- 英
- paroxysmal nocturnal dyspnea、PND
- 関
- 心臓喘息、夜間発作性呼吸困難、発作性呼吸困難
- 英
- paroxysmal nocturnal dyspnea
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- エキスパートはココを見る! 危機回避のためのフィジカルアセスメントの極意(Theme 9)発作性夜間呼吸困難(PND)を来した患者
- 睡眠時無呼吸による心不全を発症したKlinefelter症候群の1例
- 斎藤 新,鎌田 孝篤,石坂 浩,花田 裕之,奥村 謙
- 日本内科学会雑誌 92(6), 1084-1085, 2003-06-10
- … 症例は67歳,男性.起坐呼吸と発作性夜間呼吸困難を主訴に救急搬送された.うっ血性心不全の診断で加療を開始し,症状改善に至った.しかし心不全の原因検索のために行われた精査では,心臓自体には異常所見を認めなかった.入院経過中に睡眠時の無呼吸があり,その後に行われた精査により心不全の原因が睡眠時無呼吸症候群に起因するものと考えられた.文献的考察を加えながら報告する. …
- NAID 10011601763
Related Links
- 心不全になると、起座呼吸や発作性夜間呼吸困難、あるいはその両方を経験することもあります。起座呼吸とは、横になると息切れを起こし、起き上がると楽になる症状です。発作性夜間呼吸困難は、就寝中に突然発生する、しばしば
- 呼吸苦=呼吸困難を来す原因は数多くあるなかで、『夜間呼吸困難』はうっ血性心不全と気管支喘息を疑います。この二つを見極めるポイントはやはり問診と身体診察所見です。 うっ血性心不全に伴う呼吸困難(発作性夜間呼吸困難)は ...
- そのため、よく起き上がって、あえいだりします。これを発作性夜間呼吸困難といいます。座ることで体液の一部が肺の底部に流れ出るため、呼吸が楽になるからです。肺に大量の水分が急にたまることを ...
★リンクテーブル★
[★]
- 19歳の女性。動悸と胸痛とを主訴に来院した。生来健康であったが1か月前から足のむくみを自覚するようになった。1週前にバスに乗り遅れそうになり、50mほど走ったところで失神した。来院時の12誘導心電図(別冊No.11A)と収縮期の心エコー図(別冊No.11B)とを別に示す。
- この疾患でみられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A028]←[国試_104]→[104A030]
[★]
- 英
- heart failure, HF, cardiac failure CF, cardiac insufficiency
- 関
定義
- 心臓のポンプ能が低下しているために、十分な心拍出量が得られない状態を指す (EPT.115)
- 心筋の機能が低下し、末梢組織の酸素需要量に見合うだけの血液を駆出できなくなった状態。
- 心臓に器質的あるいは機能的異常が生じて、心臓のポンプ機能力が低下し、主要臓器の酸素需要量に見合うだけの血液を拍出できない病態(YN)。全ての心疾患の「終末像」である。あくまでも終末像のため、死亡診断書に死因と記載するのは不適切である。
分類
病期
原因
場所
病態の分類
病期分類
- No limitation of physical activity. Ordinary physical activity does not cause undue fatigue, palpitation, or dyspnea (shortness of breath).
- Slight limitation of physical activity. Comfortable at rest, but ordinary physical activity results in fatigue, palpitation, or dyspnea.
- Marked limitation of physical activity. Comfortable at rest, but less than ordinary activity causes fatigue, palpitation, or dyspnea.
- Unable to carry out any physical activity without discomfort. Symptoms of cardiac insufficiency at rest. If any physical activity is undertaken, discomfort is increased.
原因
- 虚血性心疾患、弁膜疾患、高血圧精神疾患、心筋虚血の順に多い。(IMD.790)
- 誘因としては過労、ストレス、感染、心拍数の異常、不整脈、水分・塩分の過剰摂取がある。
増悪因子
- ストレス
- 感染症:頻脈→心筋酸素需要↑
- 貧血 :心拍出量↑
- 妊娠 :心拍出量↑、体液量↑
- 甲状腺機能亢進症:甲状腺ホルモン(心臓のカテコラミン受容体増加)の陽性変力効果、陽性変時効果→心筋酸素需要↑
- 血圧上昇 :圧負荷
- 頻脈性不整脈:心筋酸素需要↑
table 9.3. 代償されている心不全において症状を誘発させる要因 PHD.240
- 代謝的需要の増加 → 心筋が十分に収縮できなくなる
- コントロールされていない高血圧 ←左心系
- 肺塞栓症 ← 右心系
- 陰性変力作用を持つ薬物
- 心筋虚血 or 心筋梗塞
- アルコールの摂取
症状
心不全の身体所見 IMD.791改変
- 右心不全での胸水:左心不全の後方障害で起こるが、右心不全でも上大静脈圧上昇により奇静脈系が上昇して胸水貯留を認める
- the pleural veins drain into both the systemic and pulmonary veous beds.(PHD.243)
治療
参考
- 2006年改訂版:http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2006_maruyama_h.pdf
- 2011年改訂版:http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2011_izumi_h.pdf
- 2. 慢性心不全治療ガイドライン(2010年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_matsuzaki_h.pdf
[★]
- congestive
- 英
- congestive heart failure, CHF
- 関
- 心不全、急性心不全
診断基準
Framingham criteria
- 大症状2つか、大症状1つおよび小症状2つ以上を心不全と診断する
大症状
小症状
大症状あるいは小症状
- 5日間の治療に反応して4.5kg以上の体重減少があった場合、それが心不全治療による効果ならば大症状1つ、それ以外の治療ならば小症状1つとみなす
治療
- 利尿薬:フロセミド、ヒドロクロロチアジド、スピロノラクトン(重症心不全の予後を改善する)、ANP
治療の禁忌
- 浸透圧利尿効果があり、脳圧亢進時、眼圧亢進時に用いる。
- 心不全に対して用いると、利尿効果を及ぼす前に循環血液量の一次的増加により心不全症状を増悪させる。
国試
[★]
- 英
- cardiac asthma
- 関
- 発作性夜間呼吸困難、心臓性喘息、発作性呼吸困難
[★]
- 英
- paroxysmal dyspnea
- 関
- 心臓喘息、発作性夜間呼吸困難
[★]
- 英
- paroxysmal nocturnal dyspnea
- 関
- 発作性夜間呼吸困難
[★]
- 英
- dyspnea (M)
- 関
- 呼吸、呼吸苦、呼吸不全
概念
- 息が苦しいという自覚症状。呼吸時の不快な感覚である。呼吸苦とも記載されることがあるが、呼吸困難とする。息切れも同義とされている。
- 呼吸困難という自覚症状があるにもかかわらず、必ずしも呼吸不全という客観的な病態に陥っていないことがあるので注意。
原因疾患
鑑別診断
IMD
胸痛と呼吸困難
- 参考1
- 気胸、肺炎、胸膜炎、慢性閉塞性肺疾患、慢性閉塞性肺疾患の悪化、肺癌などの肺疾患、心不全
参考
- 1. 肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2009年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_andoh_h.pdf
[★]
- 英
- difficulty、distress、trouble、difficult、hard、intractable、recalcitrant、arduous、labored
- 関
- 窮迫、硬性、故障、障害、心配、難治、難治性、不応性、難しい、悩み、悩ます、硬い、硬質、強情、苦しめる、トラブル、苦悩
[★]
- 英
- respiration, breathing
- 関
- 呼吸数、呼吸中枢、呼吸パターン
[★]
- 英
- attack, paroxysm, ictus, insult, fit, stroke
[★]
- 英
- nighttime、nocturnal、nocturnally
- 関
- 夜行性