- 英
- agranulocytosis
- ほぼ同
- 好中球減少症
- 関
WordNet
- an acute blood disorder (often caused by radiation or drug therapy) characterized by severe reduction in granulocytes (同)agranulosis, granulocytopenia
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/01/16 08:43:05」(JST)
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無顆粒球症(むかりゅうきゅうしょう, agranulocytosis)とは、末梢血中において顆粒球、すなわち好中球が極端に減少すること。
定義[編集]
末梢血における好中球数が500個/μL以下まで減少すると無顆粒球症と呼ばれる。 好中球数が500~3000個/μLは、「好中球減少症」と呼ばれる。 好中球減少症が無顆粒球症にまで増悪すると、感染症、特に日和見感染症を引き起こしやすくなる。
原因[編集]
抗甲状腺薬(メルカゾール)、シメチジン、ファモチジン、カルバマゼピンなど薬剤性無顆粒球症の成因は多岐にわたる。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 症例報告 シェーグレン症候群を背景として自己免疫性血小板減少症および溶血性貧血を伴い,無顆粒球症に進展した自己免疫性好中球減少症
- 症例報告 薬剤性無顆粒球症を発症した慢性骨髄性白血病
- 臨牀研究 当科(九州大学大学院医学研究院病態制御内科学)で経験した薬剤性無顆粒球症7例の検討
Related Links
- 1.早期発見と早期対応のポイント (1)早期に認められる症状 発熱は必発の初期症状であり、その他、悪寒、咽頭痛が挙げられる。 (2)副作用の好発時期 原因となる医薬品服用後から無顆粒球症発症までの期間は ...
- 無顆粒球症(むかりゅうきゅうしょう)は、白血球の顆粒球〈好中球〉が500/μL以下まで減少する病気です。原因は 抗生物質、鎮痛解熱薬、抗がん薬、抗甲状腺薬、抗リウマチ薬、抗糖尿薬などの毒素によって骨髄で作られる顆粒球
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★リンクテーブル★
[★]
- 24歳の女性。下痢と体重減少とを主訴に来院した。半年前から1日2,3回の下痢が始まり、体重が減少してきた。階段を昇るときに動悸を感じるようになった。身長162cm、体重48kg。体温37.2℃。脈拍112/分、整。血圧128/58mmHg。皮膚は湿潤。血液所見:赤血球 410万、白血球 3,500。血液生化学所見:空腹時血糖 98mg/dl、総コレステロール 128 mg/dl、ALP 410IU/dl(基準115-359)。内服治療開始後の臨床指標で重要なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104D041]←[国試_104]→[104D043]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [107D007]←[国試_107]→[107D009]
[★]
- 英
- splenomegaly
- 関
- 脾臓
定義
- 脾臓が腫大した状態(250以上(正常は90-120g))
- 脾の大きさは長径と重量がよく相関し、超音波診断では長径×短径(SI スプリーンインデックス)が脾腫の指標となる。
- 正常の2倍程度となると脾腫として左季肋部で診察可能となる
- 慢性骨髄増殖症候群、慢性リンパ性白血病、ヘアリー細胞白血病、遺伝性溶血性貧血、フェルティ症候群、マラリアでは巨大脾腫を認める。
頻度
- 急性ウイルス感染の約50%、銃声細菌感染症の約20%、慢性肝疾患の50-70%、溶血性貧血で約70%、血液造血器疾患で約40%に出現する。(IMD.544)
症状
- ほぼない。
- 胃か圧排するほど大きくなれば、胃の膨満感が出現しうる。
診察
- 仰臥位で右季肋部を触診
- 小児では触れても良いが、健常成人では触れない。触れたら異常である。
- 臍まで脾臓を脾臓を触知できる場合を特に巨脾という。
- 打診または触診で診察する
打診
- IMD 544
Nixon法
- 右側臥位とする
- 後腋窩線上を胸部から腹部に向かい打診する。
- 肺鼓音から濁音に変わった部位から左肋骨弓に直角に向かい打診をする。
- 正常では濁音界が6-8cmであるが、8cmを超えた場合異常と判断する。
Castell法
- 仰臥位とする
- 第8または第9肋間は正常では鼓音であるが、濁音であれば異常と判断する。
Traube法
- 左第6肋骨上縁と左中腋窩線および左肋骨弓に囲まれた部位を(トラウベ半月腔)という。
- 空腹時、通常の呼吸ではこの領域は鼓音であるが、濁音であれば異常と判断する。
検査
- 腹部エコー、腹部CT
- 腹部エコーで長径が10cmを超えると脾腫と判断しうる
鑑別疾患
病因による鑑別
- V 血管:全身性うっ血(心不全)、門脈系うっ血(肝硬変、門脈血栓症)
- I 感染症:細菌性心内膜炎、伝染性単核球症、結核、梅毒、エキノコックス、日本住血吸収症、マラリア
- N 血液悪性腫瘍(悪性リンパ腫、白血病、骨髄線維症、慢性骨髄増殖症候群)
- D
- I
- C 血液系疾患(溶血性貧血(自己免疫性溶血性貧血、遺伝性球状赤血球症、サラセミア)、悪性貧血、特発性血小板減少性紫斑病)、免疫異常(関節リウマチ、フェルティ症候群、全身性エリテマトーデス)、蓄積病(ムコ糖質蓄積など)、嚢胞性疾患
- A
- T
- E
病態による鑑別疾患
- 脾臓は巨大なリンパ器官と考えられるために、原因は組織を考えれば鑑別を挙げることが容易となる。
治療
[★]
- 英
- antithyroid drug
- 同
- 甲状腺阻害薬
- 関
- 甲状腺中毒症、薬理学、甲状腺、甲状腺ホルモン
種類
- チアミド系の化合物が用いられる(SPC.323)
作用機序
- 甲状濾胞内に能動的に取り込まれ、濾胞内でヨードの有機化と縮合を抑制
- 甲状腺濾胞内に浸潤しているリンパ球の自己抗体産生を抑制
副作用
- チアミド系化合物の副作用
副作用に対する対処
-
- 抗甲状腺薬の中止。副腎皮質ホルモン、抗菌薬、輸血、G-CSF (医学辞書改変)
- 無顆粒球症(好中球<500/ul)と判断されたらすぐに抗甲状腺薬の中止。
薬物動態の比較
|
チアマゾール
|
プロピルチオウラシル
|
血漿タンパクとの結合
|
結合しない
|
0.75
|
血漿半減期
|
4?6時間
|
75分
|
分布容積
|
40 liters
|
20 liters
|
甲状腺での濃縮
|
濃縮
|
濃縮
|
重症な肝臓病患者での代謝
|
減少
|
普通
|
重症な腎臓病患者での代謝
|
普通
|
普通
|
投与頻度
|
1-2回/日
|
1-4回/日
|
胎盤の通過
|
低
|
低
|
母乳への移行
|
低
|
低
|
参考
uptodate
- 1. [charged] チオナミドによるバセドウ病(グレーブス病)の治療 - uptodate [1]
- 2. [charged] チオナミドの薬理学および毒性 - uptodate [2]
- 3. [charged] 患者情報:抗甲状腺剤 - uptodate [3]
[★]
- 英
- allopurinol
- 商
- Lopurin, Zyloprim、ザイロリック Zyloric、アイデイト、アノプロリン、アリスメット、アロシトール、アロチーム、アロリン、ケトブン、ザイロリック、サロベール、タカナルミン、ノイファン、プロデック、マサトン、ミニプラノール、ユーリック、リボール
- Lopurin, Zyloprim
- 関
- 尿酸
- first aid step1 2006 p.309,320,325,326
- 1. 腎障害例では過剰に投与するとオキシプリノールが副作用を誘発する
- 尿酸の排出が悪い→アプリノールを使う。白血病は高尿酸血症を呈する
- 帯状疱疹は白血症などが重症になった時に起こる
- 皮膚粘膜間症候群
- 中毒性表皮壊死
- 表皮剥脱性皮膚炎
- 3. メルカプトプリン、アザチオプリンとの併用はメルプトプリンの分解を抑制→6MP
- ビダラビン(神経過敏) ← 抗ヘルペスウイルス薬
- シクロホスファミド(白血球減少) ← 白血病治療
- アンピシリン(過敏反応)
- ヒドロフロロチアジド(重度の過敏反応・光線過敏症) ←利尿剤
構造
- プリン環の7位にある窒素原子が8位の炭素原子と入れ替わった構造
作用機序
- ヒポキサンチン-(キサンチンオキシダーゼ)→キサンチン-(キサンチンオキシダーゼ)→尿酸
副作用
重大な副作用
その他の副作用
注意
[★]
- 英
- omeprazole
- 化
- オメプラゾールナトリウム omeprazole sodium
- 商
- エンプラール、オブランゼ、オメプトロール、オメプラール、オメプラゾン、オメプロトン、オメラップ, Prilosec
- 関
- プロトンポンプ阻害薬
分類
-
適応
相互作用
併用禁忌
副作用
[★]
- 英
- clozapine
- 同
- Clozaril CLOZARIL
- 商
- クロザリル
- 関
- 抗精神病薬。精神神経用剤
- first aid step1 2006 p.207,370
特徴
- 1990年にアメリカで最初に認可、発売された非定形型抗精神病薬。
- 錐体外路症状を惹起しない。プロラクチンの分泌を昂進させない。定型抗精神病薬に反応不良な症例にも有効
- 副作用のため、日本では臨床応用されていない。
薬理作用
- block 5-HT2 receptor and dopamine receptor
- 抗dopamine作用:弱い
- 抗D4受容体の選択的アゴニスト
副作用
[★]
- 英
- methimazole-induced agranulocytosis
- 関
- メチマゾール、無顆粒球症
[★]
重症先天性好中球減少症
[★]
- 英
- granule
血液細胞の顆粒
一次顆粒
- アズール好性
- アズール→紫褐、紫赤
- リンパ球、単球、前骨髄球、血小板、巨核球
- リンパ球では0.3-0.6μm
- 好酸性
- エオシン→赤橙色
- 好酸球
- 0.5-0.7μm
[★]
- 英
- granulocyte
- 同
- 顆粒性白血球 granular leukocyte
- 関
- 白血球、無顆粒球、顆粒球数 granulocyte count
顆粒球
[★]
- 英
- sis, pathy
[★]
- 英
- agranulocyte
- 関
- 白血球、血液
[★]
- 英
- agranular
- 関
- 無顆粒性