フルコナゾール
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Japanese Journal
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
フルカード静注液100mg
組成
有効成分
添加物
禁忌
次の薬剤を投与中の患者 (「相互作用」の項参照)
- トリアゾラム、エルゴタミン、ジヒドロエルゴタミン、キニジン、ピモジド
本剤に対して過敏症の既往歴のある患者
妊婦又は妊娠している可能性のある患者 (「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
カンジダ属及びクリプトコッカス属による下記感染症
- 真菌血症、呼吸器真菌症、消化管真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎
造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防
- 成人
- カンジダ症:通常、成人にはフルコナゾールとして50〜100mgを1日1回静脈内に投与する。
クリプトコッカス症:通常、成人にはフルコナゾールとして50〜200mgを1日1回静脈内に投与する。
なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、1日量として400mgまで増量できる。
*造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防:成人には、フルコナゾールとして400mgを1日1回静脈内に投与する。
- 小児
- カンジダ症:通常、小児にはフルコナゾールとして3mg/kgを1日1回静脈内に投与する。
クリプトコッカス症:通常、小児にはフルコナゾールとして3〜6mg/kgを1日1回静脈内に投与する。
なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、1日量として12mg/kgまで増量できる。
造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防:小児には、フルコナゾールとして12mg/kgを1日1回静脈内に投与する。
なお、患者の状態に応じて適宜減量する。
- ただし、1日量として400mgを超えないこと。
- 新生児
- 生後14日までの新生児には、フルコナゾールとして小児と同じ用量を72時間毎に投与する。
生後15日以降の新生児には、フルコナゾールとして小児と同じ用量を48時間毎に投与する。
造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防:
- 好中球減少症が予想される数日前から投与を開始することが望ましい。
- 好中球数が1000/mm3を超えてから7日間投与することが望ましい。
慎重投与
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 腎障害のある患者[血中濃度が持続するので、投与量を減ずるか、投与間隔をあけて使用すること]
- 肝障害のある患者[肝障害を悪化させることがある]
- 心疾患又は電解質異常のある患者[心室頻拍(torsades de pointesを含む)、QT延長、心室細動、房室ブロック、徐脈等があらわれることがある](「重大な副作用」の項参照)
重大な副作用
- ショック、アナフィラキシー様症状 ショック、アナフィラキシー様症状(血管浮腫、顔面浮腫、そう痒等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群) 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 血液障害 無顆粒球症、汎血球減少症、血小板減少、白血球減少、貧血等の重篤な血液障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 急性腎不全 急性腎不全等の重篤な腎障害が報告されているので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 肝障害 黄疸、肝炎、胆汁うっ滞性肝炎、肝壊死、肝不全等の肝障害が報告されており、これらの症例のうち死亡に至った例も報告されている。これらの発症と1日投与量、治療期間、患者の性別・年齢との関連性は明らかではない。本剤による肝障害は通常、投与中止により回復している。投与にあたっては、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 意識障害 錯乱、見当識障害等の意識障害があらわれることがあるので、このような症状が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
- 痙攣 痙攣等の神経障害があらわれることがあるので、このような症状が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
- 高カリウム血症 高カリウム血症があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、電解質補正等の適切な処置を行うこと。
- 心室頻拍、QT延長、不整脈 心室頻拍(torsades de pointesを含む)、QT延長、心室細動、房室ブロック、徐脈等があらわれることがあるので、定期的に心電図検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 間質性肺炎 間質性肺炎があらわれることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し、本剤の投与を中止するとともに、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
- 偽膜性大腸炎 偽膜性大腸炎等の重篤な大腸炎(初期症状:発熱、腹痛、頻回の下痢)があらわれることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- フルコナゾールはアゾール系抗真菌薬で、真菌細胞膜の主成分であるエルゴステロールの合成を阻害し膜機能を障害するが、作用機序はラノステロールC14α脱メチル化酵素の阻害である。1)
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- fluconazole
- 同
- FLCZ
- 商
- ジフルカン、ニコアゾリン、ビスカルツ、フラノス、フルカード、フルカジール、フルコナゾン、フルタンゾール、ミコシスト
- 関
- 抗真菌薬
-
ADME
阻害
排泄
添付文書
- ジフルカンカプセル50mg/ジフルカンカプセル100mg
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- ジフルカン静注液50mg/ジフルカン静注液100mg/ジフルカン...
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