エルカトニン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
エカテニン筋注10単位
組成
有効成分(1管1mL中)
添加物(1管1mL中)
禁忌
効能または効果
- エルカトニンとして、通常成人には1回量10エルカトニン単位を週2回筋肉内注射する。なお、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 発疹(紅斑、膨疹等)等の過敏症状を起こしやすい体質の患者
- 気管支喘息又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発するおそれがある。]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、気分不良、全身発赤、蕁麻疹、呼吸困難、咽頭浮腫等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
テタニー(頻度不明)
- 低カルシウム血症性テタニーを誘発することがあるので、症状があらわれた場合には投与を中止し、注射用カルシウム剤の投与等適切な処置を行うこと。
喘息発作(頻度不明)
- 喘息発作を誘発することがあるので、観察を十分に行い、症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(「1.慎重投与」の(2)の項参照)
肝機能障害、黄疸(頻度不明)
- AST(GOT)、ALT(GPT)、ALPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
薬力学的試験
- エカテニン筋注10単位と標準製剤をビーグル犬(1群10頭)に単回筋肉内投与して血清中カルシウム濃度低下作用について比較検討した結果、両製剤間の血清カルシウム濃度低下作用は薬力学的に同等であった1)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- エルカトニン(JAN)
Elcatonin(r-INN)
化学名
- 1-butyric acid-7-(L-2-aminobutyric acid)-26-L-aspartic acid-27-L-valine-29-L-alaninecalcitonin(salmon)
分子式
分子量
性 状
- 本品は白色の粉末である。
本品は水に極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けやすく、アセトニトリルにほとんど溶けない。本品は吸湿性である。
本品の水溶液(1→500)のpHは4.5〜7.0である。
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- elcatonin
- 商
- アデビロック、エカテニン、エカルトニン、エスカトニール、エリンダシン、エルカ、エルシトニン、エルベスタール、オステトニン、ポセビン、ラスカルトン
- 関
- アビカトニン、カルシトニン