- 英
- crystalline lens
- ラ
- lens cristallina
- 関
- 眼球
HIS.440
WordNet
- electronic equipment that uses a magnetic or electric field in order to focus a beam of electrons (同)electron lens
- a transparent optical device used to converge or diverge transmitted light and to form images (同)lense, lens system
- biconvex transparent body situated behind the iris in the eye; its role (along with the cornea) is to focuses light on the retina (同)crystalline_lens, lens of the eye
- (metaphor) a channel through which something can be seen or understood; "the writer is the lens through which history can be seen"
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- 『レンズ』 / (目の)水晶体
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/01/20 19:01:12」(JST)
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水晶体 |
水晶体の伸縮によるピント調節
|
眼球の断面図
|
英語 |
Lens |
器官 |
感覚器 |
水晶体(すいしょうたい、英lens)は、人間の目の中にある組織。カメラでいう凸レンズの役割を果たす。
厚さは約4mm前後で、直径は約9mm。無色透明で、凸レンズの形状。眼球における屈折力の1/4から1/3を担っている。毛様体と呼ばれる筋肉がつながり、チン小帯で支えられる。
近くを見るときは毛様筋が収縮し、チン小帯が弛緩することで厚くなる。遠くを見るときは逆に毛様筋が弛緩し、チン小帯が引っ張られることで薄くなる。このようにして遠近にピントを合わせる。
長時間近くを見続けるなどすると緊張により一時的に元に戻らなくなることがある。(「遠くを見ようとするとかすむ」感覚。)この状態を「仮性近視」と呼び、常態化すると近視となると言われているが俗説である。
水晶体は加齢とともに硬くなるため、焦点を調整することが困難となる。
目次
- 1 発生
- 2 構造
- 2.1 水晶体核、水晶体皮質
- 2.2 上皮
- 2.3 水晶体嚢
- 3 水晶体脱臼
- 4 疾患
- 5 関連項目
|
発生
外胚葉から発生する。
イモリの場合、表皮部の外胚葉が神経外胚葉の一部を誘導し、眼杯を形成させる。そしてその眼杯では表皮部の外胚葉から水晶体が誘導される。このあと眼杯は網膜となり、水晶体は角膜を誘導する。
構造
水晶体核、水晶体皮質
実際にピントの調節作用を担っている部分。クリスタリンなどの水溶性蛋白質と、アルブミノイドなどからなる。
上皮
上皮細胞からなる。
水晶体嚢
核と皮質を入れる袋のようになっている。膜蛋白質からなる。水晶体嚢も参照。
|
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水晶体脱臼
水晶体の位置異常のうち、後天的に生ずるものを水晶体脱臼(英:dislocation of the lens、独:Linsenluxation)という。外傷その他の原因によって起こるが、外力によるもののみを指す場合には特に外傷性水晶体脱臼 traumatic lens dislocation ともいう。眼球に外力が加わり、裂傷を伴うことなく前房内、硝子体内に脱臼(抜け落ちる)する場合、また、眼球破裂の結果として結膜下もしくは結膜外に脱臼する場合などがある。前房内の脱臼においては瞳孔閉鎖を生じ、緑内障を併発することがある。硝子体内の脱臼では、毛様体の刺激により虹彩毛様体炎を起こすことがある。
症状として、視力障害が現れる。治療に際しては、顕著な脱臼であれば水晶体を摘出する。
外傷によるもの以外では、骨格異常のマルファン症候群で水晶体偏位を伴うことが1914年、Boergerにより指摘されており、水晶体脱臼はマルファン症候群の診断上重要な症状の1つである。マルファン症候群の多くは常染色体性優性遺伝を呈する。
また、シスタチオニン合成酵素の欠損による常染色体性劣性遺伝疾患のホモシスチン尿症でも水晶体脱臼を呈する。
疾患
関連項目
- 眼内レンズ
- 人工臓器
- 日本眼内レンズ屈折手術学会
- 日本白内障学会
- 日本眼科手術学会
- 日本眼光学学会
- 日本視覚学会
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 臨床報告 水晶体融解緑内障を前房穿刺で治療した1例
- 硝子体注射後の水晶体後囊破損に対する硝子体手術併用水晶体再建術を施行した1例 (特集 第68回日本臨床眼科学会講演集(2))
- 白内障 水晶体の混濁による視機能障害 眼内レンズが進歩 (特集 知っておきたい 眼科の最新治療)
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★リンクテーブル★
[★]
- 35歳の男性。事業所においてエックス線発生装置使用中に誤操作で全身被曝して3時間後に来院した。被曝線量は1.8Gy程度と推定された。悪心、嘔吐などの自覚症状はない。眼瞼結膜、瞳孔、口腔粘膜および皮膚に異常はみられない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球450万、Hb 14.6g/dl、白血球6,000、血小板25万。血清生化学所見:総蛋白7.2g/dl、蛋自分画(Alb68%、α1-グロブリン3%、α2-グロブリン6%、β-グロブリン8%、γ-グロブリン15%)、総ビリルビン0.9mg/dl、AST20単位、ALT25単位、LDH200単位(基準176~353)。
- 今後、この患者のエックス線被曝による早期障害を評価するために有用な検査はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [100I006]←[国試_100]→[100I008]
[★]
- 46歳の女性。今朝からの耳鳴りと両眼の視力低下とを主訴に来院した。5日前から微熱と頭痛とが続いている。視力は右0.1(0.8× +3.0D)、左0.08(0.7× +3.5D)。眼圧は両眼とも15mmHg。結膜、角膜、水晶体および硝子体に異常を認めない。両眼とも前房に細胞を認める。右眼底写真(別冊No.23A)と右蛍光眼底造影写真(別冊No.23B)とを別に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I070]←[国試_104]→[104I072]
[★]
- 75歳の女性。視力低下を主訴に来院した。数年前から両眼の視力低下を自覚していたが、数日前から右眼がほとんど見えなくなった。視力は、右手動弁(矯正不能)、左O.1(矯正不能)。眼圧は、右8mmHg、左12mmHg。細隙灯顕微鏡検査で両眼水晶体の混濁を認める。散瞳下で眼底検査を行ったが両眼とも詳細な観察が困難である。
- まず行う検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104E059]←[国試_104]→[104E061]
[★]
- 67歳の男性。左眼痛と視力低下を主訴に来院した。7日前に植木のせん定をしていた時に、木の枝が左眼に当たったという。翌日から左眼痛と視力低下を自覚し、次第に症状が悪化した。左眼の前眼部写真(別冊No. 24)を別に示す。左眼の視力は眼前手動弁。眼圧は右16mmHg、左18mmHg。
- 最初に病変を生じた部位はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114D053]←[国試_114]→[114D055]
[★]
- a 水晶体摘出には冷凍凝固装置が用いられる。
- b 眼内レンズを挿入すると調節力が回復する。
- c 水晶体を摘出すると正視の場合には遠視になる。
- d 眼内レンズは劣化のため入れ替える必要がある。
- e 眼内レンズは虹彩に固定するタイプが用いられる。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C066]←[国試_112]→[112D002]
[★]
- 70歳の男性。羞明と視力障害とを主訴に来院した。視力は右0.4(矯正不能)、左0.5(矯正不能)。眼底には異常がなく手術適応と診断された。この手術に必要な医療用具を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [097A009]←[国試_097]→[097A011]
[★]
- 60歳の女性。3年前から徐々に視力が低下したため来院した。視力は右0.6(矯正不能)、左0.5(矯正不能)。両眼ともに眼底に異常はみられない。前眼部の写真を以下に示す。異常がみられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097A008]←[国試_097]→[097A010]
[★]
- 放射線業務従事者の定期検査の対象となるのはどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [096B022]←[国試_096]→[096B024]
[★]
- 大量の被曝後、放射線障害が最も遅く発現するのはどれか。
[正答]
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[★]
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※国試ナビ4※ [113E005]←[国試_113]→[113E007]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [095E020]←[国試_095]→[095E022]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103D060]←[国試_103]→[103E002]
[★]
- 英
- ciliary muscle
- ラ
- musculus ciliaris
- 関
- 内眼筋、眼球、毛様体
解剖
- 経線状繊維 meridional fibers(ブリュッケ筋 Brucke's muscle)
- 輪状線維 circular fibers (ミュラー筋 Müller muscle) 毛様体輪状筋
神経
機能
薬理
臨床関連
[★]
- 英
- physostigmine
- 同
- エゼリン eserine
- 化
- サリチル酸フィゾスチグミン physostigmine salicylate、サリチル酸エゼリン eserine salicylate
- 商
- Antilirium
- 関
- コリンエステラーゼ、ネオスチグミン
- →中毒量で中枢神経作用を呈する。
- 不安、不眠、振戦、けいれん、呼吸・循環の抑制
薬理作用
- 瞳孔括約筋の収縮:縮瞳、眼内圧低下
- 毛様体筋の収縮:調節けいれん(毛様体突起が水晶体に接近→小帯線維弛緩→水晶体肥厚→巨視症)
[★]
- 英
- [[]]
- 関
- 白内障、水晶体
grade
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
細隙灯所見
|
透明~乳白色
|
白~黄白色
|
黄色
|
こはく色
|
茶色
|
核の硬さ
|
軟
|
やや軟
|
中等度
|
硬
|
極めて硬
|
[★]
- 英
- eyeball
- ラ
- bulbus oculi
- 関
- 眼
概念
- (水晶体の支持靱帯 suspensory ligament of lens)
解剖
外眼筋
[★]
- 英
- eye, ophthalmus
- 関
- 眼球
- 関
- ocular entries
解剖
構造
発生
L.375- (視覚器)
[★]
- 英
- capsule of crystalline lens, lenticular capsule, lens capsule
- ラ
- capsula lentis
- 関
- 水晶体
[★]
- 英
- equator of the lens, equator of lens
- ラ
- equator lentis, aequator lentis
[★]
- 英
- phacoemulsification and aspiration, PEA
- 関
- 超音波白内障手術
[★]
- 英
- lens opacity
- 関
- 白内障
[★]
- 英
- body
- ラ
- corpus、corpora
- 関
- 肉体、身体、本体、コーパス、ボディー
[★]
- 英
- quartz
- 関
- 石英