- 英
- grip strength、grasping power
- 同
- grip strength(power)
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/13 23:25:43」(JST)
[Wiki ja表示]
|
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2009年2月) |
握力(あくりょく)とは、主に物を握るときの手の力のことである。
解説
現在では、主に以下の4つに分類される。
- クラッシュ力(ものを握りつぶす力)
- ピンチ力(物をつまむ力)
- ホールド力(握ったものを保持する力)
- ものを開く力
握力のうち1.のクラッシュ力は握力計を使って測ることができる。握力計による握力検査は、重量キログラム(記号:kgf, kgw)という度量衡単位で表されることが多いが,メートル法(SI)では力をニュートンを用いてあらわすことになっているので公的に用いることはできない。
1.のクラッシュ力の養成は、ハンドグリッパーが最適である。
2.のピンチ力の養成は、ブロックウエイトやピンチブロックが適している。親指の力が密接に関わっており、カンフーなどの指を使うような格闘技やクライマーにとっては非常に重要となる。 この力はハンドグリッパーではほとんど強化できない。ピンチ力を測定する、ピンチ力計も販売されている。
3.のホールド力の養成は、直径の太いバーベルやダンベルの保持が適している。
本格的に握力を鍛えるには、特定の部位の筋力を強化しようと思ったら逆方向の力も強くするというウエイトトレーニングの原則にのっとり、握る力同様に、4.の拮抗筋=ものを開く力を鍛えることが望ましい。ものを開く力というのは実際には役に立たない場合がほとんどではあるが、筋力のバランスをとる結果、怪我の防止にもつながるという利点がある。しかし、筋力のバランスを取ることは極めて難しく、大変なことである。
リンゴを握り潰すことでプロレスラー等が握力を誇示することがある。
動物の平均的な握力
- ヒト--成人男性50kgw>成人女性30kgw
- ニホンザル--推定30kgw[要出典]
- チンパンジー、オランウータン--推定200kgw[要出典]
- ゴリラ--推定400kgw~500kgw[要出典]
- その他、物をつかむ動作のできない動物--0kgw
一応、動物との比較にあたって、物をつかむという動作ができない動物は握力はないものとなる。そのため、昆虫やカタツムリ等の四肢の発達が不完全なものや、イヌやネコ、ウマ、トラなど四肢が物をつかむのに適さない形状に進化した動物は、必然的に握力が0kgwとなる。ヒトと比較すると、他の類人猿は手の骨に太い筋と腱が通っており、ヒトの発達した前腕よりもチンパンジーの細い腕の方がはるかに力があるのはそのためである。ニホンザルの握力は一見弱そうだが、ニホンザルの体重は10kg強なので、体重比で見ると握力が極めて強い方である。だが、具体的な測定がされているわけではなく、実際のところ詳細は不明であると言わざるを得ない。また、足の指でも材木や食べ物などの小物をつかんだり、木の幹をピンチグリップで握ることもできる。
ゴリラに関しても諸説が色々あり、握力は正確には不明。150kg前後の巨体でありながら、片手二本指で平気に木にぶら下がれる[要出典]ことを考慮すると、かなりの握力があると思われる。しかし、これらはすべて憶測に過ぎず、正確な生物学的研究が行われているわけではない。
関連項目
|
この項目は、生物学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:生命科学/Portal:生物学)。 |
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 野球のバッティングパフォーマンスに及ぼす小筋群トレーニングの効果 : 簡潔なレビュー
- Szymanski David J.,DeRenne Coop
- Strength & conditioning journal : 日本ストレングス&コンディショニング協会機関誌 21(3), 59-68, 2014-04
- NAID 40020035601
- 近藤 裕子,沢井 史穂,鈴木 みずえ
- 神戸常盤大学紀要 (7), 27-40, 2014-03-31
- … 運動指導前後で、形態計測(身長、体重、BMI、左右の大腿前部の筋厚)と運動機能測定(握力、椅子座り立ち時間、開眼片足立ち時間、ファンクショナルリーチ、足関節底・背屈角度)を実施した結果、対象者の形態及び運動機能測定値に有意な変化は認められず、廃用性の筋萎縮や運動機能低下を防げることが確認された。 …
- NAID 110009781971
- 地域在住高齢者におけるサルコペニアの実態 (第1土曜特集 サルコペニア : 成因と対策) -- (概念・診断基準)
Related Links
- 握力の鍛え方/3つのトレーニングで鍛える 筋トレTVでは腹筋、背筋、胸筋をはじめバランスボール、チューブなど、様々な筋力トレーニングやストレッチを動画で解説しています。筋トレで細マッチョ、ダイエット、肉体改造を目指す ...
- 握力を強くする簡単な鍛え方で、目指すは握力80キロ!効率的なトレーニング方法なら、最短で強くなる! ... スポンサードリンク 本当に効果的な握力の鍛え方を知っていますか? 握力の鍛え方には、ハンドグリップ(グリッパー)や ...
- 握力データ > 年齢と握力 文部科学省が実施している体力・運動能力調査結果より握力の部分を抜き出してグラフにしてみました。 年度別 文部科学省の平成25年度年齢別テスト結果 文部科学省の平成24年度年齢別テスト結果
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 63歳の男性。全身倦怠感と立ちくらみとを主訴に来院した。
- 現病歴: 1か月前から食欲不振を自覚しており、体重が3kg減少した。今朝から全身倦怠感が強くなり、軽い悪心も自覚するようになった。 1時間前、トイレに立とうとしたところ、目の前が暗くなり、ふらついた。しばらく横になっていると症状は改善したが、心配になったため家族の運転する車で受診した。
- 既往歴: 51歳時から高血圧症で内服治療中。 54歳時に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けている。
- 生活歴:喫煙は20本/日を43年間。飲酒は日本酒2合/日を40年間。
- 家族歴 :父親が大腸癌のため81歳で死亡。
- 現 症:意識は清明。身長175cm、体重65kg。体温35.8℃。脈拍128/分、整。血圧94/68mmHg。呼吸数24/分。 SpO2 98%(room air)。皮膚は冷たく湿っている。眼瞼結膜は貧血様である。頚静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
[正答]
※国試ナビ4※ [106H030]←[国試_106]→[106H032]
[★]
- 82歳の男性。最近よく転倒することと、頼んだことをよく忘れることを心配した娘に連れられて来院した。脈拍 72/分、整。血圧 144/84 mmHg。礼節は保たれ、時間の見当識障害はない。昨日の夕食のメニューは半分程度しか思い出せないが、今朝家で朝食を済ませて来院したことはよく覚えている。脳神経には異常を認めない。握力は右 22 kg、左 20 kgで、 Gowers徴候は陰性、 Romberg徴候は陰性であった。振動覚は両側外果で 10秒。腱反射は両側アキレス腱反射が減弱していることを除き正常。両側 Chaddock反射は陽性であった。
- この患者で正常な老化とは考えられない所見はどれか。
- a 両側 Chaddock反射陽性
- b 握力は右 22 kg、左 20 kg
- c 振動覚は両側外果で 10秒
- d 両側アキレス腱反射が減弱
- e 昨日の夕食の内容が思い出せない
[正答]
※国試ナビ4※ [108G044]←[国試_108]→[108G046]
[★]
- 34歳の女性。右手のしびれ感を主訴に来院した。2か月前から右手のしびれ感が断続的に続いていた。脈拍68/分、整。血圧120/68mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。頚椎に異常を認めない。右上腕二頭筋反射と腕橈骨筋反射とに異常を認めない。握力は両側上肢とも正常範囲内である。右手関節を屈曲するとしびれ感が増強する。触覚低下を認める領域を斜線で表した図を示す。
- この患者の初期治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [105I070]←[国試_105]→[105I072]
[★]
- 身体的フレイルの評価基準として誤っているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113F026]←[国試_113]→[113F028]
[★]
- 関
- grasping power
[★]
- 関
- grip strength
[★]
- 英
- dynamometer、grip dynamometer
- 関
- 筋力計、力量計
- 同
- hand dynamometer
[★]
- 英
- power、force、strength、energy
- 関
- エネルギー、強制、強度、能力、羃乗、威力、強弱、勢い、力を与える、動力を供給する
- ニュートン、ダイン