- 英
- trimethadione TMO
- ラ
- trimethadionum
- 同
- トロキシドン troxidone
- 商
- ミノ・アレビアチン、ミノアレ
- 関
- 抗てんかん薬
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 肝硬変例におけるトリメタジオン負荷試験とChild-Pugh scoreとの対比について
- 松田 充宏,石川 詔雄,辻 勝久,長田 明,山本 祐二,大塚 雅昭,轟 健,深尾 立,田中 栄之介
- 日本消化器外科学会雑誌 31(1), 36-39, 1998-01-01
- 肝予備能評価法として我々が用いているtrimethadione (TMO)負荷試験が, 肝硬変例における肝障害についての臨床的な重症度の評価に有効か否かを判定するために, Child-Pugh基準(Pugh score)と対比して検討した. TMO経口投与4時間後のTMOと, その唯一の代謝物dimethadione(DMO)の血中濃度比(DMO/TMO値)は, 臨床的な肝障害重症度を判定するPu …
- NAID 110001326668
- トリメタジオンを用いる経口膵石溶解療法の効果的施行方法 : 内服の一時的中断ないし完全中止とその後の経過からみた検討
- 野田 愛司,伊吹 恵里,竹内 一浩,村山 英生,須賀 敬,奥山 誠,首藤 宗一郎,長谷 智
- 膵臓 = The Journal of Japan Pancreas Society 12(3), 265-272, 1997-06-25
- NAID 10016077352
Related Links
- 欠神発作に用いられる薬物欠神発作に用いられる薬物としてトリメタジオン、 エトスクシミド(一般名:エピレオプチマル、ザロンチン)がある。 ... 赤枠の薬物は「強直・ 間代発作、部分発作」に使用され、トリメタジオン・エトスクシミドは「欠神発作」のみに 有効である。 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ミノアレ散66.7%
組成
成分・含量
添加物
- トウモロコシデンプン,軽質無水ケイ酸,ステアリン酸マグネシウム,エタノール,エチルバニリン,D-ソルビトール,バニリン,プロピレングリコール,香料
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の患者
- 妊婦または妊娠している可能性のある婦人〔「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照〕
- 重篤な肝障害,腎障害のある患者〔血中濃度が上昇するおそれがある。〕
- 重篤な血液障害のある患者〔「その他の副作用 血液」の項参照〕
- 網膜・視神経障害のある患者〔「その他の副作用 眼」の項参照〕
効能または効果
- 定型欠神発作(小発作)
- 小型(運動)発作〔ミオクロニー発作,失立(無動)発作,点頭てんかん(幼児けい縮発作,BNSけいれん等)〕
- トリメタジオンとして,通常成人1日1.0g(散として1.5g)を毎食後3回に分割経口投与する。症状,耐薬性に応じて適宜漸増し,治療効果がみられるまで増量するが,最高1日2.0g(散として3.0g)を限度とする。
小児においては,成人量を基準として体重により決定する。
症状,耐薬性に応じて適宜増減する。
慎重投与
重大な副作用
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),中毒性表皮壊死症(Lyell症候群),SLE様症状
- このような副作用があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血,汎血球減少
- このような副作用があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと。
筋無力症
- このような副作用があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- トリメタジオンは,動物実験において,電撃けいれん(ラット,ネコ,ウサギ)4?6),ペンテトラゾールけいれん(マウス,ラット)4,6)およびストリキニーネけいれん(マウス)4)に対して拮抗作用を有する。
しかし,それぞれのけいれんに対する本剤の拮抗作用の強さは,フェニトインとは対照的である。すなわち,本剤ではフェニトインでほとんど作用の認められないペンテトラゾールけいれんに対する拮抗作用が最も強くあらわれるのに対し4,6),フェニトインで特徴的とされる最大電撃けいれんに対する作用は,相当大量を用いないと認められない5,6)。また,脊髄におけるpost-tetanic potentiation(PTP)を減少させる作用もみられない7)。これらのことから,本剤の作用様式はフェニトインとは全く異なっていることが示唆される。
このほか,本剤には,視床のcentral lateral nucleusの電気刺激による後発射の閾値上昇作用(ネコ)8)やペンテトラゾール(中等量)静注によりもたらされる小発作様脳波所見を抑制する作用(ウサギ)9)も認められる。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 3,5,5-Trimethyl-1,3-oxazolidine-2,4-dione
分子式
分子量
融点
性状
- 白色の結晶または結晶性の粉末で,カンフルようのにおいがある。エタノール(95)またはクロロホルムに極めて溶けやすく,ジエチルエーテルに溶けやすく,水にやや溶けやすい。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- antiepileptic drug, antiepileptic antiepileptics
- 関
- てんかん、薬理学
抗てんかん薬
*1 第一選択薬ではない
*2 他薬が無効な精神運動発作のみに使用
*3 てんかん重積の第一選択薬
*4 第一選択薬
新規の抗てんかん薬
抗てんかん薬の選択
- 部分発作:カルバマゼピン、バルプロ酸
- 全般発作:バルプロ酸、フェニトイン
- ミオクローヌス発作:クロナゼパム
[★]
- 英
- pregnancy, gravidity, gestation
- 関
- 妊娠週数、妊娠期間、(妊娠週数・妊娠月数の推定)子宮#子宮の大きさ、trimester。妊婦
- 妊娠x週
- x weeks of gestation
妊娠期間 (L.107)
- 最終月経の開始から280日(40週)
- 受精後266日(38週)
妊娠に伴う自覚、検査所見
- QB必修
- 尿検査による妊娠反応陽性:4週
- つわり症状 :6週
- 胎動の自覚 :18-20週
検査
超音波検査
- QB必修
- 妊娠4週:胎囊
- 妊娠5週:胎児
- 妊娠6週:胎児心拍
- 妊娠10-12週:ドップラーによる胎児心拍
尿妊娠反応
妊娠による変化
- G10M.38 NGY.293-303
- 循環血液量増加 → 血漿量の増加が血球成分の増加より著しい → 血液希釈(赤血球数↓、Hb↓、Ht↓)
- 白血球増加(5000~12000 /ul)。多核白血球優位に増加。
- 凝固能:凝固系亢進、線溶系抑制
- 血液凝固因子:第XI因子、第XIII因子を除き、血液凝固因子の濃度が上昇
- 胃:緊張度と運動性低下。食道括約筋圧低下、妊娠子宮による胃の変異により胃食道逆流が生じやすい(→麻酔管理では妊婦はfull stomach扱い)。
- 胸郭弛緩、横隔膜挙上、気道拡張(プロゲステロンによる気管平滑筋弛緩)
- →[一回換気量]増加、[予備呼気量]減少、[残気量]減少 → 残気量が減少し、一回換気量が増加 → 分時換気量増加
-
- 食後血糖は上昇。空腹時血糖は低下する。また、食後に高インスリン血症が持続する。 (NGY.293)
- FSH, LH:非妊娠時の基礎値
- hCG:10週前後にピークとなり以降、減少。
- PRL:妊娠末期に向かって増加
妊娠によるエネルギー付加量
- NGY.324
- 日本人成人女子の生活活動強度別の栄養所要量(kcal/day)
- 妊婦 +350
- G10M.72
- 妊娠初期:50kcal
- 妊娠中期:250kcal
- 妊娠末期:500kcal
- 授乳中:450kcal
妊娠と服用薬
- 妊娠と薬情報センター - 独立行政法人 国立成育医療研究センター
- http://www.ncchd.go.jp/kusuri/index.html
服用薬の影響
- 4週から7週末までは器官形成期であり、催奇形性が確認されているものはワルファリン(鼻奇形、骨形成不全)、メトトレキセート(種々の奇形)、抗てんかん薬(種々の奇形)がある。(参考1)
臨床関連
届出
参考
- http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/FUJ-FULL.pdf
[★]
- 英
- congenital anomaly, congenital abnormality
- ラ
- congenitalis anomalia
- 同
- 先天性異常
- 関
- [[]]
[show details]
発生
- 発生第3-8週(妊娠第5-11週)に器官原基形成(発生第3週に三胚葉性胚盤となり、第3週末に中枢神経の分化が始まり第8週までに主要な器官原基が確立される。
感受性の高い時期
妊娠区分
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妊娠初期
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胎齢
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0
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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12
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13
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妊娠週数
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0
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13
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14
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15
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妊娠月数
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第1月
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第2月
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第3月
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第4月
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|
器官原基形成
|
|
原因
- NGY.512
-
- X線:小頭症、二分脊椎、口蓋裂、四肢の異常
- 高熱:無脳症
- 耐糖能異常合併妊娠:種々の奇形:心臓や神経管の異常
[★]
- 英
- teratogen, teratogenic factor
- 同
- 催奇形性物質、催奇形物質、奇形発生因子、催奇形剤
L.138
催奇形因子
|
先天異常
|
感染因子
|
風疹
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白内障,緑内障,心臓異常,聾,歯異常
|
サイトメガロウイルス
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小頭症,盲目,精神発達遅滞,胎児死亡
|
単純ヘルペスウイルス
|
小眼球症,小頭症,網膜異形成
|
水痘ウイルス
|
肢低形成,精神発達遅滞,筋萎縮
|
HIV
|
小頭症,発育遅延
|
トキソプラズマ症
|
水頭症,大脳実質石灰化,小眼球症
|
梅毒
|
精神発達遅滞,聾
|
物理的因子
|
X線
|
小頭症,脊椎裂,口蓋裂,四肢の異常
|
高熱
|
無脳症
|
化学的因子
|
サリドマイド
|
四肢の異常,心臓異常
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アミノプテリン
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無脳症,水頭症,唇裂と口蓋裂
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ジフェニルヒダントイン(フェニトイン)
|
胎児性ヒダントイン症候群:顔面異常,精神発達遅滞
|
バルプロ酸
|
神経管異常,心,頭蓋顔面,肢異常
|
トリメタジオン
|
口蓋裂,心臓異常,泌尿生殖器と骨格の異常
|
リチウム
|
心臓異常
|
アンフェタミン
|
唇裂と口蓋裂,心臓異常
|
ワルファリン
|
軟骨形成不全,小預症
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ACE阻害薬
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発育遅延,胎児死亡
|
コカイン
|
発育遅延,小頭症,行動異常,腹壁破裂
|
アルコール
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胎児性アルコール症候群,短眼険裂,上顎骨発育不全,心臓,異常,精神発達遅滞
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イソトレチノイン(ビタミンA)
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ビタミンA胚子病:小さい異常な形をした耳,下顎骨発育不全,口蓋裂,心臓異常
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有機水銀
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脳性麻痺類似の神経症状
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鉛
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発育遅延,神経学的障害
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ホルモン
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男性化ホルモン(工チステロン,ノル工チステロン)
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女性生殖器男性化:陰唇の癒着,陰核肥大
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ジエチルスチルベストロール(DES)
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子宮,卵管,および腟上部の異常;腟癌;精巣異常
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母親の糖尿病
|
さまざまな種類の異常;心臓と神経管の異常が最も一般的
|
[★]
トリメタジオン、トロキシドン
[★]
- 英
- dione
- 関
- 内痔核
硫酸アルミニウムカリウム水和物、タンニン酸
[★]
- 英
- bird、avian
- 関
- 鳥類