- 78歳の男性。発熱、咳および呼吸困難を主訴に来院した。2日前から咽頭痛と全身倦怠感とを自覚していた。同居している15歳と12歳の孫に4日前から39℃台の発熱があるという。喫煙は25本/日を53年間。意識はやや混濁。体温38.6℃。呼吸数30/分。脈拍108/分、整.血圧100/72mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)88%。呼吸音は減弱している。血液所見:赤血球 480万、Hb 14.5g/dl、Ht 45%、白血球 6,500、血小板24万、CRP 9.0mg/dl。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 35歳の男性。2週前から続く血尿と血痰とを主訴に来院した。意識は清明。身長171cm.体重63kg。体温37.2℃。脈拍80/分、整。血圧172/104mmHg。眼瞼と両側下腿とに浮腫を認める。両側上中肺野にcoarse cracklesを聴取する。尿所見:肉眼的血尿、蛋白2+、糖(-)。血液所見:赤血球 350万、Hb 10.2g/dl、Ht 30%、白血球 8,200、血小板 16万。血液生化学所見:総蛋白 6.4g/dl、アルブミン 4.5g/dl、尿素窒素 52mg/dl、クレアチニン 4.7mg/dl、尿酸 7.5mg/dl。胸部エックス線写真で両側上中肺野に斑状陰影を認める。全身状態が悪く、腎生検を施行できない。正常ヒト糸球体組織に患者血清と標識抗ヒトIgG抗体とを反応させた蛍光写真(別冊No、21)を別に示す。
- a 感染病原体が糸球体に沈着
- b 血清中の免疫複合体が糸球体に沈着
- c 破壊された肺の成分が糸球体に沈着
- d 血清中の抗体が糸球体構成成分に結合
- e 糸球体に沈着した流血抗原に血清中の抗体が結合
[正答]
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- 25歳の男性。歩行障害を主訴に来院した。昨夜、夕食後2時間卓球をして就寝した。今朝から四肢がだるく、力が入らないことに気付いた。その後、次第に筋力低下と倦怠感とが強くなり、歩行不能となった。10か月前にも会社のスポーツ大会があった日の深夜に同様の症状があったが、翌日の午前中には回復していた。意識は清明。脈拍104/分、整。腱反射は消失している。感覚障害はない。食事はきちんととっているが、体重は1年で6kg減少している。血液生化学所見:総コレステロール 120mg/dl、AST 25IU/l、ALT 16IU/l、CK 76IU/l(基準30-140)。Na 145mEq/l、K 2.1 mEq/l、Cl 105 mEq/l。
[正答]
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