オザグレル
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Japanese Journal
- 非心原性脳梗塞への抗血栓療法に関するEBMと薬剤選択(<特集>頭蓋内動脈狭窄症)
- 豊田 一則
- 脳神経外科ジャーナル 18(7), 494-501, 2009-07-20
- … 急性期脳梗塞患者への抗血栓療法として,アスピリンの使用が強く勧められる.わが国のガイドラインでは,国産薬であるオザグレルナトリウムやアルガトロバンも勧められている.その一方で,臨床の場でよく用いられるヘパリンの有用性は確立していない.慢性期の非心原性脳梗塞患者への再発予防には,抗凝固薬でなく抗血小板療法が勧められる.具体的な推奨薬は各国のガイドラインで少しずつ異なるが,わが国で現在使用 …
- NAID 110007333752
- 急性期脳梗塞に対するオザグレルナトリウムの投与開始時間と予後に関する検討
- 奈倉 道和,西村 史朋,勝矢 聡子,藤田 一之,廣瀬 雅哉,小笹 宏,宮崎 之男
- 産婦人科の進歩 60(2), 77-82, 2008
- … 診断されていたところ,妊娠26週2日の起床時から左半身のしびれと左上下肢の脱力を自覚し,同医を受診後に脳梗塞の疑いで当院に搬送された.当院神経内科により右視床のラクナ梗塞と診断され,オザグレルナトリウムを11日間投与継続され,その後は帝王切開術の前後の期間を除いて今日に至るまでアスピリンを投与されている.治療開始後には徐々に症状の改善はみられたが,その後に後遺症として左上肢に舞踏 …
- NAID 130001223056
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- 注射用オザグレルナトリウム20mg「F」/注射用オザグレルナトリウム40mg「F 」 ... 有効成分. 日局 オザグレルナトリウム. 含量. 20mg. 添加物. クエン酸水和物( pH調整剤) 適量水酸化ナトリウム(pH調整剤) 適量 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
オザグレルNa点滴静注20mg「MEEK」
組成
1アンプル中の分量
有効成分
添加物
効能または効果
- クモ膜下出血術後の脳血管攣縮及びこれに伴う脳虚血症状の改善
- 通常成人に、オザグレルナトリウムとして1日量80mgを適当量の電解質液又は糖液で希釈し、24時間かけて静脈内に持続投与する。投与はクモ膜下出血術後早期に開始し、2週間持続投与することが望ましい。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 脳血栓症(急性期)に伴う運動障害の改善
- 通常成人に、オザグレルナトリウムとして1回量80mgを適当量の電解質液又は糖液で希釈し、2時間かけて1日朝夕2回の持続静注を約2週間行う。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 出血している患者:消化管出血、皮下出血等[出血を助長する可能性がある。]
- 出血の可能性のある患者:脳出血の既往歴のある患者、重症高血圧患者、重症糖尿病患者、血小板の減少している患者等[出血を助長する可能性がある。]
- 抗血小板剤、血栓溶解剤、抗凝血剤を投与中の患者[「相互作用」の項参照]
重大な副作用
- 出血(頻度不明):出血性脳梗塞・硬膜外血腫・脳内出血、消化管出血、皮下出血、血尿等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること。[血小板凝集能を抑制するため]
- ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明):ショック、アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、呼吸困難、喉頭浮腫、冷感等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 肝機能障害、黄疸(頻度不明):著しいAST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等を伴う重症な肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
- 血小板減少(頻度不明):血小板減少があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には減量又は投与を中止すること。
- 白血球減少、顆粒球減少(頻度不明):白血球減少、顆粒球減少があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。発症時には発熱や悪寒等がみられることが多いので、これらの症状があらわれた時は本症を疑い血液検査を行うこと。
- 腎機能障害(頻度不明):重篤な腎機能障害(急性腎不全等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。なお、腎機能障害時には血小板減少を伴うことが多い。
薬効薬理
- *アラキドン酸カスケード中のトロンボキサンA2(TXA2)合成酵素を選択的に阻害してトロンボキサンTXA2の産生を抑制し、TXA2による血小板凝集能を抑制すると共に,プロスタサイクリンの産生を促進して、両者のバランス異常を改善する。また、脳血管攣縮や脳血流量低下の抑制作用も認められている。2)
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名:オザグレルナトリウム(Ozagrel Sodium)
化学名:Monosodium(2E)-3-[4-(1H-imidazol-1-ylmethyl)phenyl]prop-2-enoate
分子式:C13H11N2NaO2
分子量:250.23
性状:白色の結晶又は結晶性の粉末である。
水に溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
構造式:
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
オザグレルナトリウム
- 関
- ozagrel、ozagrel hydrochloride
[★]
- 英
- sodium, natrium, Na
- 関
- Na+
血液(血清)中のナトリウム (臨床検査法提要第32版)
尿中のナトリウム
- <20 mEq/l (正常と判断できる範囲)
- >40 mEq/l (腎性腎不全を示唆)
尿Na,Kと血清Naによる血清Naの予測
- 経口摂取と輸液による自由水の摂取がなければ
- 尿([Na+]+[K+]) < 血清[Na+] → 血清[Na+]上昇
- 尿([Na+]+[K+]) = 血清[Na+] → 血清[Na+]普遍
- 尿([Na+]+[K+]) > 血清[Na+] → 血清[Na+]低下
食品中の食塩量
- ほとんどの製品ラベルに記載されている、ナトリウム[g]はそのまま食塩量[g]と考えることができないので、指導する債には注意を促す。
- 分子量から考えるとNa(23), Cl(35.5)なので、ナトリウムx[g]は食塩 x /23 * (23 + 35.5)、つまり2.54 * x [g]となる。
- 例えば、小生が常食している某社のインスタントラーメンにはナトリウム2[g]との記載があるが、これは5.08gの食塩が含まれているということになる。もちろんスープは全部飲む。1日3袋食べたことがあるのだが、、、
臨床関連
[★]
- 英
- thorium、Th
- 関
- トロトラスト、232Th
概念
- 参考1
- 原子番号:90
- 元素記号:Th
- アクチノイド元素の一つ
- 銀白色の金属。
- 安定同位体は存在しない。
- 北欧神話の軍神または雷神トールにちなんで名づけられた。
同位体
- 参考1
同位体
|
NA
|
半減期
|
DM
|
DE (MeV)
|
DP
|
228Th
|
trace
|
1.9116 y
|
α
|
5.52
|
224Ra
|
229Th
|
syn
|
7340 y
|
α
|
5.168
|
225Ra
|
230Th
|
trace
|
75380 y
|
α
|
4.77
|
226Ra
|
231Th
|
trace
|
25.5 h
|
β
|
0.39
|
231Pa
|
232Th
|
100 %
|
1.405 × 1010 y
|
α
|
4.083
|
228Ra
|
234Th
|
trace
|
24.1 d
|
β
|
0.27
|
234Pa
|
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
[★]
- 英
- ozagrel
- JAN
- 塩酸オザグレル ozagrel hydrochloride
- 化
- 塩酸オザグレル ozagrel hydrochloride、オザグレルナトリウム ozagrel sodium
- 商
- (塩酸オザグレル):ドメナン、ベガ
- (オザグレルナトリウム):アトロンボン、オキリコン、オザグレルNa、オザグレルナトリウム、オサグレン、オグザロット、オザペン、カタクロット、カタクロン、キサクロット、キサンボン、キサンボンS
- 関
- トロンボキサン合成酵素阻害薬。他に分類されない代謝性医薬品
分類
-
- →抗血栓薬の分類だが、血小板凝集抑制を目的とした適応はない、らしい?
作用機序
薬理作用
適応
[★]
- 英
- bird、avian
- 関
- 鳥類