シラザプリル
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
※※シラザベース錠0.25mg
組成
1錠中の有効成分:
- 日局 シラザプリル水和物・・・・・0.261mg
(無水物として0.25mg)
添加物:
- 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ポビドン、クロスカルメロースNa、ショ糖脂肪酸エステル、ヒプロメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、タルク、酸化チタン
禁忌
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
血管浮腫の既往歴のある患者(アンジオテンシン変換酵素阻害剤等の薬剤による血管浮腫、遺伝性血管浮腫、後天性血管浮腫、特発性血管浮腫等)
- [高度の呼吸困難を伴う血管浮腫を発現することがある。]
デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスを施行中の患者
- [ショックを起こすことがある。](「相互作用」の項参照)
アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた血液透析施行中の患者
- [アナフィラキシー様症状を発現することがある。](「相互作用」の項参照)
腹水を伴う肝硬変のある患者
- [本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇し、重篤な低血圧を起こすことがある。]
妊婦又は妊娠している可能性のある女性(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
高血圧症
通常、成人にはシラザプリル(無水物)として1日1回0.5mgより経口投与し漸次増量するが、最大1日1回2mgまでとする。ただし、重症又は腎障害を伴う患者にはシラザプリル(無水物)として1日1回0.25mgから投与を開始する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
重篤な腎機能障害のある患者では、本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇し、過度の血圧低下、腎機能の悪化を起こすことがあるので、血清クレアチニン値が3mg/dL以上の場合には、投与量を減らすか、又は投与間隔をのばすなど慎重に投与すること。(「慎重投与」の項参照)
慎重投与
両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者(「重要な基本的注意」の項参照)
高カリウム血症の患者(「重要な基本的注意」の項参照)
重篤な腎機能障害のある患者(「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照)
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
肝硬変のある患者
重大な副作用
血管浮腫:
(頻度不明)
- 呼吸困難を伴う顔面、舌、声門、喉頭の腫脹を症状とする血管浮腫があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、アドレナリン注射、気道確保等の適切な処置を行うこと。
他のアンジオテンシン変換酵素阻害剤で、腸管の血管浮腫(症状:腹痛、嘔気、嘔吐、下痢等)があらわれることが報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全:
(頻度不明)
- 急性腎不全があらわれることがあるので、特に腎障害、脱水症状等を有する患者に投与する場合には、定期的に検査を行い、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
高カリウム血症:
(頻度不明)
- 重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
膵炎:
(頻度不明)
- 膵炎があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
※※シラザプリル水和物は、生体内で活性代謝物シラザプリラートに変換されるプロドラッグである。シラザプリラートがアンジオテンシン変換酵素を阻害して、内因性昇圧物質アンジオテンシンIIの産生を抑制することによって血圧低下作用をあらわす。
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 降圧薬
商品
[★]
- 英
- cilazapril
- 商
- インヒベース、インヒロック、シラザベース
[★]
- 英
- base
- 関
- 塩基、基剤、基礎、底部、基づく、基礎づける、裏層