ウリナスタチン
Japanese Journal
- 慢性型肺アスペルギルス症の臨床的検討およびエラスターゼ阻害物質の検討
- 小川 賢二,奥村 欣由,二改 俊章,垂水 修,中川 拓,齊藤 裕子
- 日本医真菌学会雑誌 = Japanese journal of medical mycology 47(3), 171-178, 2006-07-31
- … この他補助療法として, エラスターゼ阻害剤であるミラクリッドの併用やアレルギー的要素が関与していると考えられる症例にはステロイドの併用も行なわれていた. …
- NAID 10018225043
- 手術侵襲に対するウリナスタチン (ミラクリッド) の腎機能に及ぼす影響
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
多価・酵素阻害剤
販売名
ミラクリッド注射液2万5千単位
組成
禁忌
効能または効果
- 急性膵炎(外傷性、術後及びERCP後の急性膵炎を含む)
慢性再発性膵炎の急性増悪期
- 通常、成人には初期投与量として1回25,000?50,000単位を500mLの輸液で希釈し、1回当たり1?2時間かけて1日1?3回点滴静注する。以後は症状の消退に応じ減量する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 急性循環不全(出血性ショック、細菌性ショック、外傷性ショック、熱傷性ショック)
- 通常、成人には1回100,000単位を500mLの輸液で希釈し、1回当たり1?2時間かけて1日1?3回点滴静注するか、又は、1回100,000単位を1日1?3回緩徐に静注する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 急性膵炎(外傷性、術後及びERCP後の急性膵炎を含む)
慢性再発性膵炎の急性増悪期
- 通常、成人には初期投与量として1回25,000?50,000単位を500mLの輸液に溶かし、1回当たり1?2時間かけて1日1?3回点滴静注する。以後は症状の消退に応じ減量する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 急性循環不全(出血性ショック、細菌性ショック、外傷性ショック、熱傷性ショック)
- 通常、成人には1回100,000単位を500mLの輸液に溶かし、1回当たり1?2時間かけて1日1?3回点滴静注するか、又は1回100,000単位を2mLの輸液に溶かし、1日1?3回緩徐に静注する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 薬物過敏症又はその既往歴のある患者
- 過敏性素因患者
- 過去にウリナスタチン製剤の投与を受けた患者[過敏症があらわれることがある。]
重大な副作用
- ショック、アナフィラキシーショック(頻度不明)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、血圧降下、頻脈、胸内苦悶、呼吸困難、皮膚の潮紅、蕁麻疹等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 白血球減少(頻度不明)があらわれることがあるので、定期的に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
各種酵素に対する阻害作用(in vitro)9)
- 本剤はトリプシン、α?キモトリプシン、エラスターゼ等の蛋白分解酵素を阻害する。また、ヒアルロニダーゼ、リパーゼ等の糖・脂質分解酵素をも阻害する。
膵酵素に対する阻害作用(in vitro)9,10)
- 本剤はトリプシンあるいはフォスフォリパーゼA2刺激によりイヌ膵切片から遊離する種々の膵酵素を阻害する。
実験的急性膵炎に対する作用9,10)
- トリプシン含有タウロコール酸ナトリウム水溶液を主膵管に注入してトリプシン膵炎を惹起させたイヌ及びラットに本剤を静脈内投与したところ、生存率は有意に上昇した。
- フォスフォリパーゼA2含有タウロコール酸ナトリウム水溶液を主膵管に注入してフォスフォリパーゼA2膵炎を惹起させたイヌに本剤を静脈内投与したところ、生存率は有意に上昇した。
- 十二指腸ループを作製して、十二指腸液逆流膵炎を惹起させたラットに本剤を静脈内投与したところ、生存率は有意に上昇した。
実験的ショックに対する作用11,12)
- 熱傷性ショックのマウスに本剤を静脈内投与したところ、生存率は有意に上昇した。
- 外傷性ショックのラットに本剤を静脈内投与したところ、生存率は有意に上昇した。
- エンドトキシンショックのマウスに本剤を静脈内投与したところ、生存率は有意に上昇した。
- 出血性ショックのラットに本剤を静脈内投与したところ、生存時間は有意に延長した。
- アナフィラキシーショックのマウスに本剤を静脈内投与したところ、生存率は有意に上昇した。
- <item charfmt = "bold">ライソゾームに対する作用12)
====In vitroの実験で、本剤は分離したラット肝ライソゾーム膜を安定化させた。
- 出血性ショックのラットに本剤を静脈内投与したところ、ライソゾームの空胞化、膜破壊及び膜破壊による酸性フォスファターゼの放出が抑制されたことからライソゾーム膜安定化作用が示唆された。
体外循環時の血中酵素に対する作用13)
- 本剤はヒトにおける体外循環時のAST(GOT)及びライソゾーム酵素(cathepsin-D、β-glucuronidase)活性の上昇を有意に抑制した。
心筋抑制因子(MDF)産生抑制作用12)
- 本剤はショックにより惹起されるMDFの産生を有意に抑制した(ラット)。
ショック時の循環動態に対する作用14?16)
- 出血性ショックのイヌ及びエンドトキシンショックのイヌに本剤を静脈内投与したところ、低下した平均動脈血圧、心係数、大動脈血流量、腎血流量等は増加した。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
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