- 英
- late deceleration
- 関
- 胎児心拍数図
概念
- 子宮収縮から遅れて30秒以上の経過で低下:胎盤機能不全:胎児状態不良
国試
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. 小児における徐脈bradycardia in children [show details]
… electrical impulse is either delayed or blocked at the AV node or the bundle of His In patients with severe bradycardia,… although its use may be limited by the occurrence of bradycardia as a transient event.…
- 2. 洞徐脈sinus bradycardia [show details]
… activity is primarily responsible, and the bradycardia is typically transient. If treatment is necessary because of hemodynamic compromise or ischemia, sinus bradycardia usually responds well to intravenous …
- 3. 永久的心臓ペーシング:デバイスおよび適応の概要permanent cardiac pacing overview of devices and indications [show details]
… Asymptomatic prolonged RR intervals with atrial fibrillation or other causes of transient ventricular pause. Asymptomatic bradycardia during sleep. Asymptomatic second-degree Mobitz I (Wenckebach) AV block …
- 4. 妊娠中の母体の伝導障害および徐脈maternal conduction disorders and bradycardia during pregnancy [show details]
… Transient first degree AV block may be seen in settings of increased vagal tone. It is not uncommon for sinus bradycardia with first degree AV block… than nonpregnant women. The exact prevalence of first-degree AV block is unknown . The site of AV delay is usually located in the atrioventricular node, above the bundle of His, and it rarely progresses …
- 5. 植え込み型除細動器:適応、構成、機能の概要implantable cardioverter defibrillators overview of indications components and functions [show details]
… pacing also protects against bradyarrhythmias that can follow a tachycardia or shock, and also against ventricular arrhythmias that are bradycardia-dependent .… can provide transient circulatory support for the patient with cardiac arrest,… candidates for an ICD also have intraventricular conduction delay (≥120 milliseconds) and are candidates for cardiac resynchronization…
Related Links
- 一過性徐脈のうち、最も誤読が多く、誤読した場合に影響が大きいものは、遅発一過性徐脈と変動一過性徐脈の区分である。「30秒ルール」は、これら両者の区分を明確にするため導入されたものだ。 心拍数減少に要する時間を30秒で ...
- ③遅発一過性徐脈(酸素濃度の低下=血流は正常) 子宮収縮により胎盤の酸素濃度が低下するため血流は十分にあっても胎児血中酸素濃度は低下します。 子宮収縮がおこると基本的に胎盤の絨毛間腔の血流が低下するため酸素濃度が ...
- ②一過性徐脈(deceleration) ・早発一過性徐脈(early deceleration) 子宮収縮に伴って規則的に反復する一過性徐脈で、子宮収縮の開始と同時に心拍数が低下し、子宮収縮の終わりとともに回復する(図7-a)。 ・遅発一過性徐脈(late deceleration)
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、1~3の問いに答えよ。
- 27歳の妊婦。妊娠38週。陣痛を訴えて来院した。
- 妊娠・分娩歴 : 23歳時に初めて妊娠し、10週で自然流産した。
- 既往歴 : 特記すべきことはない。
- 現症 : 身長158cm、体重57.5kg。体温36.4℃。脈拍84/分、整。血圧132/80mmHg。8分周期の規則正しい子宮収縮を認める。
- 内診所見 : 子宮口2cm開大、展退度50%、先底部は児頭でSP 0、頚部硬度は中、子宮口の位置は中央である。6時間後の内診所見は来院時と変化はない。この時の胎児心拍数陣痛図(別冊No.1)を別に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [096C001]←[国試_096]→[096C003]
[★]
- 31歳の初産婦。妊娠33週2日。切迫早産と診断され妊娠28週から入院中である。「数時間前から少しずつおなかが痛くなってきて、赤ちゃんの動きが少ない」との訴えがあり診察した。腟鏡診で分泌物は褐色少量。内診で子宮口は閉鎖している。胎児心拍数陣痛図で頻回の子宮収縮と遅発一過性徐脈を認め、胎児機能不全と診断し緊急帝王切開を行った。帝王切開時、羊水は血性で胎盤母体面に凝血塊を伴っていた。児娩出後の子宮の写真(別冊No. 9)を別に示す。
- 胎児機能不全の原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I040]←[国試_109]→[109I042]
[★]
- 38歳の経産婦。妊娠41週。陣痛発来と破水とを主訴に来院した。入院3時間後の内診で子宮口は6cm開大。胎児心拍数陣痛図で、陣痛周期は1分30秒、持続時間は60秒、心拍数基線は160bpm、基線細変動は10bpm、遅発一過性徐脈を示している。
- まず投与するのはどれか。
[正答]
B
- 基線細変動は6bpm以上有り、胎児状態に特に問題はないと考えるらしい。
- 陣痛
※国試ナビ4※ [103A020]←[国試_103]→[103A022]
[★]
- 28歳の初産婦。妊娠38週に陣痛発来で入院した。
- 身長160cm、体重62kg。脈拍80/分、整。血圧110/80mmHg。子宮底33cm。胎児推定体重は2,400gで羊水量は少ない。6時間後の内診所見は児頭下降度SP±0cm、子宮口開大4cmで、破水を認める。
- 胎児心拍数陣痛図を以下に示す。
- 対応で適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099F034]←[国試_099]→[099F036]
[★]
- 30歳の初産婦。妊娠38週に陣痛発来し入院した。胎児心拍数陣痛図で異常を認め、帝王切開が行われた。娩出後の胎児付属物の写真(別冊No. 2)を別に示す。
- 胎児心拍数陣痛図の所見として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109D020]←[国試_109]→[109D022]
[★]
- 妊娠37週0日の妊婦に行った胎児心拍数陣痛図(別冊No. 4)を別に示す。認められる所見はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [114C029]←[国試_114]→[114C031]
[★]
- 妊娠37週の胎児心拍数陣痛図(別冊No. 4)を別に示す。
- 認められる所見はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [110G037]←[国試_110]→[110G039]
[★]
- 胎児心拍数陣痛図で胎児健康状態を判定するとき、妊娠週数を考慮しなければならないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097G087]←[国試_097]→[097G089]
[★]
- (1) accelerationの出現 一過性頻脈
- (2) NST nonreactive
- (3) late decelerationの出現 遅発一過性徐脈
- (4) 胎児末梢血のpH7.10
- (5) 母体尿中estriol値10mg/day
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[★]
- 英
- cardiotocogram CTG
- 同
- 心拍陣痛図
- 関
- コントラクションストレステスト、胎児心拍自動解析法
[show details]
- 図:G10M.258(胎児機能不全の判断、対処、処置)
- 多くの場合、
- 横軸:一目盛り(細い)20秒、三目盛り(太い)1分
- 縦軸:一目盛り(細い)2 bpm、五目盛り(太い)10bpm
判読ポイント
- 1. 基線の高さ。 正常では110-160bpm
- 2. 基線細変動。 正常では6-25bpm。<5bpmで基線細変動減少
- 3. 一過性変動の有無
|
|
基線からの変動
|
頂点/最下点までの時間
|
持続時間
|
子宮収縮との関係
|
原因
|
一過性頻脈
|
≧15bpm上昇
|
<30s
|
15s≦ ≦2m
|
|
胎動、子宮収縮、内診などの刺激、臍帯圧迫に伴う。胎児状態は悪くない
|
一過性徐脈
|
早発一過性徐脈
|
|
≧30s
|
|
一致
|
児頭の圧迫のための頭蓋内圧の上昇による迷走神経反射が心拍数の低下を引き起こす
|
遅発一過性徐脈
|
|
≧30s
|
|
遅れる
|
胎盤機能低下、あるいは心筋機能抑制による低酸素血症の顕在化
|
変動一過性徐脈
|
>15bpm低下
|
<30s
|
15s≦ ≦2m
|
様々
|
臍帯圧迫による迷走神経反射
|
遷延一過性徐脈
|
>15bpm低下
|
|
2m≦ ≦10m
|
|
内診などによる刺激、過強陣痛、臍帯圧迫、臍帯脱出、仰臥位低血圧症候群、 硬膜外麻酔等による母体低血圧、胎盤早期離、子癇発作や癲癇発作、娩出直前のいきみ
|
参考
- 1. C.産婦人科検査法 胎児心拍数モニタリング - 日産婦誌59巻7号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5907-203.pdf
[★]
- 英
- fetal heart rate monitoring
- 関
- 胎児心拍陣痛図
胎児心拍数基線
基線細変動
- 基線細変動正常:6-25bpm
- 基線細変動減少:5bpm以下
- サイヌソイダルパターン:胎児貧血、心不全、低酸素血症
胎児心拍数一過性変動
- 1. 一過性頻脈:15bpm以上増加した状態が15秒以上持続:自律神経系の正常反応:胎児状態良好
- 2. 一過性徐脈
- 1) 早発一過性徐脈:子宮収縮と一致して30秒以上の経過で低下:子宮収縮による児頭圧迫:正常反応:胎児状態良好
- 2) 遅発一過性徐脈:子宮収縮から遅れて30秒以上の経過で低下:胎盤機能不全:胎児状態不良
- 3) 変動一過性徐脈:子宮収縮から30秒未満で15bpm以上低下 :臍帯圧迫:?
- 4) 遷延一過性徐脈:15bpm以上低下した状態が2分~10分持続 :胎盤循環不全(架橋陣痛、臍帯圧迫、臍帯下垂・脱出、仰臥位低血圧症候群):胎児状態良好~不良
参考
- 1. 胎児機能不全の診断基準の作成と妥当性の検証に関する - 日産婦誌60巻6号
- http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/shusanki_vol60no6.pdf
[★]
- 関
- 潜在性胎児仮死
- NGY.495
- 脳障害につながるアシドーシスが起こる可能性のある所見: → これが「non-reassuring fetal status」
- G10M.254
- non-reassuring fetal status(安心できない胎児の状態)は胎児機能不全という日本語訳が割り当てられている。
- 定義:妊娠中あるいは分娩中に胎児の状態を評価する臨床検査において"正常でない所見"が存在し、胎児の健康に問題がある、あるいは将来問題が生じるかもしれないと判断された場合。
[★]
- 英
- delayed、late
- 関
- 後、後期、後発性、遅延型、遅延性、遅発型、遅発性、遅発的、晩発、晩発性、遅い
[★]
- 英
- transient、transitory、ephemeral、transiently
- 関
- 過渡応答、過渡的、一日限り、トランジェント、一過的、一過性型
[★]
- 英
- deceleration
- 関
- 胎児心拍数陣痛図
[★]
- 英
- bradycardia
- 関
- 徐拍
- 脳圧亢進、閉塞性黄疸、甲状腺機能低下症、迷走神経緊張
- 脈拍数が60回/分以下のものを指す。