルオキシダーゼ反応は陰性。骨髄塗抹May-Giemsa染色標本(別冊No.10)を別に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I050]←[国試_104]→[104I052]
★リンクテーブル★
[★]
- 41歳の男性。発熱を主訴に来院した。1か月前に左眼の視力低下を認め、自宅近くの診療所で左内頚動脈閉塞症と診断された。1週前から38℃台の発熱、頭痛および全身の紫斑が出現した。また、このころから一過性せん妄を認めるようになった。意識は清明。身長 168cm、体重 72kg。体温 38.6℃。脈拍 108/分、整。血圧 120/64mmHg。著明な貧血と四肢を中心にした紫斑を認める。神経学的所見に異常を認めない。血液所見: 赤血球 194万、Hb 5.4g/dl、Ht 18%、網赤血球 7.5%、白血球 9.300(桿状核好中球6%、分葉核好中球58%、好酸球2%、好塩基球1%、単球11%、リンパ球22%)、破砕赤血球+、血小板 1.3万、PT 12.0秒(基準10-14)、APTT 30.4秒(基準対照32.2)。血液生化学所見: クレアチニン 1.8mg/dl、総ビリルビン 2.9mg/dl 直接ビリルビン 0.7mg/dl, AST 42IU/l ALT 30IU/l、LD 1,852IU/l(基準176-353)、頭部単純CTで異常を認めない。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I051]←[国試_104]→[104I053]
[★]
- 72歳の女性。持続性の強い腹痛を主訴に来院した。6時間前に腹痛が突然出現し、徐々に増強した。表情は苦悶様である。体温37.0℃。呼吸数20/分。脈拍112/分、不整。血圧90/60mmHg。腹部は平担、軟で、全体に圧痛を認める。血液所見:赤血球 480万、Hb 14.8g/dl、Ht 47%、白血球 18,700、血小板 22万。血液生化学所見: 尿素窒素 41mg/dl、クレアチニン 1.5mg/dl、Na 135mEq/l、K 4.0mEq/l、Cl 97mEq/l。CRP 1.5mg/dl。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air): pH 7.41、PaO2 79Torr、PaCO2 29Torr、HCO3- 18mEq/l、BE -5.4mEq/l。腹部造影CT(別冊No.9)を別に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I049]←[国試_104]→[104I051]
[★]