- 英
- burn scar
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Japanese Journal
- 後頭部に発生し縫合線より頭蓋内浸潤を認めた悪性黒色腫の1例
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- 熱傷の深度が瘢痕の主な原因で、深達性II度以上の熱傷は必ず瘢痕を残します。瘢痕は生体が傷(創)を治すための生理的反応で、傷(創)の収縮と上皮化の過程で線維芽細胞、膠原線維などが増殖して起こります。通常の治癒過程で
- また熱傷の大きな問題点の一つは、整容面や機能面での障害です。. 異常瘢痕( ケロイドや肥厚性瘢痕 )や瘢痕拘縮( ひきつれ )は、かゆみや痛みが強く出る場合があり、機能面の問題を残すことがあります。. 小児の場合、機能面の障害は正常な発育にも影響を及ぼすため、まずは機能面の回復のための治療が必要になる場合もあります。. これらの障害が出現する ...
- 瘢痕拘縮(ひきつれ)について. 1.. 瘢痕拘縮(ひきつれ)とは. やけど(熱傷)や外傷、手術後に傷あとが硬く盛り上がると同時に縮まります。. その際に周囲の組織を引っ張るため、関節を伸ばすことが難しくなることがあり、関節自体の拘縮や成長障害をも引き起こしてしまうことがあり、早期の手術的治療が必要とされます。. 2.瘢痕拘縮(ひきつれ)の治療 ...
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- 2か月の乳児。自宅の高さ40cmのソファーから転落したことを主訴に、両親に伴われて救急外来を受診した。在胎38週、2,850gで出生した。体重3,890g、体温36.2℃。呼吸数40/分。心拍数140/分、整。後頭部に皮下血腫がみられ、左大腿外側に小円形の熱傷瘢痕が3個みられる。
- 対応として適切でないのはどれか。
- a 頭部CTを行う。
- b 眼底検査を行う。
- c 児童相談所へ連絡する。
- d 両親の態度・言動を観察する。
- e 再診予約をした上で帰宅させる。
[正答]
※国試ナビ4※ [105E052]←[国試_105]→[105E054]
[★]
- 2歳の女児。意識障害のため搬入された。なかなか泣きやまないことに激昂した父親によって、肩を持たれ何度も強く揺さぶられた。しばらくするとぐったりして意識がなくなったという。意識レベルはJCS III-100で、全身に多数の熱傷瘢痕が散在し、新旧の皮下出血斑が多数認められる。
- この患児に認められる可能性が高いのはどれか。 2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [105D051]←[国試_105]→[105D053]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105D003]←[国試_105]→[105D005]
[★]
- 英
- squamous cell carcinoma, SCC, prickle cell carcinoma
- 同
- 棘細胞癌 spinous cell carcinoma spinalioma
- ラ
- carcinoma spinocellulare
- 関
- 皮膚癌、扁平上皮癌、有棘細胞
概念
- 先行病変の上に小丘疹~結節を生じる。
- 表皮基底膜を破壊し、浸潤性に肥厚した表皮の内部に異常ケラノサイトを認める。
- 光線角化症(紫外線刺激によって、特に基底層にケラノサイトが悪性化し表皮内で増殖)が悪化してなる。
- 中年以降の男性に好発し、皮膚悪性腫瘍の50%。
リスクファクター
- 紫外線照射
- イオン化放射線
- 免疫抑制
- 慢性炎症
- ヒ素の接触/暴露
- 遺伝子変異:例えば、腫瘍抑制遺伝子のp53の変異など
- 家族歴
- 遺伝性疾患
前癌病変
- 参考1 NDE.392
病理
- 顔面
[show details]
徴候
- 熱傷瘢痕からの発生
[show details]
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参考
- 1. [charged] Epidemiology and risk factors for cutaneous squamous cell carcinoma (SCC) - uptodate [1]
国試
[★]
- 英
- burn, burn injury, thermal injury, scald
- 同
- やけど、火傷?
- 関
- 5の法則、9の法則、皮膚。ショック
概念
分類
- 損傷深度により分類する
- 第1度:表皮内 (表皮熱傷:紅斑、2-3日で治癒)
- 第2度:真皮内 (真皮浅層熱傷:疼痛、水疱形成、水疱底赤色、1-2週間で治癒。真皮深層熱傷:知覚鈍麻、水疱形成△、水疱底白色、3-4週間で治癒。)
- 第3度:皮膚全層(皮下熱傷:壊死。白~褐色。知覚無し。一ヶ月以上)
- 第4度:炭化
重症度
- 10-15%を超えた場合、重症熱傷として全身管理が必要になる。
Artの基準
病態
検査
合併症
治療
- 気道熱傷の場合には気管挿管。
- 気管支痙攣がある場合には気管拡張薬が有用。副腎皮質コルチコイドは感染リスクを上げるために使用すべきでない。(参考1)
- 初期治療における輸液量の決定法:Evans法、Brook法、Baxter法など
-
- 4ml x 熱傷面積 (%) x 体重 (kg) = 補液量 (ml/day)
- 最初の8時間で1/2を、次の16時間で1/2を輸液する
参考
- 1. [charged] Emergency care of moderate and severe thermal burns in adults - uptodate [2]
-
- 初期治療には輸液が大切。だけど、入れ過ぎも問題だからちゃんと計算して輸液しろ。なにが問題って、血圧上昇、腹部、四肢、眼窩のcompartment syndromeが起こる。
- 最初は晶質液をいれる。高Cl性アシドーシスのリスクがあるから乳酸リンゲルがよい。
- 治療の初期段階で膠質液や高張生食を使うかどうかについては議論中。膠質液(アルブミン、デキストラン)は非常に高いし、生命予後を改善しないから推奨されない。
- 2. 「血液製剤の使用指針」(改定版) 平成17年9月
- http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/5tekisei3b.html
- http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/5tekisei3b01.html
- 血漿の不適切な使用の一つに「DICを伴わない熱傷の治療」がある。DICに至るような熱傷ならば使って良いと考えられる。
[★]
- 英
- scarring、scar、cicatrix
- ラ
- cicatrix
- 関
- 傷跡