- 英
- uterine rupture, spontaneous uterine rupture
- ラ
- ruptura uteri
分類
- 全子宮破裂:子宮壁全層が断裂して子宮腔と腹腔とが交通するもの。
- 不全子宮破裂:裂傷が子宮筋層のみにとどまり漿膜に及ばないものをいう。
原因
-
- 産科手術(鉗子分娩、過度の子宮内掻爬術)、陣痛促進剤の誤用、外傷
症候・身体所見
- 参考1
- 切迫子宮破裂:Bandl収縮輪の上昇、過強陣痛、激しい腹痛、不穏状態、胎児機能不全
- 完全子宮破裂:内出血と腹膜刺激症状によりショック症状。外診上、子宮と胎児を振れる
- 不全子宮破裂:広間膜内から広がる広範な血腫が形成される。
診断
- 参考1
完全子宮破裂は瘢痕子宮や過強靭痛などで診断が容易であるが、自然子宮破裂は診断が困難で、胎児分娩後に診断されることが多い。子宮収縮良好で外出血が少ないにもかかわらずショック症状が見られたら不全子宮破裂が疑われる。このため、超音波検査やCR,MRIを施行する。
治療
- 参考1
- 切迫子宮破裂:帝王切開による急速遂娩
- 完全子宮破裂:ショックに対して補液・輸液を行い、迅速に開腹手術を行う。子宮全摘、あるいは破裂部の縫合を行う。
- 不全子宮破裂:血腫除去手術
予後
- 参考1
参考
- 1. D.産科疾患の診断・治療・管理 10.異常分娩の管理と処置 - 日産婦誌60巻4号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/60/6004-065.pdf
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- P2-8-9 卵管間質部妊娠術後に2回妊娠し,いずれも子宮破裂を発症したが母児ともに救命し得た1例(Group80 妊娠・分娩・産褥の病理(症例)2,一般演題,第63回日本産科婦人科学会学術講演会)
- 谷口 智子,竹下 直樹,宗 晶子,関根 貴子,大路 斐子,吉田 義弘,松江 陽一,青木 千津,前村 俊満,片桐 由起子,田中 政信,森田 峰人
- 日本産科婦人科學會雜誌 63(2), 732, 2011-02-01
- NAID 110008509618
- P1-25-30 妊娠23週に帝王切開瘢痕部に付着した胎盤により子宮破裂を発症した一例(Group59 胎盤異常(症例),一般演題,第63回日本産科婦人科学会学術講演会)
- P1-18-17 経膣超音波断層法による子宮下部筋層の経時的変化の観察から切迫子宮破裂がどこまで診断できるか? : 既往帝王切開分娩症例における後方視的検討(Group37 妊娠・分娩・産褥の生理・前置胎盤1,一般演題,第63回日本産婦人科学会学術講演会)
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- 【概要】子宮破裂の頻度は、医療施設によって異なり、1/1000から1/3000などといわれ ます。前回帝王切開で経膣分娩する妊婦では、その0.8%が子宮破裂になるといわれます 。また、出血で死亡した妊婦のうち、約20%が子宮破裂だといわれています。 ...
- 子宮破裂とは? 子宮破裂(uterine rupture)は主に妊娠後半から分娩中に発生する子宮 の裂傷のことです。 3000分娩に一例くらいの非常にまれな疾患ですが、発生すると大量 の出血を伴い突然に発生します。 そのため超迅速な判断と対応がとても重要な疾患 ...
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- 次の文を読み、10~12の問いに答えよ。
- 30歳の1経妊未産婦。陣痛発来のため来院した。
- 現病歴: 妊娠初期から定期的に妊婦健康診査を受けており、妊娠経過は母児ともに順調であった。妊娠39週5日午前2時に自然陣痛が発来し、次第に増強したので午前4時に来院し、入院となった。]]
- 既往歴: 特記すべきことはない。
- 月経歴: 初経12歳。周期28日、整。
- 妊娠分娩歴: 4年前に妊娠7週で自然流産。
- 現 症: 意識は清明。身長162cm、体重63kg(妊娠前50kg)。体温36.4℃。脈拍88/分、整。血圧112/76mmHg。子宮底長35cm、腹囲98mm。下腿浮腫はない。Leopold触診法で児は頭位、第2胎向で、胎児心拍数144/分。胎児超音波検査では児頭大横径95mm、児の推定体重は3,500gである。内診所見では矢状縫合は骨盤横径に一致し、子宮口開大3cm、展退度60%、児頭下降度SP-2cm、子宮口の位置は中央、硬さは軟である。破水は認めない。
- 陣痛は次第に増強し、午後2時に自然破水した。午後3時の陣痛の間隔は2分、持続時間は60秒。内診所見では子宮口開大6cm、展退度80%、児頭下降度SP+1cm、子宮口の位置は前方、硬さは軟であった。午後6時に陣痛間隔は5~7分、持続時間は20~30秒となった。小泉門を10時に触知、子宮口開大8cm、展退度90%、児頭下降度SP+2cmであった。その後、陣痛の間隔と持続時間とは変わらず、午後9時の内診所見は不変である。胎児心拍数パターンに異常は認めない。
- 3,800gの男児を分娩した。10分後に胎盤が自然娩出したが、その直後から持続的な性器出血がみられ、子宮底は臍窩上に触知する。出血の原因として考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101E011]←[国試_101]→[101E013]
[★]
- 30歳の初妊婦。妊娠37週。5時間前に少量の性器出血の後、規則的な子宮収縮が始まり次第に強くなったため来院した。28歳時に子宮筋腫核出術を受けた後、不妊治療で妊娠が成立し、妊婦健康診査を受けていた。1週前の妊娠36週時の診察では、血圧140/92mmHg、尿蛋白1+であったが、胎児発育は正常で胎児心拍数モニタリングでは異常を認めなかった。意識は清明。身長160cm、体重70kg。体温37.0℃。脈拍92/分、乳血圧142/941mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。右上腹部に軽度の圧痛を認める。5分間隔で40秒間の子宮収縮を認めるが、間欠期には子宮は軟らかく圧痛を認めない。Leopold診察法第2段で大きくて板状の塊を右手に触れる。膣鏡診では子宮口から少量の出血を認める。内診では子宮口は軟らかく、前方に位置し、4cm開大しており胎児の頭髪を触れる。児頭の高さはSp±0である。尿所見:蛋白1+、糖1+。血液所見:赤血球350万、Hb9.8g/dl、Ht34%、白血球9,600、血小板9万。血液生化学所見:空腹時血糖105mg/dl、HbA1c(基準4.3~5.8)、総蛋白6.0g/dl、アルブミン2.7g/dl、尿素窒素19.0mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、尿酸5.8mg/dl、AST50IU/l、ALT40IU/l、LDH400IU/l(基準176~353)。CRP0.6mg/dl。
[正答]
※国試ナビ4※ [102E058]←[国試_102]→[102E060]
[★]
- 31歳の初産婦。妊娠33週2日。切迫早産と診断され妊娠28週から入院中である。「数時間前から少しずつおなかが痛くなってきて、赤ちゃんの動きが少ない」との訴えがあり診察した。腟鏡診で分泌物は褐色少量。内診で子宮口は閉鎖している。胎児心拍数陣痛図で頻回の子宮収縮と遅発一過性徐脈を認め、胎児機能不全と診断し緊急帝王切開を行った。帝王切開時、羊水は血性で胎盤母体面に凝血塊を伴っていた。児娩出後の子宮の写真(別冊No. 9)を別に示す。
- 胎児機能不全の原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I040]←[国試_109]→[109I042]
[★]
- 36歳の初産婦。妊娠38週3日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過で異常を認めていなかった。血圧 128/68mmHg。児は頭位。内診所見で子宮口は4cm開大。胎児心拍数陣痛図で5分周期の子宮収縮を認め、胎児心拍数波形に異常を認めない。入院4時間後、陣痛は2分間隔となった。内診で子宮口は9cm開大、内診時に自然破水した。胎児心拍数陣痛図で胎児心拍数基線は155/分で正常な基線細変動を認め、一過性徐脈を認めない。さらに30分後に強い子宮収縮があり、胎児心拍数が60/分の徐脈となって回復しない。
- 胎児徐脈の原因として考えられるのはどれか。3つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [111I079]←[国試_111]→[ ]
[★]
- 24歳の初妊婦。妊娠 38週3日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過は順調であった。入院後、陣痛は次第に増強し、陣痛発来後8時間で 2,960gの女児を分娩した。Apgarスコアは10点(5分)であった。児娩出後30分が経過したが、胎盤が娩出されず、用手剥離で娩出させた。処置中に性器出血が増量し、胎盤娩出までの出血量は1,200mLとなった。意識は清明。心拍数 72/分、整。血圧80/40mmHg。性器出血が持続し強い下腹部痛を訴えている。腹部の触診で子宮底を触知せず、腟鏡診では外子宮口が不明で暗赤色の腫瘤を認める。
- 性器出血の原因として疑う疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111G045]←[国試_111]→[111G047]
[★]
- 42歳の初産婦(1妊O産)。陣痛発来のため入院した。既往歴は35歳で腹腔鏡下子宮筋腫核出術、38歳で子宮鏡下子宮内膜ポリープ摘出術を受けた。入院後8時間で3,450gの男児を経腟分娩し、児娩出の5分後に胎盤はスムーズに娩出された。分娩時出血量は100mLであり、会陰裂傷に対して縫合術を行った。産後20分の時点で軽度の意識混濁が出現した。この時点で脈拍 120/分、整。血圧 72/40mmHg。呼吸数 24/分であり、腹部の疹痛を訴えている。外出血(性器出血)は少量で、腟鏡診でも子宮口からのわずかな血液流出を認めるのみである。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114D016]←[国試_114]→[114D018]
[★]
- 36歳の2回経妊1回経産婦。妊娠39週5日。陣痛発来のため入院した。妊娠経過は順調であった。入院直後の内診では、分泌物は血性少量で子宮口は3cm開大していた。1時間後、突然の気分不快と持続性の腹痛とが出現した。その時の腹部超音波像(別冊No.7A)と胎児心拍数陣痛図(別冊No.7B)とを別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107I041]←[国試_107]→[107I043]
[★]
- 28歳の3回経産婦。自然経膣分娩で3,540gの男児を出産した。胎盤を牽引して娩出させた。直後から性器出血が持続し、その後下腹部痛を訴え始めた。意識は清明であるが表情は苦悶様。脈拍96/分、整。血圧132/88mmHg。触診で子宮底を触れず、膣鏡診で膣内に腫瘤様のものを認める。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098A001]←[国試_098]→[098A003]
[★]
- 28歳の2回経産婦。妊娠35週。交通事故による腹部打撲のため搬入された。意識は清明。体温37.2℃。脈拍92/分、整。血圧120/80mmHg。胎児心拍数90bpm。痛みを伴う持続的な子宮収縮と性器出血とを認める。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103I077]←[国試_103]→[103I079]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [111I022]←[国試_111]→[111I024]
[★]
- 40歳の初産婦。児の娩出までの経過は正常であった。胎盤娩出直後から多量の出血を認めるとともに下腹部に激しい痛みを訴えた。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102A021]←[国試_102]→[102A023]
[★]
- 妊娠末期の経腟分娩において、子宮収縮は良好であるものの胎盤娩出後も多量の性器出血が持続する場合、最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110B029]←[国試_110]→[110B031]
[★]
- 胎児心拍数陣痛図を以下に示す。心拍数陣痛パターンと最も関係するのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102G011]←[国試_102]→[102G013]
[★]
- 陣痛発来前に行われた選択的帝王切開術後に持続する性器出血がある。考えられる原因はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095A077]←[国試_095]→[095A079]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [095A115]←[国試_095]→[095A117]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [112B023]←[国試_112]→[112B025]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097G109]←[国試_097]→[097G111]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100G108]←[国試_100]→[100G110]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
[★]
- 英
- lower abdominal pain
- 関
- 下腹痛。腹痛
診療エッセンシャルズ.271 改変
産婦人科疾患
- NGY.138
急性かつ重篤な下腹痛
中等度の下腹痛
- 1. 鎖陰
- 2. 卵巣嚢腫破裂
- 3. 子宮内膜症
- 4. 月経困難症
- 5. 子宮筋腫
- 6. 急性付属器炎、子宮内膜炎:子宮内膜炎は子宮内操作や流産後などに起こり、ほとんどが上行性感染と考えられ、発熱や不正出血などの随伴症状を伴うことが多い。卵管に炎症が波及し付属器炎になると下腹痛も増悪し、骨盤腹膜炎を来すことがある。起因菌はクラミジアの頻度が増加している。(参考1)
- 7. 流産
産婦人科の下腹部痛の鑑別疾患
- 参考1
病みえ産婦人科
- 引用p.212
妊娠の有無による鑑別
参考
- 1. (12)日本産婦人科医会研修プログラム;痛みの診断と治療
3)急性腹症,がん性疼痛への対応 - 日産婦誌58巻9号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/58/5809-395.pdf
[★]
- 英
- obstetrical shock, obstetric shock
- ラ
- shock obstetricus
- 同
- 分娩時ショック
- 関
- ショック
分類
- G10M.274改変 QB.P316
[★]
- 英
- genital bleeding
- 関
- 不正性器出血。新生女児性器出血
妊娠初期に見られる性器出血
妊娠後期に見られる性器出血
- 前置胎盤:下腹部痛なし
頚管無力症 ← 妊娠の中期以降に性器出血や腹痛を伴わずに頚管が短縮・開大し、胎児が娩出される(NGY.402)。なので性器出血の鑑別に入らないのでは?
- 切迫早産:下腹部痛(+)(←陣痛)、子宮口やや開大
- 常位胎盤早期剥離:下腹部痛(++)。板状硬
分娩後に見られる性器出血
- 弛緩出血
- 子宮破裂:病的収縮輪を認め、激痛を訴える。胎児ジストレス~胎児心拍の消失。母体の突然のショック。
- 子宮内反症:臍帯の用手的牽引による。激痛と出血によるショックに陥ることがある。
- 癒着胎盤
- 産道裂傷(頚管裂傷):
[★]
- 英
- Kristeller's expression
- 同
- Kristeller圧出法、クリステレル胎児圧出法 Kristeller胎児圧出法、クリステレル法 Kristeller's method、クリステラー胎児圧出法
[show details]
- 腹の上から子宮を圧迫して胎児を押し出す方法
- 子宮破裂の危険がある。
[★]
- 関
- 分娩時出血
概念
- 分娩時多量出血(分娩後2時間までの出血が500ml以上)の原因としては弛緩出血、頚管裂傷、胎盤遺残、膣裂傷、子宮内反症、子宮破裂、DICがあるが、弛緩出血が最多で、腟・頚管裂傷、胎盤遺残も主要な原因である。(QB.P-316)
NGY.464改変
[★]
- 英
- incomplete rupture of the uterus
- 関
- 子宮破裂
[★]
- 英
- complete rupture of the uterus
- 関
- 子宮破裂
[★]
- 英
- spontaneous uterine rupture
- 関
- 子宮破裂
[★]
- ラ
- ruptura uteri incompleta
- 関
- 子宮破裂
[★]
- 英
- uterus (Z), womb, metra
- 関
- 内性器
発生学的由来
解剖
支持構造
組織
子宮
子宮の大きさ
- 鶏卵大。(非妊娠時)逆位の前後にやや扁平な西洋梨状で長さ約7cm、幅約4cm、厚さ約2.5cm、重さ30~40g。
妊娠と子宮の大きさ、子宮底の高さ、恥骨結合上縁から子宮底までの長さ
妊娠月数
|
子宮の大きさ
|
子宮底の高さ
|
恥骨結合上縁から子宮底までの長さ
|
第1月末
|
鶏卵大
|
|
|
|
第2月末
|
鵞卵大
|
|
|
|
第3月末
|
手拳大
|
|
|
|
第4月末
|
小児頭大
|
恥骨結合上2-3横指
|
12cm
|
(妊娠月数x3)
|
第5月末
|
成人頭大
|
恥骨結合と臍との中央
|
15cm
|
第6月末
|
|
臍高
|
21cm
|
(妊娠月数x3+3)
|
第7月末
|
|
臍上2-3横指
|
24cm
|
第8月末
|
|
剣状突起と臍との中央
|
27cm
|
第9月末
|
|
剣状突起下2-3横指
|
30cm
|
第10月末
|
|
剣状突起と臍との中央
|
33cm
|
|
産褥0日分娩直後
|
|
臍下3横指
|
11cm
|
|
産褥0日12時間後
|
|
臍高(右に傾く)
|
15cm
|
|
産褥1-2日
|
|
臍下1-2横指
|
12cm
|
|
産褥3日
|
|
臍下3横指
|
10cm
|
|
産褥5日
|
|
臍高と恥骨結合上縁との中間
|
9cm
|
|
産褥7日(産褥1週)
|
手拳大
|
恥骨結合上縁
|
|
|
産褥10日
|
|
腹壁から触れない
|
|
|
(産褥6週)
|
鶏卵大
|
|
|
|
臨床関連
-
[★]
- 英
- rupture、explosion、rupture、explode、burst
- 関
- 群発、断裂、突発、破壊、バースト、爆発、突発波、破綻