フルシトシン
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- アンコチルとは?フルシトシンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。 すべての副作用を掲載しているわけではありません。
- アンコチル錠500mg 規格単位 500mg/1錠 薬価 257.00 薬効分類番号 629 薬効分類名 その他の化学療法剤 規制区分 劇薬 処方箋医薬品 一般名 フルシトシン 剤形・形状 素錠 貯法 遮光 吸湿注意 内用外用注射区分 内用 製剤写真 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分
添加物
- クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤投与中の患者及び投与中止後7日以内の患者(「相互作用」の項参照)
効能または効果
有効菌種
- クリプトコックス、カンジダ、アスペルギルス、ヒアロホーラ、ホンセカエア
適応症
- 真菌血症、真菌性髄膜炎、真菌性呼吸器感染症、黒色真菌症、尿路真菌症、消化管真菌症
- 真菌血症、真菌性髄膜炎、真菌性呼吸器感染症、黒色真菌症には通常フルシトシンとして1日100〜200mg/kgを4回に分割経口投与する。
尿路真菌症、消化管真菌症には通常フルシトシンとして1日50〜100mg/kgを4回に分割経口投与する。
なお、患者の症状に応じて適宜増減する。
慎重投与
- 血液障害のある患者又は既往に血液障害を起こした患者〔重篤な血液障害があらわれることがある。〕
- 腎障害のある患者〔腎排泄の障害により本剤が蓄積するので、用量並びに投与間隔に留意して使用すること。〕(【薬物動態】の項参照)
- 肝障害のある患者〔重篤な肝障害があらわれるおそれがある。〕
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
重大な副作用
- 以下のような副作用が報告されているので、異常が認められた場合には投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。
汎血球減少、無顆粒球症
(頻度不明)
腎不全
(頻度不明)
薬効薬理
抗真菌作用9)
作用機序10〜12)
- 真菌細胞膜のシトシン透過酵素を介して真菌細胞内に選択的に取り込まれた後、脱アミノ化されて5-フルオロウラシルとなり、核酸合成系などを阻害し、抗真菌作用を発揮すると考えられる。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学式
化学名
性状
- 白色の結晶性の粉末で、においはない。
水にやや溶けにくく、メタノール、エタノール(95)、無水酢酸又は酢酸(100)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
0.1mol/L塩酸試液に溶ける。
本品1.0gを水100mLに溶かした液のpHは5.5〜7.5である。
やや吸湿性である。
融点:約295℃(分解)。
★リンクテーブル★
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商品
[★]
- 英
- flucytosine
- 同
- 5-フルシトシン 5-flucytosine 5-FC、アンコボン ancobon,5-フルオロシトシン 5-fluorocytosine
- 商
- アンコチル、ドメラジン、ココール