イプリフラボン
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- イバナシンとは。効果、副作用、使用上の注意。骨量の減少を防ぐ作用がある薬で、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の治療に用いられます。 副作用として、過敏症状(発疹(ほっしん)、かゆみなど)、消化性潰瘍(かいよう)、胃腸出血 ...
- イバナシンは鶴原が製造販売するイプリフラボンです。効果効能は骨粗鬆症における骨量減少の改善。イバナシンを使用するなら知っておきたい情報を豊富に掲載しています。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
イバナシン錠200mg
組成
組 成
- イバナシン錠200mgは1錠中イプリフラボン200mgおよび添加物として低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロースカルシウム、ステアリン酸マグネシウムを含有する。
効能または効果
骨粗鬆症における骨量減少の改善
通常、成人には1回1錠(イプリフラボンとして200mg)を1日3回食後経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
消化性潰瘍又はその既往歴のある患者
- 〔消化性潰瘍、胃腸出血等が発現又は悪化する可能性がある。〕
重大な副作用
1.消化性潰瘍、胃腸出血:
- 消化性潰瘍、胃腸出血等を発現又は悪化させることがあるので、このような症状がみられた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、消化性潰瘍又はその既往歴のある患者には慎重に投与すること。
2.黄疸:
- 黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 破骨細胞に対して直接的あるいは血中カルシトニン濃度上昇を介してその骨吸収活性を抑制する。また、前破骨細胞から破骨細胞への分化に対しても抑制作用を示し、これらの作用によって骨量の減少を抑制することが認められている。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 7-(1-Methylethyl)oxy-3-phenyl-4H-chromen-4-one
分子式
分子量
融 点
性 状
- イプリフラボンは白色〜帯黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。
本品はアセトニトリルにやや溶けやすく、メタノール又はエタノール(99.5)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。光により徐々に黄色となる。
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- ipriflavone
- 商
- アスオスト、アンブジール、イバナシン、イプリプラスト、イプリフラボン、オステン、コバステン、サイポリン、フィオランス、フラボステン、ムービニン、モンタルジー
- 関
- イソフラボン、フラボノイド、ムラサキウマゴヤシ
概念
- 牧草ムラサキウマゴヤシに含まれるフラボノイドであるイソフラボン誘導体の1つ。
作用
- 骨吸収抑制作用:直接的な骨吸収抑制作用、及びエストロゲンのカルシトニン分泌促進作用を増強。
- 実験的骨粗鬆症モデル動物における骨量減少を抑制することが認められている。
適応
添付文書
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3999008F1273_1_06/3999008F1273_1_06?view=body