- 英
- funduscopy, fundus examination
- ラ
- funduscopia
- 関
- 検眼鏡、細隙灯顕微鏡
WordNet
- examination of the interior of an eye using an ophthalmoscope
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/04/02 14:01:46」(JST)
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眼底検査(がんていけんさ、英:Ophthalmoscopy (funduscopy or fundoscopy))とは、瞳孔を通じて眼球内の網膜、視神経乳頭などを検査することをいう。
解説
眼底検査には、検眼鏡、細隙灯顕微鏡、直像鏡、倒像鏡、眼底カメラなどを使う。
眼底検査は網膜硝子体疾患、視神経疾患の診断・診察に有用な検査である。また眼底は直接的に血管を観察できる場所である。このため眼科領域だけでなく、高血圧症、糖尿病といった血管に影響の出ることのある内科疾患に関しても重要な検査である。
また、眼底検査で脳腫瘍を疑わせる所見(うっ血乳頭)が得られるときもあり、この場合は脳神経外科の受診を勧められることになる。乳頭陥凹がみられる際には必ず眼圧測定を行い緑内障について鑑別を行う。
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Japanese Journal
- Vogt-小柳-原田病に続発した急性発症自己免疫性1型糖尿病の1例
- 辻 英之 [他]
- 長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi 86(3), 157-161, 2011-12-25
- … 入院時の眼底検査では典型的な夕焼け眼底を認めるものの、糖尿病性変化はなかった。 …
- NAID 110008721260
- 低出生体重児の眼底検査を契機に診断に至った家族性滲出性硝子体網膜症の一家系 (特集 第64回日本臨床眼科学会講演集(2))
Related Links
- 眼底検査とは、瞳孔の奥にある眼底を、眼底カメラや眼底鏡という器具を用い、レンズ を通して観察し、眼底の血管、網膜、視神経を調べる検査のことです。網膜剥離や眼底 出血、緑内障などの目の病気を調べるときに行ないます。
- 眼底検査は体内で血管が肉眼で確認できる唯一の場所です。そのため、「身体の窓」 とも言われています。
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- 52歳の女性。ふらつきと視力低下とを主訴に来院した。 1か月前から頭重感があり、 1週前からふらつきと左眼の見にくさとを自覚していた。既往歴に特記すべきことはない。母親が高血圧。意識は清明。身長 157 cm、体重 56 kg。体温 36.0 ℃。脈拍 96/分、整。血圧 268/166 mmHg。呼吸数 16/分。頸静脈の怒張を認めない。甲状腺腫を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。尿所見:蛋白 1+、糖 (-)、潜血 (-)、沈渣に円柱を認めない。血液所見:赤血球 382万、 Hb 10.5 g/dl、Ht 32%、白血球4,000、血小板 2.5万。血液生化学所見:総蛋白 7.6 g/dl、アルブミン 4.9 g/dl、尿素窒素 38 mg/dl、クレアチニン 2.6 mg/dl、尿酸 6.2 mg/dl、血糖 106mg/dl、HbA1c(NGSP)5.8%(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 242 mg/dl、Na 141 mEq/l、K 3.8 mEq/l、Cl 107mEq/l、Ca 9.6 mg/dl、P 4.0 mg/dl。心電図で左室肥大所見を認める。胸部エックス線写真で心胸郭比 56%。腹部超音波検査で腎尿路系に異常を認めない。各種ホルモン検査を提出した。
- 次に行う検査として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108D042]←[国試_108]→[108D044]
[★]
- 63歳の男性。全身倦怠感と立ちくらみとを主訴に来院した。
- 現病歴: 1か月前から食欲不振を自覚しており、体重が3kg減少した。今朝から全身倦怠感が強くなり、軽い悪心も自覚するようになった。 1時間前、トイレに立とうとしたところ、目の前が暗くなり、ふらついた。しばらく横になっていると症状は改善したが、心配になったため家族の運転する車で受診した。
- 既往歴: 51歳時から高血圧症で内服治療中。 54歳時に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けている。
- 生活歴:喫煙は20本/日を43年間。飲酒は日本酒2合/日を40年間。
- 家族歴 :父親が大腸癌のため81歳で死亡。
- 現 症:意識は清明。身長175cm、体重65kg。体温35.8℃。脈拍128/分、整。血圧94/68mmHg。呼吸数24/分。 SpO2 98%(room air)。皮膚は冷たく湿っている。眼瞼結膜は貧血様である。頚静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
[正答]
※国試ナビ4※ [106H030]←[国試_106]→[106H032]
[★]
- 58歳の男性。 1か月前からの下腿の浮腫を主訴に来院した。 5年前に健康診断で糖尿病と高血圧症とを指摘されたため、自宅近くの診療所で食事療法の指導を受け、経口糖尿病薬とカルシウム拮抗薬とを処方されている。眼底検査で明らかな異常を指摘されていないという。意識は清明。身長166cm、体重70kg。体温36.4℃。脈拍84/分、整。血圧142/88mmHg。呼吸数14/分。眼瞼と下腿とに浮腫を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経学的所見に異常を認めない。尿所見:蛋白3+、潜血1+、沈渣に赤血球1-4/1視野、白血球1-4/1視野。血液所見:赤血球480万、 Hb15.1g/dl、 Ht46%、白血球5,000、血小板30万。血液生化学所見:空腹時血糖98mg/dl、 HbA1c6.0%(基準4.3-5.8)、総蛋白4.6g/dl、アルブミン2.5g/dl、尿素窒素16mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、総コレステロール300mg/dl。腎生検のPAM染色標本(別冊No. 14)を別に示す。
- 治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106D040]←[国試_106]→[106D042]
[★]
- 24歳の女性。独語と興奮とが激しいために家族とともに救急車で来院した。既往歴と家族歴とに特記することはない。大学卒業後商社に就職、未婚。1週前に咽頭痛、咳および発熱のために感冒薬の投与を受けたが、その後も咽頭痛が続いた。今朝37.5℃の発熱があり頭痛を訴えた。昼ころから多弁になり意味不明の言動が多くなり、興奮も強くなった。来院時、急性錯乱状態で、話しかけても全く意思疎通ができない。運動麻痺はなく深部反射に異常を認めない。対応としてまず行うのはどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [098D054]←[国試_098]→[098D056]
[★]
- 20歳の男性。頭痛を主訴に来院した。 3週前から頭痛が出現し徐々に増強してきた。食欲がなくなり、歩行時にふらつきもみられた。母と叔父とが脳腫瘍の手術を受けている。入院時血圧180/100mmHg。失調性歩行を認め、入院後も血圧高値が持続している。眼底検査で網膜血管腫を認める。腹部CTで左副腎に腫瘤を認める。頭部造影MRIのT1強調矢状断像(別冊No.8)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
E
- 家族歴、褐色細胞腫、年齢、脳圧亢進症、小脳失調、網膜血管腫から疑う。
※国試ナビ4※ [105D029]←[国試_105]→[105D031]
[★]
- 30歳の男性。 2週前から続く発熱と両眼の霧視とを主訴に来院した。意識は清明。身長170cm、体重54kg。体温37.2℃。脈拍84/分、整。血圧144/72mmHg。呼吸数16/分。咽頭に異常を認めない。両側の頸部と左腋窩とに無痛性のリンパ節腫脹を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。細隙灯顕微鏡検査で両眼に虹彩炎を認める。眼底検査で両眼に真珠の首飾り状の硝子体混濁を認める。胸部エックス線写真(別冊No. 13)を別に示す。
- 診断に有用な血液検査項目はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106I056]←[国試_106]→[106I058]
[★]
- 20歳の男性。食欲不振、頭痛およびめまいを主訴に来院した。
- 3週前から室内の壁の塗装のアルバイトをしていた。
- 身長162cm、体重54kg。体温36.7℃。脈拍60/分、整。血圧110/64mmHg。胸腹部に異常所見を認めない。四肢の感覚異常はない。
- 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球420万、白血球5,200、血小板30万。
- 血清生化学所見:AST70単位(基準40以下)、ALT60単位(基準35以下)、γ-GTP60単位(基準8~50)、コリンエステラーゼ580単位(基準400~800)、CK22単位(基準10~40)。
- 診断に最も有用なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098I021]←[国試_098]→[098I023]
[★]
- 25歳の男性。両眼の視力低下を主訴に来院した。数年前から、季節に関係なく眼の痒みが続いている。顔面皮膚はびまん性に潮紅しており、頭部皮膚に色素沈着を認める。視力は右0.9(矯正不能)、左0.8(矯正不能)。眼瞼結膜に充血と乳頭増殖とを認める。細隙灯顕微鏡検査で、角膜に異常はなく、水晶体の混濁を認める。眼底検査で、右眼眼底周辺部に限局性の網膜剥離を認める。
- 合併が疑われる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A045]←[国試_104]→[104A047]
[★]
- 5歳の男児。頭痛と嘔吐とを主訴に両親に連れられて来院した。1か月前から徐々に歩行がふらつくようになった。1週間前から頭痛と嘔吐が出現した。頭痛は早朝起床時に強いという。嘔吐は噴射状に起こるが、嘔吐後、気分不良はすぐに改善し飲食可能となる。意識は清明。体温 36.2℃。脈拍 92/分、整。血圧 116/78mmHg。呼吸数 20/分。CT検査のできる総合病院への紹介を検討している。
- 緊急度を判断するために当院でまず行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112A029]←[国試_112]→[112A031]
[★]
- 48歳の男性。事務職。細かい文字が見えにくくなったことを主訴に来院した。1年前から書類の文字や数字が読みづらくなり、 3か月前からパソコン画面の字も見えにくくなったという。視力は右1.0(1.0× +1.50D)、左1.0(1.0× +1.50D)。眼圧は右18mmHg、左18mmHg。眼位は正位で、眼球運動に異常を認めない。細隙灯顕微鏡検査と眼底検査とで明らかな異常を認めない。
- 次に行う検査として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106D049]←[国試_106]→[106D051]
[★]
- 75歳の女性。視力低下を主訴に来院した。数年前から両眼の視力低下を自覚していたが、数日前から右眼がほとんど見えなくなった。視力は、右手動弁(矯正不能)、左O.1(矯正不能)。眼圧は、右8mmHg、左12mmHg。細隙灯顕微鏡検査で両眼水晶体の混濁を認める。散瞳下で眼底検査を行ったが両眼とも詳細な観察が困難である。
- まず行う検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104E059]←[国試_104]→[104E061]
[★]
- 2か月の乳児。自宅の高さ40cmのソファーから転落したことを主訴に、両親に伴われて救急外来を受診した。在胎38週、2,850gで出生した。体重3,890g、体温36.2℃。呼吸数40/分。心拍数140/分、整。後頭部に皮下血腫がみられ、左大腿外側に小円形の熱傷瘢痕が3個みられる。
- 対応として適切でないのはどれか。
- a 頭部CTを行う。
- b 眼底検査を行う。
- c 児童相談所へ連絡する。
- d 両親の態度・言動を観察する。
- e 再診予約をした上で帰宅させる。
[正答]
※国試ナビ4※ [105E052]←[国試_105]→[105E054]
[★]
- 50歳の男性。4日前からの複視を主訴に来院した。2か月前に左耳閉感と左難聴とを自覚したが放置していた。左眼の外転が障害されており、両側頭部に2cm大の硬い腫瘤を複数触知する。耳鏡検査で左鼓室に滲出液の貯留を認め、聴力検査で左伝音難聴を認める。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A053]←[国試_104]→[104A055]
[★]
- 6歳の男児。就学時健康診断で両眼の視力不良を指摘されたため来院した。遮閉を含め既往に特記すべきことはない。視力は右0.5(0.6 × +5.00D)、左0.4(0.6 × +5.00D)。調節麻痺薬点眼後の屈折検査は右+5.00D、左+5.00D。眼位は正位。固視の異常を認めない。細隙灯顕微鏡検査と眼底検査とに異常を認めない。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105I050]←[国試_105]→[105I052]
[★]
- 58歳の女性。健康診断で尿糖を指摘され精査のため来院した。母親と姉とが糖尿病で加療中である。身長146cm、体重44kg。尿所見:蛋白(±)、糖3+、ケトン体2+。血液生化学所見:随時血糖302mg/dl、HbA1c(NGSP)7.8%(基準4.6~6.2)。
- 現時点での検査として適切でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107I068]←[国試_107]→[107I070]
[★]
- 45歳の女性。健康診断で胸部異常陰影を指摘され来院した。3か月前から夕方になると物が二重に見えるようになるが翌朝は改善するため放置していた。胸部エックス線写真と胸部造影CTとを以下に示す。
- 診断に必要なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [103I045]←[国試_103]→[103I047]
[★]
- 38歳の男性。両眼の視力障害と視野異常とを訴えて来院した。視力は右0.3(矯正不能)、左0.8(矯正不能)。眼圧は右12mmHg、左13mmHg。眼底検査で両眼の視神経乳頭の蒼白化がみられる。視野を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [095C014]←[国試_095]→[095C016]
[★]
- 50歳の男性。人間ドックの眼底検査で視神経乳頭の異常を指摘され来院した。視力は右1.2(矯正不能)、左1.2(矯正不能)。眼圧は右22mmHg、左24mmHg。
- 右の眼底写真を以下に示す。
- 左眼も同様の所見である。
- 最も考えられる症候はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098I026]←[国試_098]→[098I028]
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[正答]
※国試ナビ4※ [110B031]←[国試_110]→[110B033]
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[正答]
※国試ナビ4※ [103D015]←[国試_103]→[103D017]
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- 関
- fundoscopy、funduscopic、funduscopy、ophthalmoscopic
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- funduscopic、funduscopy、ophthalmoscopic、ophthalmoscopy
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フルオレセイン蛍光眼底造影
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