傍糸球体細胞
- 同
- 傍糸球体細胞
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/01/04 22:23:30」(JST)
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傍糸球体細胞(ぼうしきゅうたいさいぼう、Juxtaglomerular cell)は腎臓にある細胞の一種。糸球体近接細胞、糸球体傍細胞とも呼ばれる。
働き
傍糸球体細胞は酵素レニンを合成、貯蔵、分泌する。この細胞は、糸球体に入る輸入細動脈の内壁にあり、緻密斑からのシグナルによりレニンを分泌する。レニンはレニン-アンジオテンシン系を介して血液量や血圧を制御する。
組織学
適切に染色されたスライドの中では、傍糸球体細胞は粒状の細胞質によって特徴づけられる。また、組織学的には特化した平滑筋細胞と考えられる。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 中性赤生体染色マウスにおける糸球体傍細胞顆粒の形成の電子顕微鏡による観察〔英文〕
- 2腎性Goldblatt型高血圧ラットの糸球体傍細胞に見出された微小細管
Related Links
- 傍糸球体細胞. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: 案内, 検索. JG cells. 傍糸球体細胞(ぼうしきゅうたいさいぼう、Juxtaglomerular cell)は腎臓にある 細胞の一種。糸球体近接細胞、糸球体傍細胞とも呼ばれる。
- 血管極に接している遠位尿細管には、緻密斑と呼ばれる特殊な上皮細胞が並んでいる。 この上皮細胞はナトリウムの濃度センサーで、ナトリウムの濃度が一定以下になると、 緻密斑に接する傍糸球体細胞を刺激し、レニンを分泌させる。レニンは血圧調節に ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- epithelioid cell
- 同
- 傍糸球体細胞、輸入細動脈顆粒細胞、糸球体傍細胞
腎臓
- 輸入細動脈の平滑筋細胞が上皮様に変化した細胞。→「傍糸球体細胞」で覚える
組織学
参考
- http://en.wikipedia.org/wiki/File:Granuloma_mac.jpg
[★]
- 英
- juxtaglomerular cell (SP)
- 同
- JG細胞 JG cell、輸入細動脈顆粒細胞、糸球体傍細胞、糸球体近接細胞、類上皮細胞
- 関
- 傍糸球体装置、糸球体
[★]
- 英
- JG cell
- 関
- 糸球体傍細胞
[★]
- 英
- glomerulus (Z)
- 関
- ボウマン嚢、腎小体、腎臓、輸出細動脈#調節
概念
- 1個の腎臓に100万個存在。
- 房状の毛細血管からなる
- 糸球体の毛細血管は有窓型毛細血管である
糸球体の微細構造 (SP.785)
詳細には
血流の調節 (HIM.1742)
- 輸入細動脈:autonomous vasoreactive reflex in afferent arteriole, tubuloglomerular feedback
- 緻密斑でのCl-の低下 = 原尿流速が早い → 腎灌流量の低下と解釈
- 腎灌流圧↑→輸入細動脈の平滑筋収縮
- 腎灌流圧↓→輸入細動脈の平滑筋弛緩
- 緻密斑はNaClの再吸収にとともにATP、(アデノシン)を細胞外に放出。細胞外のecto-5'-nucleotidaseがATPからアデノシンを産生。アデノシンが輸入細動脈のvasoconstrictorとして作用
- loop diureticsは緻密斑でのNaClの再吸収を妨げるので、尿細管糸球体フィードバックを阻害→糸球体濾過量は高レベルに保たれる
- アンジオテンシンIIと活性酸素種は尿細管糸球体フィードバックを増強 → 輸入細動脈収縮 → 糸球体濾過量低下
- NOは尿細管糸球体フィードバックを減弱 → 輸入細動脈弛緩 → 糸球体濾過量上昇
- 輸出細動脈:angiotensin II-mediated casoconstriction of the efferent arteiole
-
臨床関連
[★]
- 英
- parietal cell (Z), oxyntic cell
- 関
- 壁細胞
[★]
- 英
- spheroidal
- 関
- 楕円体
[★]
- 英
- glomus
- 関
- グロムス
[★]
- 英
- cell
- ラ
- cellula
- 関