- 英
- Moebius syndrome、Mobius syndrome
- 同
- Moebius症候群、Mobius症候群、先天性両側性顔面神経麻痺?
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/02/09 11:06:03」(JST)
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メビウス症候群(メビウスしょうこうぐん、Mobius (或は Moebius) syndrome)は、非常に稀な神経異常。
目次
- 1 臨床徴候
- 2 治療
- 3 病理学的説明
- 4 外部リンク
臨床徴候
メビウス症候群は、1888年にメビウスが「先天性かつ非進行性の両側性顔面神経麻痺+外転神経麻痺」を独立した疾患として定義したものに始まる(Munch Med Wochenschr 1888;35:91-4,108-11)。以来さまざまな定義が用いられてきて混乱をきたしているが、Harrietteらは、先天性の顔面表情筋麻痺に眼球の外転運動障害を伴うものと新たに定義し、これが定着してきている(Neurology2003;61:327-333)。 稀に脳神経V(三叉神経)と脳神経VIII(内耳神経)の障害も合併する。
脳神経VIで発症すると側方注視が失われる。脳神経VIIで起こると顔面神経麻痺 (FP) になる - 無表情で口が常に開いている状態。脳神経VIIIで発症すると難聴になる。
泣く、笑うの表現が無表情の為、誕生時に発見することが出来る。
その他の特徴:
- 手足の異常 — 指の間の水かき、短い、5本以上の指などが起こる場合がある
- 吸う能力が異常
- 目で動くものを追えない、
- 内斜視
- 笑う表情が出来ない
- 舌の運動の制限
後に患児は言語困難、内斜視、異常に小さい目、気管支肺炎などにかかることがある。
治療
決まった治療法は無く、症状によって援助的、調和的に行う。患児は十分な栄養の補給のために栄養チューブを使うこともある。内斜視や四肢の改善、顎の変形の治療などのために外科手術が行われることもある。運動、スピーチ療法は発話能力、食事能力の改善に役立つこともある。整形外科手術が有効な場合もある。
病理学的説明
メビウス症候群の原因は分かっていない(多くが原因不明、その他の少数が遺伝的原因)。
外部リンク
- Moebius Syndrome Information
- Moebius Syndrome Foundation & International Conference Information
- MBS Syndrome
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 挿管困難に対しトラキライト^<TM>を使用したメビウス症候群の1例
- 吉田 理英,五島 衣子,小倉 あき子,加々美 智,増田 陸雄,吉村 節
- 日本歯科麻酔学会雑誌 = JOURNAL OF JAPANESE DENTAL SOCIETY OF ANESTHESIOLOGY 34(3), 286-287, 2006-07-01
- NAID 10018167343
- メビウス症候群に伴う鼻咽腔閉鎖不全症に対し lateral pharyngoplasty を施行した1例
Related Links
- メビウス(1888)が疾患単位として確立した。先天性顔面神経麻痺、外転神経麻痺、四肢異常(特に欠損)を特徴とする。多くは孤発例であるが、30家系ほどの家族例の報告がある。他の脳神経麻痺を伴う例もあり、類縁疾患も含めた日本 ...
- 概要 メビウス(1888)が疾患単位として確立した。先天性顔面神経麻痺と先天性外転神経麻痺を特徴とするが、他の脳神経麻痺や四肢形態異常を伴うこともある。本研究班では、先天性顔面神経麻痺と先天性外転神経麻痺(片側性も含む ...
- メビウス症候群は稀な障害で,生涯にわたり無表情の特色を持ちます。メビウス症候群におかされている人たちは笑うことができない,つまり難しい顔をしています。彼らはめったにまばたきをしないか目を左右に動かすことは ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- pregnancy, gravidity, gestation
- 関
- 妊娠週数、妊娠期間、(妊娠週数・妊娠月数の推定)子宮#子宮の大きさ、trimester。妊婦
- 妊娠x週
- x weeks of gestation
妊娠期間 (L.107)
- 最終月経の開始から280日(40週)
- 受精後266日(38週)
妊娠に伴う自覚、検査所見
- QB必修
- 尿検査による妊娠反応陽性:4週
- つわり症状 :6週
- 胎動の自覚 :18-20週
検査
超音波検査
- QB必修
- 妊娠4週:胎囊
- 妊娠5週:胎児
- 妊娠6週:胎児心拍
- 妊娠10-12週:ドップラーによる胎児心拍
尿妊娠反応
妊娠による変化
- G10M.38 NGY.293-303
- 循環血液量増加 → 血漿量の増加が血球成分の増加より著しい → 血液希釈(赤血球数↓、Hb↓、Ht↓)
- 白血球増加(5000~12000 /ul)。多核白血球優位に増加。
- 凝固能:凝固系亢進、線溶系抑制
- 血液凝固因子:第XI因子、第XIII因子を除き、血液凝固因子の濃度が上昇
- 胃:緊張度と運動性低下。食道括約筋圧低下、妊娠子宮による胃の変異により胃食道逆流が生じやすい(→麻酔管理では妊婦はfull stomach扱い)。
- 胸郭弛緩、横隔膜挙上、気道拡張(プロゲステロンによる気管平滑筋弛緩)
- →[一回換気量]増加、[予備呼気量]減少、[残気量]減少 → 残気量が減少し、一回換気量が増加 → 分時換気量増加
-
- 食後血糖は上昇。空腹時血糖は低下する。また、食後に高インスリン血症が持続する。 (NGY.293)
- FSH, LH:非妊娠時の基礎値
- hCG:10週前後にピークとなり以降、減少。
- PRL:妊娠末期に向かって増加
妊娠によるエネルギー付加量
- NGY.324
- 日本人成人女子の生活活動強度別の栄養所要量(kcal/day)
- 妊婦 +350
- G10M.72
- 妊娠初期:50kcal
- 妊娠中期:250kcal
- 妊娠末期:500kcal
- 授乳中:450kcal
妊娠と服用薬
- 妊娠と薬情報センター - 独立行政法人 国立成育医療研究センター
- http://www.ncchd.go.jp/kusuri/index.html
服用薬の影響
- 4週から7週末までは器官形成期であり、催奇形性が確認されているものはワルファリン(鼻奇形、骨形成不全)、メトトレキセート(種々の奇形)、抗てんかん薬(種々の奇形)がある。(参考1)
臨床関連
届出
参考
- http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/FUJ-FULL.pdf
[★]
- 英
- Gerhardt syndrome
- 同
- Gerhardt症候群
- 関
- メビウス症候群
参考
- LARYNGEAL ABDUCTOR PARALYSIS - OMIM
- http://www.ncbi.nlm.nih.gov/omim/150260
[★]
- 英
- prosopoplegia
- 関
- メビウス症候群
[★]
- 英
- Mobius syndrome II
- 関
- 脳幹部形成不全
[★]
ライデン・メビウス症候群
[★]
- 英
- Leyden-Mobius syndrome
[★]
- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
[★]
- 英
- group
- 関
- グループ、集団、分類、群れ、基、グループ化
[★]
- 英
- symptom and sign
- 関
- 症状, 徴候 兆候