カモスタット
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
カモストン錠100
組成
- 1錠中:カモスタットメシル酸塩……100mg
〈添加物〉
酸化チタン、ステアリン酸マグネシウム、デンプングリコール酸ナトリウム、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、マクロゴール6000
禁忌
効能または効果
慢性膵炎における急性症状の緩解には
- 通常1日量カモスタットメシル酸塩として600mg(本剤6錠)を3回に分けて経口投与する。症状により適宜増減する。
術後逆流性食道炎には
- 通常1日量カモスタットメシル酸塩として300mg(本剤3錠)を3回に分けて食後に経口投与する。
慎重投与
- 過敏症を有する患者[過敏症を有していた場合、副作用が発現しやすくなる]
重大な副作用
- ショック、アナフィラキシー様症状 ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、呼吸困難、そう痒感等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 血小板減少 血小板減少があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には減量又は投与を中止すること。
- 肝機能障害、黄疸 AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-Pの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 高カリウム血症 重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、血清電解質検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- カモスタットメシル酸塩は、蛋白分解酵素阻害作用を有し、トリプシン、血漿カリクレイン、プラスミン、カリジノゲナーゼ、トロンビン、C1r及びC1エステラーゼに対し阻害作用を示す。パンクレアチンと膵臓カリクレインに対する効果は弱く、α-キモトリプシン、ペプシン、ブロメライン、セミアルカリプロティナーゼ、セラペプターゼには作用しない。本剤は膵に直接作用して、膵酵素の活性化を抑制するものと考えられている。
また、Oddi筋弛緩作用、血液凝固、線溶系に対する阻害作用も報告されている。3)4)
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- camostat
- 化
- メシル酸カモスタット camostat mesilate カモスタットメシル酸塩
- 商
- アーチメント、カモエント、カモスタール、カモステート、カモストン、カモタット、カルモザシン、パンクレール、パンルーク、フオイパン、メシタット、メシルパン、モスパン、ラインタット、リーナック、リビリスター、レセプロン
- 関
- 他に分類されない代謝性医薬品
作用機序
- フオイパン錠100mg
- 本剤は経口投与ですみやかに生体のキニン生成系、線溶系、凝固系及び補体系に作用し、その酵素活性をすみやかに阻害し異常亢進を抑制することにより、慢性膵炎の炎症症状と疼痛の緩解並びにアミラーゼ値の改善に効果が認められている。また、術後食道内に逆流する消化液中のトリプシンを阻害することにより、術後逆流性食道炎の改善に効果が認められている。
効能又は効果/用法及び用量
- フオイパン錠100mg
- 1. 慢性膵炎における急性症状の緩解
- 2. 術後逆流性食道炎
添付文書
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3999003F1297_1_05/3999003F1297_1_05?view=body