- 英
- organelle, cell organelles cell organellae
- ラ
- organellae cytoplasmicae
- 同
- 細胞器官、細胞内小器官
- 関
- 細胞、ミトコンドリア、葉緑体、中心体、リボソーム、小胞体、ゴルジ体、リソソーム。ミクロトラベキュラ網
WordNet
- a specialized part of a cell; analogous to an organ; "the first organelle to be identified was the nucleus" (同)cell organelle, cell_organ
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/12/07 21:27:07」(JST)
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典型的な動物細胞の模式図: (1) 核小体(仁)、(2) 細胞核、(3) リボソーム、(4) 小胞、(5) 粗面小胞体、(6) ゴルジ体、(7) 微小管、(8) 滑面小胞体、(9) ミトコンドリア、(10) 液胞、(11) 細胞質基質、(12) リソソーム、(13) 中心体
細胞小器官(さいぼうしょうきかん、英語: organelle)とは、細胞の内部で特に分化した形態や機能を持つ構造の総称である。細胞内器官、あるいは英名であるオルガネラとも呼ばれる。細胞小器官が高度に発達していることが、真核細胞を原核細胞から区別している特徴の一つである。
細胞小器官の呼称は、顕微鏡技術の発達に従い、それぞれの器官の同定が進むとともに産まれた概念である。したがってどこまでを細胞小器官に含めるかについては同定した経過によって下記のように混乱が見られる。細胞小器官を除いた細胞質基質についても、新たな構造や機能が認められ、細胞小器官を分類して論じることは今日ではあまり重要な意味をなさなくなってきつつある。
第一には、最も早い時期に同定された核、小胞体、ゴルジ体、エンドソーム、リソソーム、ミトコンドリア、葉緑体、ペルオキシソーム等の生体膜で囲まれた構造体だけを細胞小器官と呼ぶ立場があり、またこれらはどの場合でも細胞小器官に含められている。これらを膜系細胞小器官と呼ぶ場合もある。膜系細胞小器官が内を区画することにより、色々な化学環境下での生反応を並行することを可能にしている。また膜の内外で様々な物資の濃度差を作ることができ、このことを利用してエネルギー生産(電子伝達系)や、物質の貯蔵などを行っている。さらに小胞体、ゴルジ体、エンドソーム、リソソームは、小胞を介して細胞膜と連絡しあっており、このEndomembrane systemと呼ばれるネットワークを通じて物質の取込み(エンドサイトーシス)や放出(分泌)を行うことで、他の細胞や細胞外とのコミュニケーションを達成している。
なおこれらのうちミトコンドリアは、独自の遺伝構造を持つことから、生物進化の過程や種の拡散において注目される場合があり、例えばヒトではミトコンドリア・イブのような共通祖先も想定される。ミトコンドリアに関しては、元来別の細胞が細胞内共生したものに由来するとの説(細胞内共生説)が有力視されている。葉緑体に関しても共生に由来するのではないかという見方もあるが、その起源は依然不明である。
第二には、細胞骨格や、中心小体、鞭毛、繊毛といった非膜系のタンパク質の超複合体からなる構造体までを細胞小器官に含める場合もある。
さらには、核小体、リボソームまで細胞小器官と呼んでいる例も見いだされる。
関連項目
外部リンク
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細胞小器官 |
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内膜系 |
細胞膜 - 核 (核小体) - 小胞体 - ゴルジ体 - ペルオキシソーム - パレンテソーム
小胞 (エキソソーム - リソソーム - エンドソーム - ファゴソーム - 液胞)
顆粒 (メラノソーム - 微小体 - グリオキシソーム - バイベル・パラーデ小体)
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内部共生体 |
ミトコンドリア - 色素体 (葉緑体 - 有色体 - 白色体)
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細胞骨格 |
マイクロフィラメント - 中間径フィラメント - 微小管 - 原核生物の細胞骨格
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外部組織 |
細胞壁 - 繊毛/鞭毛 - 先体
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その他 |
細胞質 - リボソーム - 微小管形成中心 (中心体/中心小体 - 基底小体 - 紡錘極体) - ヴォールト - プロテアソーム - フィコビリソーム
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 1J1448 P78 蛍光ナノ温度計を用いた細胞小器官内の温度測定(計測,第49回日本生物物理学会年会)
- Oyama Kotaro,Takabayashi Masao,Arai Satoshi,Takeoka Shinji,Ishiwata Shin'ichi,Suzuki Madoka
- 生物物理 51(SUPPLEMENT_1), S56, 2011-08-15
- NAID 110008903117
- 生物科における「進化」を考える授業開発 : 細胞進化をとらえる教材 <第2部 教科研究>
- 田中 伸也,タナカ シンヤ,Tanaka Shinya
- 中等教育研究紀要 50, 163-168, 2010-03-20
- … 真核細胞中には細胞小器官のミトコンドリアが存在しており,原核生物が共生した痕跡を示している。 …
- NAID 120004185060
Related Links
- 細胞小器官(オルガネラ、organelle)の名称と機能 細胞の中あるいはそのまわりには細胞の形態や機能に直接関りをもつ種々の器官が存在する。これらのものを細胞小器官と呼び、細胞壁のように細胞膜の外に存在するものもある。
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- ribosome
- 関
- 細胞
- mRNAを元にアミノ酸を重合してタンパク質を合成する細胞小器官
- rRNAとタンパク質からなる
- HE染色では好酸性に染まる。核酸成分(rRNA)が多いため青染することになる。
- 原核生物:70S = 30Sサブユニット + 50Sサブユニット
- 真核生物:80S = 40Sサブユニット + 60Sサブユニット
タンパク質合成 (ECB.252)
- mRNAの5'側にE部位が位置し、P部位、A部位の順に並んでいる。
- 1. コドンに対応するアミノアシルtRNAがA部位に取り込まれる
- 2. アミノアシルtRNAのアミノ酸に、ペプチジルtRNAに結合しているペプチドが転移される
- リボソームがスライドすることで、ペプチドを渡したtRNAはE部位に、ペプチジルtRNAはP部位に移動する。
- 3. E部位のtRNAはリボソームから遊離する
- 4. 1.へもどる
抗菌薬の作用点
[★]
- 英
- peroxisome
- ラ
- peroxisoma
- 同
- ミクロボディ ミクロボディー microbody
- 関
- 微小体、グリコソーム
- 細胞小器官
- 肝細胞や腎尿細管細胞に多く、それ以外は少ない
- 過酸化水素産生酵素とカタラーゼが存在
- 機能:有害物質を酸化することにより無毒化する。
[★]
- 英
- eukaryote
- 同
- 真正核生物
- 関
- 原核生物 prokaryote
[★]
- 関
- cell organ、organellar
[★]
- 英
- intracellular organelle
- 関
- 細胞内オルガネラ、細胞小器官
[★]
- 英
- plastid、plastidic、plastidial
- 関
- 色素体、プラスチド
[★]
- 英
- cell organella pathology
- 関
- 分子病理学
[★]
- 英
- organelle
- 関
- オルガネラ、細胞器官、細胞小器官
[★]
- 英
- organ
- 関
- 器官と臓器の使い分け
[★]
- 英
- cell
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- cellula
- 関