- 54歳の女性。1か月前から時々少量の性器出血があり来院した。未経妊で、閉経は49歳。子宮は正常大で、子宮頚部にびらんを認めない。頚部細胞診は陰性で、ヒステロスコピー写真(別9No.26A)と内膜細胞診Papanicolaou染色標本とを以下に示す。最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [096A039]←[国試_096]→[096A041]
★リンクテーブル★
[★]
- 日齢10の男の新生児。在胎26週時の胎児超音波検査で腹部に両側性嚢胞性病変を指摘された。その後の定期的検査で嚢胞性病変の軽度増大傾向か認められたが、羊水量に異常はなかった。在胎39週1日、自然分娩で出生した。出生体重2,960g。Apgarスコア8点(1分)、9点(5分)。血清生化学所見:尿素窒素18mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl。腹部MRIのT2強調冠状断像を以下に示す。
- a. 両側の腎孟尿管移行部の通過障害である。
- b. 胎児期は原則的に経過観察が第一選択となる。
- c. 出生後は腹部腫瘤が発見の契機となる。
- d. 出生後に尿路感染を起こしやすい。
- e. 出生後は手術の絶対的適応である。
[正答]
※国試ナビ4※ [096A040]←[国試_096]→[096A042]
[★]
- 26歳の未妊女性。3か月前から不正性器出血が持続し来院した。結婚後2年経過したが妊娠に至らない。子宮は軽度腫大し、付属器を触知しない。経膣超音波検査で子宮内膜の肥厚を認め、両側卵巣に多数の卵胞を認める。基礎体温は低温一相性。血中ホルモン値:LH12.8mIU/ml(基準2.1~7.0)、FSH5.0mIU/ml(基準4.4~8.0)、エストラジオール62pg/ml(基準25~75)。内膜組織診のH-E染色標本を以下に示す。この患者に対する適切な治療はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [096A038]←[国試_096]→[096A040]