フルコナゾール
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Related Links
- ビスカルツ注0.2% 50mLは旭化成ファーマ株式会社のジェネリック医薬品で薬価は1瓶 1400円です。添付文書Pro Onlineは、製剤写真から疾患別処方ランキングまで揃った全ての医療者のための無料ツールです
- 謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 毎々弊社製品には格別のお引立てを賜り厚く御礼申し上げます。 さて、長い間ご愛用いただいてまいりました 深在性真菌症治療剤 ビスカルツ注0.1% 及び ビスカルツ注0 ...
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ビスカルツ注0.1%(50mL)
組成
- ビスカルツ注0.1%は1ポリアル(プラスチックボトル)50mL中フルコナゾール50mgを含む無色澄明の水性注射液である。
- 添加物として等張化剤,pH調節剤を含有する。
禁忌
- 次の薬剤を投与中の患者:トリアゾラム,エルゴタミン,ジヒドロエルゴタミン,キニジン,ピモジド[「相互作用」の項参照]
- 本剤に対して過敏症の既往歴のある患者
- 妊婦又は妊娠している可能性のある患者[「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照]
効能または効果
カンジダ属及びクリプトコッカス属による下記感染症
- 真菌血症,呼吸器真菌症,消化管真菌症,尿路真菌症,真菌髄膜炎
カンジダ症
- 通常,成人にはフルコナゾールとして50〜100mgを1日1回静脈内に投与する。
クリプトコッカス症
- 通常,成人にはフルコナゾールとして50〜200mgを1日1回静脈内に投与する。
- なお,重症又は難治性真菌感染症の場合には,1日量として400mgまで増量できる。
- 腎障害患者に投与する場合は,以下に示すクレアチニン・クリアランス値を参考に用量を調節する。
クレアチニン・クリアランス(mL/min):>50
クレアチニン・クリアランス(mL/min):≦50(透析患者を除く)
クレアチニン・クリアランス(mL/min):透析患者
慎重投与
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 腎障害のある患者[血中濃度が持続するので,投与量を減ずるか,投与間隔をあけて使用すること(「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照)。]
- 肝障害のある患者[肝障害を悪化させることがある。]
- 心疾患又は電解質異常のある患者[心室頻拍(torsades de pointesを含む),QT延長,心室細動,房室ブロック,徐脈等があらわれることがある(「重大な副作用」の項参照)。]
重大な副作用
ショック,アナフィラキシー様症状
- ショック,アナフィラキシー様症状(血管浮腫,顔面浮腫,そう痒等)を起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)
- 皮膚粘膜眼症候群,中毒性表皮壊死融解症があらわれることがあるので,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
血液障害
- 無顆粒球症,汎血球減少症,血小板減少,白血球減少,貧血等の重篤な血液障害があらわれることがあるので,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
急性腎不全
- 急性腎不全等の重篤な腎障害が報告されているので,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
肝障害
- 黄疸,肝炎,胆汁うっ滞性肝炎,肝壊死,肝不全等の肝障害が報告されており,これらの症例のうち死亡に至った例も報告されている。これらの発症と1日投与量,治療期間,患者の性別・年齢との関連性は明らかではない。本剤による肝障害は通常,投与中止により回復している。投与にあたっては,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
意識障害
- 錯乱,見当識障害等の意識障害があらわれることがあるので,このような症状が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。
痙攣
- 痙攣等の神経障害があらわれることがあるので,このような症状が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。
高カリウム血症
- 高カリウム血症があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止し,電解質補正等の適切な処置を行うこと。
心室頻拍,QT延長,不整脈
- 心室頻拍(torsades de pointesを含む),QT延長,心室細動,房室ブロック,徐脈等があらわれることがあるので,定期的に心電図検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
間質性肺炎
- 間質性肺炎があらわれることがあるので,発熱,咳嗽,呼吸困難,肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には,速やかに胸部X線等の検査を実施し,本剤の投与を中止するとともに,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
偽膜性大腸炎
- 偽膜性大腸炎等の重篤な大腸炎(初期症状:発熱,腹痛,頻回の下痢)があらわれることがあるので観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- フルコナゾールは,真菌のチトクロームP450に結合してC-14脱メチル化を阻害し,最終的に真菌の細胞膜構成成分であるエルゴステロールの生合成を阻害することにより抗真菌作用を示す1)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 2,4-difluoro-α,α-bis(1H -1,2,4-triazol-1-ylmethyl)benzyl alcohol
分子式
分子量
融点
性状
- 白色〜微黄白色の結晶又は結晶性の粉末でわずかに特異なにおいがあり,味は苦い。メタノール,酢酸(100)又はエタノール(95)に溶けやすく,無水酢酸にやや溶けやすく,水に溶けにくい。希塩酸に溶ける。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- fluconazole
- 同
- FLCZ
- 商
- ジフルカン、ニコアゾリン、ビスカルツ、フラノス、フルカード、フルカジール、フルコナゾン、フルタンゾール、ミコシスト
- 関
- 抗真菌薬
-
ADME
阻害
排泄
添付文書
- ジフルカンカプセル50mg/ジフルカンカプセル100mg
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6290002M1020_2_01/6290002M1020_2_01?view=body
- ジフルカン静注液50mg/ジフルカン静注液100mg/ジフルカン...
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6290401A1099_2_01/6290401A1099_2_01?view=body
[★]
商品