- 5日前から高熱があり近医で抗菌薬を投与されたが解熱せず、2日前から皮疹も出現してきた。皮疹は発熱時に増強する。
- 体温40.2℃。脈拍120/分、整。両側頚部に径15mmのリンパ節を数個ずつ触知する。心雑音はない。肝を右肋骨弓下に3cm、脾を左肋骨弓下に2cm触知する。関節腫脹は認めない。
- 尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。
- 血液所見:赤沈110mm/1時間、赤血球310万、Hb9.5g/dl、Ht29%、白血球21,200(桿状核好中球9%、分葉核好中球59%、好酸球3%、単球3%、リンパ球26%)、血小板52万。
- 免疫学所見:CRP20.5mg/dl、基準0.3以下)、ASO500単位(基準250以下)、リウマトイド因子陰性、抗核抗体陰性。咽頭培養は常在菌のみ、血液培養は陰性。
- 入院から治療までの3日間の体温表を以下に示す。
- この疾患に特徴的な皮疹はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 65歳の男性。手指の蒼白化と階段昇降時の息切れとを主訴に来院した。5年前の冬から寒冷時に手指が蒼白になり、紫色に変色することに気付いている。1か月前から指先の皮膚に潰瘍が出現した。また、手指と顔面とのむくみと胸やけとを自覚している。脈拍72/分、整。血圧120/74mmHg。両側上下肢の末梢から1/3までと顔面とに皮膚硬化を認める。指先に皮膚の陥凹を認める。聴診上、両下肺にfine crackles(捻髪音)を聴取する。尿所見:蛋白(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球420万、Hb 14.0g/dl、白血球6,500、血小板22万。血清生化学所見:総蛋白7.2g/dl、尿素窒素16mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl。免疫学所見:CRP0.1mg/dl(基準0.3以下)、抗核抗体10,240倍(基準20以下)、抗セントロメア抗体(+)、抗Scl-70抗体(-)。この患者で考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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[★]
- 24歳の女性。独語と興奮とが激しいために家族とともに救急車で来院した。既往歴と家族歴とに特記することはない。大学卒業後商社に就職、未婚。1週前に咽頭痛、咳および発熱のために感冒薬の投与を受けたが、その後も咽頭痛が続いた。今朝37.5℃の発熱があり頭痛を訴えた。昼ころから多弁になり意味不明の言動が多くなり、興奮も強くなった。来院時、急性錯乱状態で、話しかけても全く意思疎通ができない。運動麻痺はなく深部反射に異常を認めない。対応としてまず行うのはどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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