- 英
- periciazine
Japanese Journal
- フェノチアジン誘導体の製剤的研究(第4報) : プロペリシアジンおよびそのスルホオキシドの光分解と安定化
- 藤沢 正計,川端 韶子
- 藥學雜誌 86(6), 504-510, 1966-06-25
- Photodecomposition of propericiazine (I) and its sulfoxide (II) was carried out by irradiation of fluorescent light (twelve 20 W tubes of cool white light, ca. 5000 luces) on their acid solution seale …
- NAID 110003653244
- プロペリシアジンおよびそのスルホオキシドの光分解と安定化 (フェノチアジン誘導体の製剤的研究-4〜6-)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ニューレプチル錠5mg
組成
成分・分量
添加物
- 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、白糖、ゼラチン、アラビアゴム末、タルク、沈降炭酸カルシウム、安息香酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルナウバロウ、黄色5号
禁忌
- 昏睡状態、循環虚脱状態にある患者[これらの状態を悪化させるおそれがある。]
- バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[中枢神経抑制剤の作用を延長し増強させる。]
- アドレナリンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
- フェノチアジン系化合物及びその類似化合物に対し過敏症の患者
効能または効果
- 統合失調症
- 通常、成人にはプロペリシアジンとして、1日10〜60mgを分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
参考:液剤の使用方法
- 誤用(過量を飲み込むなど)の危険を避けるため、原液のままは避け、1回の服用量を水、ジュース又は汁物等に混ぜて、コップ一杯くらいに、必ず希釈して使用すること。
- 希釈後はなるべく速やかに使用すること。
- 添付のスポイトの目盛はそれぞれ約0.5mL、1mL、2mL、3mLに相当する。
慎重投与
- 肝障害又は血液障害のある患者[肝障害又は血液障害を悪化させるおそれがある。]
- 褐色細胞腫、動脈硬化症あるいは心疾患の疑いのある患者[血圧の急速な変動がみられることがある。]
- 重症喘息、肺気腫、呼吸器感染症等の患者[呼吸抑制があらわれることがある。]
- てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある。]
- 幼児、小児(「小児等への投与」の項参照)
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 高温環境にある患者[体温調節中枢を抑制するため、環境温度に影響されるおそれがある。]
- 脱水・栄養不良状態等を伴う身体的疲弊のある患者[悪性症候群(Syndrome malin)が起こりやすい。]
重大な副作用
悪性症候群(Syndrome malin)
頻度不明
- 無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。
本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。
なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。
突然死
頻度不明
- 血圧降下、心電図異常(QT間隔の延長、T波の平低化や逆転、二峰性T波ないしU波の出現等)に続く突然死が報告されているので、特にQT部分に変化があれば投与を中止すること。
また、フェノチアジン系化合物投与中の心電図異常は、大量投与されていた例に多いとの報告がある。
再生不良性貧血、無顆粒球症、白血球減少
頻度不明
- 再生不良性貧血、無顆粒球症、白血球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は投与を中止すること。
麻痺性イレウス
0.1%未満
- 腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等)を来し、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺があらわれた場合には、投与を中止すること。
なお、この悪心・嘔吐は、本剤の制吐作用により不顕性化することもあるので注意すること。
遅発性ジスキネジア
0.1〜5%未満
- 長期投与により、口周部等の不随意運動があらわれ、投与中止後も持続することがある。
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
0.1%未満
- 低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがあるので、このような場合には、投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。2,3)
眼障害
頻度不明
- 長期又は大量投与により、角膜・水晶体の混濁、網膜・角膜の色素沈着があらわれることがある。
SLE様症状
頻度不明
肺塞栓症、深部静脈血栓症
頻度不明
- 抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、観察を十分に行い、息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
薬理作用4)
本剤の薬理作用と臨床効果の関係
- 条件反射抑制作用を含めた抗ドパミン作用は、幻覚・妄想や概念の統合障害等の陽性症状の改善及び悪心・嘔吐の改善に関連する。
- 自発運動抑制作用を含めた抗ノルアドレナリン作用は、躁状態や緊張状態の改善に関連する。
- 抗セロトニン作用は、思考の貧困化や感情鈍麻等の陰性症状の改善に関連する。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 10-[3-(4-Hydroxypiperidino)propyl]-phenothiazine-2-carbonitrile
分子式
分子量
性状
- 黄色の結晶性の粉末又は粒で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。
メタノール、酢酸(100)、クロロホルム又はN,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、エタノール(95)又はアセトンにやや溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水又はヘキサンにほとんど溶けない。
光によって徐々に褐色を帯びる。
融点
分配係数
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- QT延長症候群、QT間隔
原因
- 洞結節機能不全
- 房室ブロック:2度房室ブロック、3度房室ブロックアンドロゲン遮断療法(GnRHアゴニスト/アンタゴニスト療法または両側性精巣摘除術)
- 利尿薬:低マグネシウム血症・低カリウム血症の誘発による
- 鎮吐薬:
[★]
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- propericiazine、propericyazine
- 商
- ニューレプチル