- 英
- uterine hypercontraction, excessively strong pains
- ラ
- hyperdynamia uteri
- 関
- 微弱陣痛、陣痛、陣痛持続時間
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 過強陣痛 (特集 産婦人科の薬剤使用プラクティス : 病態別処方(産科編)) -- (分娩・産褥)
- 第63回日本産科婦人科学会学術集会長挨拶(第63回日本産科婦人科学会学術講演会)
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- 過強陣痛。過強陣痛とはどんな病気か 陣痛が過剰に強いことを過強陣痛と呼んでいます。子宮の収縮が非常に強く、長く続きます。原因は何か 十分な陣痛があっても分娩が進行できない状態(狭骨盤(きょうこつばん)、児頭 ...
- 家庭医学館 過強陣痛の用語解説 - [どんな病気か] お産は、規則的におこる子宮の収縮によって進行します。この子宮の収縮を陣痛といいますが、子宮の収縮が異常に強かったり、持続時間が長すぎたり、周期が短い場合を、過 ...
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- 25歳の初産婦。妊娠39週6日。陣痛発来のため入院した。陣痛は周期2分30秒、発作持続時間70秒。外診では第1頭位。内診で子宮口は7cm開大、展退度80%、児頭下降度はSP+3cm、子宮頸部は軟、子宮口の位置は前方である。胎胞は認めない。卵膜を介して矢状縫合を1時から7時方向に触知し、子宮口の中央部に小泉門を触れるが大泉門は触れない。
- 正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109G046]←[国試_109]→[109G048]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103G014]←[国試_103]→[103G016]
[★]
- 分娩時の異常と発症時期との組合せで誤っているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111B006]←[国試_111]→[111B008]
[★]
- 英
- uterine rupture, spontaneous uterine rupture
- ラ
- ruptura uteri
分類
- 全子宮破裂:子宮壁全層が断裂して子宮腔と腹腔とが交通するもの。
- 不全子宮破裂:裂傷が子宮筋層のみにとどまり漿膜に及ばないものをいう。
原因
-
- 産科手術(鉗子分娩、過度の子宮内掻爬術)、陣痛促進剤の誤用、外傷
症候・身体所見
- 参考1
- 切迫子宮破裂:Bandl収縮輪の上昇、過強陣痛、激しい腹痛、不穏状態、胎児機能不全
- 完全子宮破裂:内出血と腹膜刺激症状によりショック症状。外診上、子宮と胎児を振れる
- 不全子宮破裂:広間膜内から広がる広範な血腫が形成される。
診断
- 参考1
完全子宮破裂は瘢痕子宮や過強靭痛などで診断が容易であるが、自然子宮破裂は診断が困難で、胎児分娩後に診断されることが多い。子宮収縮良好で外出血が少ないにもかかわらずショック症状が見られたら不全子宮破裂が疑われる。このため、超音波検査やCR,MRIを施行する。
治療
- 参考1
- 切迫子宮破裂:帝王切開による急速遂娩
- 完全子宮破裂:ショックに対して補液・輸液を行い、迅速に開腹手術を行う。子宮全摘、あるいは破裂部の縫合を行う。
- 不全子宮破裂:血腫除去手術
予後
- 参考1
参考
- 1. D.産科疾患の診断・治療・管理 10.異常分娩の管理と処置 - 日産婦誌60巻4号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/60/6004-065.pdf
[★]
- 英
- weak pains
- 同
- 陣痛微弱 uterine inertia
- 関
- 過強陣痛、陣痛
概念
- 胎児心拍数陣痛図において、子宮内圧の低下、陣痛周期の延長、持続時間の短縮のうち、1つ以上が認められる場合。(G10M.222)
分類と病因
- 原発性微弱陣痛:分娩の開始から陣痛が弱く、分娩が進行しない
- 続発性微弱陣痛:最初は正常に進行していたが、後に陣痛が微弱となり、分娩が遅れているもの。
-
治療
- NGY.436
- 休養しつつ、バイタルサインのチェックを行う。また脱水の補正を行う。
- 分娩第1期:原因の検索。休息。
- 分娩第2期:未破水の場合は人工破膜を行い、オキシトシンやプロスタグランジンなどで陣痛促進。無効である場合や母児に危険が認められる場合には吸引分娩、帝王切開など。
- 分娩第3期:子宮底の輪状マッサージ、氷罨法、子宮収縮剤を用いて子宮収縮を促し、弛緩出血を予防する。
[★]
- 関
- 陣痛、子宮内圧、過強陣痛、微弱陣痛
分娩持続時間
- NGY.122
子宮口開大度
|
4-8cm
|
9cm-分娩第2期
|
平均
|
70秒以上
|
60秒
|
過強
|
2分以上
|
1分30秒
|
微少
|
40秒以内
|
30秒以内
|
- QB.P-287
|
|
|
|
分娩第1期
|
分娩第2期
|
過強
|
2分以上
|
1分30秒
|
微少
|
40秒以内
|
30秒以内
|
[★]
- 英
- cycle of labor pains
- 関
- 陣痛、陣痛持続時間、過強陣痛、微弱陣痛
陣痛周期
- QB.P-287
|
分娩第1期
|
分娩第2期
|
過強
|
1分30秒以内
|
1分以内
|
微少
|
6分以上
|
4分以上
|
[★]
- 英
- labor pains
- ラ
- dolores partus
- 関
- 分娩時期
周期
- G10M.188
- 子宮の開大度によって異なる
- 子宮口開大度4-6cmで陣痛周期は3分、子宮口全開大で2分程度。
分娩開始
- 陣痛の頻度が1時間に6回以上(間隔が10分以内)で、規則的な場合
分類
正常な陣痛
子宮口開大度
|
子宮内圧
|
陣痛周期
|
持続時間
|
4-6cm
|
40mmHg
|
3分
|
70秒
|
7-8cm
|
45mmHg
|
2分30秒
|
70秒
|
9-10cm
|
50mmHg
|
2分
|
60秒
|
子宮口開大度
|
子宮内圧
|
陣痛周期
|
持続時間
|
4-6cm
|
≦10mmHg
|
≧6分30秒
|
≦40秒
|
7-8cm
|
≦10mmHg
|
≧6分
|
≦40秒
|
9-10cm
|
≦40mmHg
|
≧4分(初産婦) ≧3分30秒(経産婦)
|
≦30秒
|
子宮口開大度
|
子宮内圧
|
陣痛周期
|
持続時間
|
4-6cm
|
≧70mmHg
|
≦1分30秒
|
≧2分
|
7-8cm
|
≧80mmHg
|
≦1分
|
≧2分
|
9-10cm
|
≧55mmHg
|
≦1分
|
≧1分30秒
|
参考
- 1. 〔産科医としての基礎知識〕子宮収縮の評価(臨床) - 日産婦誌51巻5号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/51/9905-119.pdf
[★]
- 英
- pain
- 関
- 痛み、疼痛