ニカルジピン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
- イセジピール錠10mgは、1錠中にニカルジピン塩酸塩10mgを含有する。
- 添加物として乳糖水和物、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロースカルシウム、ステアリン酸マグネシウム、精製白糖、沈降炭酸カルシウム、タルク、ヒプロメロース、アラビアゴム末、ポリオキシエチレン[105]ポリオキシプロピレン[5]グリコール、ジメチルポリシロキサン・二酸化ケイ素混合物、酸化チタン及びカルナウバロウを含有する。
禁忌
- 頭蓋内出血で止血が完成していないと推定される患者[出血が促進する可能性がある。]
- 脳卒中急性期で頭蓋内圧が亢進している患者[頭蓋内圧が高まるおそれがある。]
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
効能または効果
- 本態性高血圧症
- 通常成人には1回ニカルジピン塩酸塩として10〜20mgを1日3回経口投与する。
慎重投与
- 肝・腎機能障害のある患者[本剤は肝臓で代謝される。
また、一般に重篤な腎機能障害のある患者では、降圧に伴い腎機能が低下する可能性がある。]
- 低血圧症の患者[血圧がさらに低下する可能性がある。]
- 緑内障の患者[血管拡張作用により眼圧の上昇を招くおそれがある。]
- 高齢者 (「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
血小板減少
(頻度不明)
- 血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
(頻度不明)
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- ニカルジピン塩酸塩 (Nicardipine Hydrochloride)
化学名:
- 2-[Benzyl (methyl) amino]ethyl methyl (4RS )-2, 6-dimethyl-4-(3-nitrophenyl)-1, 4-dihydropyridine-3, 5-dicarboxylate monohydrochloride
化学構造式:
分子式:
分子量:
性状:
- 本品はわずかに緑みを帯びた黄色の結晶性の粉末である。
メタノール又は酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けにくく、水、アセトニトリル又は無水酢酸に溶けにくい。
本品のメタノール溶液 (1→20)は旋光性を示さない。
本品は光によって徐々に変化する。
融点:
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 降圧薬
商品
[★]
- 英
- nicardipine
- 化
- ニカルジピン塩酸塩 塩酸ニカルジピン nicardipine hydrochloride
- 商
- アポジピン、イセジピール、コポネント、サリペックス、ツルセピン、ニカジルスL、ニカルジレート、ニカルピン、ニコデール、ニスタジール、ペルジピン、ラジストミン
- 関
- カルシウム拮抗薬
- 血圧降下剤
分類