- 英
- oral glucose tolerance test, OGTT, oral glucose tolerance
- 関
- グルコース負荷試験、経口グルコース負荷試験。糖尿病、血糖値、HbA1c
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- 糖尿病の鑑別診断法の一種
- 慢性膵炎を疑う場合に、膵臓の内分泌機能を評価する場面でも用いられる、はず。
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/12/30 01:48:26」(JST)
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経口ブドウ糖負荷試験(けいこうブドウとうふかしけん、Oral glucose tolerance test, OGTT)は、糖尿病の診断方法のひとつ。糖尿病が疑われる患者に対し、短時間に一定量のブドウ糖水溶液を飲んでもらい、一定時間経過後の血糖値の値から、糖尿病が存在するかどうかを判断する方法である。
現在では、WHOの基準に従い、75gのブドウ糖を負荷し、2時間後の血糖値を測定して診断する。以前は施設により、50gや100gのブドウ糖を用いることがあった。
糖尿病型と判断される基準は、2時間後の血糖値で200mg/dl以上。
血糖値を意図的に上昇させる試験であるため、既に本試験の前に行っている空腹時血糖値や随時血糖値によって糖尿病型と診断されている患者にはこの試験を施行してはならない(禁忌である)とされている。もっともこの検査によって誘発される高血糖は一時的であり、よほどのことがない限りはこの試験で病状を大きく悪化させる心配はないが、血糖値を反映するヘモグロビンA1c(HbA1c)のような便利な検査が普及している日本においては、その適応について、慎重に判断されるべきものである。
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Japanese Journal
- 新・妊娠糖尿病診断基準と今後の展開 (今月の主題 周産期の臨床検査)
- 経口ブドウ糖負荷試験によるテストステロン濃度の変化と美人投票ゲーム
- 松葉 敬文,佐藤 淳,蔵 研也,青木 貴子,村上 弘,加藤 大輔
- Review of economics and information studies 12(1・2), 39-50, 2011-09-30
- NAID 110008904333
- 経口ブドウ糖負荷試験によるテストステロン濃度の変化と美人投票ゲーム
- 松葉 敬文,佐藤 淳,蔵 研也 [他]
- Review of economics and information studies 12(1・2), 39-50, 2011-09-00
- NAID 40019026597
- ペグビソマント投与前後の耐糖能の変化を経口ブドウ糖負荷試験にて検討した先端巨大症の3症例
- 亀田 啓,永井 聡,三好 秀明 [他],近藤 琢磨,澤田 享,中垣 彩,耒海 公彦,〓 圭龍,平井 愛見子,田島 一樹,野本 博司,三次 有奈,清水 力,吉岡 成人,小池 隆夫
- 糖尿病 54(8), 686-690, 2011-08-30
- NAID 10029746753
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- 75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)の手順 1.前夜9時以後絶食として、朝まで空腹のまま来院 2.空腹のまま採血し、血糖値を測定する 3.ブドウ糖75gを溶かした水を飲む(糖負荷) 4.ブドウ糖負荷後、30分、1時間、2 時間後に ...
- 栄養・生化学辞典 経口ブドウ糖負荷試験の用語解説 - ブドウ糖を経口で投与し,その後の血中のブドウ糖濃度(血糖値),インスリン濃度,グルカゴン濃度などを測定し,グルコースの処理能力,インスリン分泌能力などを ...
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- 次の文を読み、31、32の問いに答えよ。
- 64歳の男性。労作時の息切れを主訴に来院した。
- 現病歴 半年前から立ち仕事で疲れやすくなったが、年のせいだと思い医療機関を受診していなかった。1か月前から階段を昇るときの息切れが強くなり、徐々に増悪してきた。
- 既往歴 50歳台のとき健康診断で肥満と高血圧とを指摘されたが、医療機関は受診していない。
- 生活歴 自営業。喫煙は20本/日を44年間。飲酒は日本酒換算で2合半/日を30年間。
- 家族歴 特記すべきことはない。
- 現症 身長159cm、体重78kg、腹囲94cm。体温36.8℃。呼吸数26/分。脈拍104/分、不整。血圧168/92mmHg。頚静脈の怒張を認める。両側下肺野にcoarse cracklesを聴取する。両側下腿の浮腫を認める。
- 検査所見 血液所見:赤血球 406万、Hb 13.7g/dl、Ht 41%、白血球 8,700、血小板 26万。血液生化学所見:血糖 108mg/dl、HbA1c 5.6%(基準4.3-5.8)、総蛋白 6.4g/dl、アルブミン 3.6g/dl、尿素窒素 19mg/dl、クレアチニン 1.0mg/dl、LDLコレステロール 126mg/dl(基準65-139)、HDLコレステロール 38mg/dl、トリグリセリド 286mg/dl、AST 48IU/l、ALT 46IU/l、LD 346IU/l(基準176-353)、ALP 358IU/l(基準115-359)、γ-GTP 76IU/l(基準8 -50)、Na 136mEq/l、K 4.lmEq/l、Cl 101mEq/l。CRP 0.3mg/dl。心電図で心房細動を認める。胸部エックス線写真で心胸郭比64%。
[正答]
※国試ナビ4※ [105H030]←[国試_105]→[105H032]
[★]
- 43歳の男性。頭重感を主訴に来院した。 1か月前から後頭部の頭重感を自覚していた。 5年前の健康診断で高血圧を指摘されたが、治療を受けていなかった。
- 身長168cm、体重76kg。脈拍80/分、整。血圧180/106mmHg。胸部と腹部とに血管雑音を聴取しない。下腿に軽度の浮腫を認める。尿所見:蛋白2+、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球460万、 Hb14.0g/dl、 Ht44%、白血球9,800、血小板21万。血液生化学所見:血糖112mg/dl、総蛋白6.8g/dl、アルブミン3.7g/dl、尿素窒素20mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、尿酸6.9mg/dl、総コレステロール240mg/dl、 Na145mEq/l、 K3.0mEq/l、 Cl103mEq/l。胸部エックス線写真で心胸郭比50%である。心電図で左室肥大を認める。
- この患者の高血圧症のスクリーニングとして行う検査はどれか。 2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [106A055]←[国試_106]→[106A057]
[★]
- 45歳の男性。事務職。職場の健康診断で検査結果の異常値を指摘され、産業医が面談を行うこととなった。自覚症状、現病歴および既往歴に特記すべきことはない。自家用車で通勤し、運動習慣はない。喫煙歴はない。飲酒は毎日ビール500mgと日本酒1.5合とを10年間。身長170cm、体重75kg、腹囲92cm。血圧120/78mmHg。血液生化学所見:空腹時血糖95mg/dL、 HbA1c4.8%(基準4.3-5.8)、トリグリセリド180mg/dL、 HDLコレステロール38mg/dL、 LDLコレステロール135mg/dL(基準65-139)、 AST38IU/L、 ALT48IU/L、 γ-GTP 136IU/L(基準8-50)。同時に実施した食事調査では摂取エネルギー量2,100kcal/日、食塩摂取量9g/日であった。
- 産業医がまず勧める内容として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106E047]←[国試_106]→[106E049]
[★]
- 19歳の女性。口渇と倦怠感とを主訴に来院した。1年前の健康診断では異常を指摘されなかった。2週前に咽頭痛があり、39℃の発熱が2日続いた。1週前から口渇と倦怠感とが出現している。身長162cm、体重50kg。体温36.0℃。脈拍84/分、整。血圧108/74mmHg。甲状腺の腫大は認めない。尿所見:蛋白(-)、糖3+、ケトン体3+。血清生化学所見:空腹時血糖394mg/dl、HbA1c7.2%(基準4.3~5.8)、総蛋白6.8g/dl、クレアチニン0.8mg/dl、総コレステロール184mg/dl。
[正答]
※国試ナビ4※ [100I016]←[国試_100]→[100I018]
[★]
- 36歳の女性。悪心と嘔吐とを主訴に来院した。1週間前から微熱、悪心および全身倦怠感を自覚していた。今朝一回嘔吐した。既往歴に特記すべきことはない。月経周期30~60日、不整。最終月経は記憶していない。3週間前に市販のキットで実施した妊娠反応は陰性であったという。母親は糖尿病で治療を受けている。身長 159cm、体重 49kg。体温 37.0℃。脈拍 72/分、整。血圧 102/58mmHg。皮膚は乾燥している。腹部は平坦で、圧痛を認めない。
- まず行うべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112B035]←[国試_112]→[112B037]
[★]
- 45歳の女性。多飲と多尿とを主訴に来院した。6か月前からコップ1、2杯の水を飲んでも、すぐにのどが乾くようになった。夜間に何度も尿意を催すため 睡眠不足になっているという。身長155cm、体重55kg。体温37.0℃。呼吸数20/分。脈拍72/分、整。血圧118/76mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝、脾を触知しない。尿所見:尿量4,500ml/日、浸透圧35mOsm/l(基準50-1,300)。糖(-)。
- 次に行う検査として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [105D052]←[国試_105]→[105D054]
[★]
- 12歳の女児。口渇と倦怠感とを主訴に来院した。2週前に咽頭痛があり、39℃台の発熱が2日続いた。1週前から口渇と倦怠感とが続いている。身長145cm、体重33kg。体温36.5℃。呼吸数30/分。脈拍104/分、整。血圧108/74mmHg。甲状腺の腫大は認めない。尿所見:蛋白(-)、糖3+、ケトン体3+。血液生化学所見:空腹時血糖394mg/dl、HbA1C 7.2%、総蛋白6.8g/dl、クレアチニン0.8mg/dl、総コレステロール184mg/dl。
[正答]
※国試ナビ4※ [103E068]←[国試_103]→[103F001]
[★]
- 39歳の男性。腹痛を主訴に来院した。10年前からたびたび腹痛発作で通院加療を受けている。来院時の腹部造影CT(別冊No.4A、B)を別に示す。
- 診断に有用なのはどれか。3つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104G040]←[国試_104]→[104G042]
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[正答]
※国試ナビ4※ [106G013]←[国試_106]→[106G015]
[★]
経口ブドウ糖負荷試験 oral glucose tolerance test
[★]
経口ブドウ糖負荷試験
[★]
経口ブドウ糖負荷試験
[★]
経口ブドウ糖負荷試験
[★]
- 同
- 75gOGTT
- 関
- 経口ブドウ糖負荷試験、糖尿病
耐糖能評価
- 空腹時血糖値とOGTT 75g 2時間値を用いて耐糖能の評価を行う。
- 正常 :空腹時血糖値<110 mg/dL かつ OGTT 75g 2時間値<140 mg/dL
- 境界型 :正常と糖尿病型のいずれにも当てはまらないもの
- 糖尿病型:空腹時血糖値≧126 mg/dL もしくは OGTT 75g 2時間値≧200 mg/dL
- OGTT 75gにおいて、いずれか2つ以上の基準値を満たせば妊娠糖尿病とする。
- 空腹時 :≧100 mg/dl
- 1時間値:≧180 mg/dl
- 2時間値:≧150 mg/dl
[★]
- 英
- examination、test、testing、assessment、trial、exam、examine
- 関
- アセスメント、計測、検査、検定、試み、査定、試行、調べる、診断、治験、調査、テスト、判定、評価、検討、影響評価、実験デザイン、研究デザイン、データ品質、対応群、スコアリング法
循環器
肝臓異物排泄能
カルシウム
ビタミン
血液
- ショ糖溶血試験:(方法)等張ショ糖液に血液を加える。(検査)溶血の存在。低イオン強度では補体の赤血球に対する結合性が増し、発作性夜間血色素尿症 PNHにおいては溶血をきたす。スクリーニング検査として用いられ、確定診断のためにはハム試験を行う。
- ハム試験 Ham試験:(方法)洗浄赤血球に塩酸を加え、弱酸性(pH6.5-7.0)条件にする。(検査)溶血の存在。発作性夜間血色素尿症 PNHにおいては弱酸性条件で補体に対する感受性が亢進するため
産婦人科
内分泌
視床下部-下垂体-糖質コルチコイド
高血圧
- 立位フロセミド負荷試験:(投与)フロセミド、(検査)血漿レニン濃度:フロセミドでhypovolemicとし歩行負荷で交感神経を興奮させレニンの分泌を促す。原発性アルドステロン症の場合、レニン高値のまま無反応。
膵臓
膵外分泌機能
腎臓
ガストリノーマ
感染症
[★]
- 英
- load、charge、load
- 関
- 荷電、チャージ、電荷、荷重、帯電、負担、ロード
循環器
PT.291
前負荷 preload
- 心室の拡張終期に心室にある血液量、すなわち拡張終期容量(EDV)
後負荷 afterload
[★]
- 英
- glucose tolerance test、GTT, carbohydrate tolerance test, sugar tolerance test
- 同
- グルコース負荷試験、糖負荷試験、耐糖能検査
- 関
- 経口ブドウ糖負荷試験
[show details]
目的
- 糖尿病の診断のための検査
- 先端巨大症の診断のための検査:ブドウ糖負荷時に正常ではGH分泌低下、先端巨大症ではGH高値を維持
[★]
- 英
- grape、grapevine
- ラ
- Vitis vinifera
- 関
- ブドウ属、ブドウ科
[★]
- 英
- oral、peroral、per os、p.o.
- 関
- 経口的、口頭