出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/10/30 17:40:49」(JST)
塩酸テルビナフィン | |
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テルビナフィン |
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IUPAC名 | (E)-N-(6,6-Dimethyl-2-hepten-4-ynyl)-N-methyl-1-naphthalenemethylamine hydrochloride |
分子式 | C21H25N•HCl |
分子量 | 327.89 |
CAS登録番号 | [CAS-91161-71-6] |
形状 | 白色または微黄色結晶 |
融点 | 203–208 °C |
テルビナフィン塩酸塩(terbinafine hydrochloride)は、抗真菌薬として用いられる有機化合物の一種。分子式は C21H25N•HCl 。においは無い。酢酸、メタノールに溶けやすくジエチルエーテルに溶けにくい。
スイスのサンド(現ノバルティス)によって開発された。
日本国内では1993年7月にアリルアミン系抗真菌薬としてはじめてラミシールという商品名でクリーム剤が承認され、1997年7月には錠剤が承認された。さらに2004年には一般用医薬品として第一三共ヘルスケア(当時の三共)から「ラミシールAT」として発売され、大ヒットした。しかし、2007年1月からは製造元のノバルティスファーマに商標を返還、ノバルティスのOTC部門日本進出における旗頭となった。また、同年には小林製薬が「タムシール」(販売終了済)、ロート製薬の「メンソレータムエクシブ」などに同成分を配合、2008年からは大正製薬が「ダマリングランデ」を発売している。
皮膚糸状菌、カンジダ属、スポロトリックス属、ホンセカエア属による皮膚真菌症(スポロトリコーシスや爪白癬など)に用いられる。
但し錠剤は、外用抗真菌剤で治療が困難な場合にのみ経口投与する。投与中に肝障害(肝不全・肝炎・黄疸など)や血液障害(汎血球減少・無顆粒球症など)が現れ死亡に至った例もあることから、投与前と投与中には肝機能検査や血液検査が必要とされる。
外用薬は、1日1回患部に塗布する。
錠剤は、通常1日 125mg を初期用量として、1日1回 食後に経口投与する。年齢や症状に応じて適宜減量する。
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テルビナフィン錠125mg「CH」
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