- 英
- pseudomembranous colitis
- 関
- Clostridium difficile-associated disease、偽膜性腸炎、大腸炎
- first aid step1 2006 p.139,141,167,170,207
- メトロニダゾールも?(Kaplan Q book)
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 専門医部会 「一目瞭然! 目で診る症例」問題・解答
- Clostridium difficile (特集 消化器手術における抗菌薬の適正使用) -- (特殊な感染症に対する抗菌薬の適正使用)
- 鈴木 康夫
- 日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 107(12), 1897-1904, 2010-12-05
- … 炎,急性出血性大腸炎,そしてMRSA腸炎がある.急性出血性大腸炎は,比較的若年の女性に生じる特徴を有し,原因となる抗生物質を中止することにより比較的速やかに症状は改善し予後は良好である.偽膜性大腸炎を典型像とするClostridium difficile関連性腸炎は,抗生物質投与後の菌交代現象によって感染した毒素産生株Clostridium difficileの増殖により発症する.MRSA腸炎は抗生物質投与後の菌交代現象により既感染MRSAが …
- NAID 10027700380
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- Q1:偽膜性大腸炎とはどのような病気ですか? Q2:偽膜性大腸炎ではどのような症状 がでますか? Q3:偽膜性大腸炎をおこす可能性のある薬剤は何でしょうか? Q4:偽膜 性大腸炎の治療法はどうなっていますか? Q1:偽膜性大腸炎とはどのような病気 ...
- 偽膜性大腸炎. 大腸に起きる重篤な急性壊死性の炎症。 粘膜は壊死・脱落し、黄褐色- 黄緑色-灰褐色のジフテリア様の偽膜でおお ... 抗生物質の服用により、ある種の菌が 異常に増えて、大腸で感染、炎症がみられる「偽膜性大腸炎」が引き起こされる場合が ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- pseudomembranous enterocolitis, pseudomembranous enteritis
- ラ
- enterocolitis pseudomembranacea
- 関
- 偽膜性大腸炎 pseudomembranous colitis PMC
まとめ
- 抗菌薬の投与後に下痢や腸炎をきたす疾患であり、偽膜性腸炎の90%はClostridium difficileによるとされる。危険因子として長期入院、高齢、基礎疾患、抗菌薬、電子直腸体温計、経腸栄養、外科手術、腸管の蠕動運動が関与しており、原因となるClostridium difficileは内因性と外因性の両方が関与している。原因となる抗菌薬には第3世代のセフェム系(セフトリアキソン、セフタジジム、セフォタキシム)が多く、クリンダマイシン、アンピシリンも原因となる。発症は抗生物質の摂取から数日後である。症状は無症状から劇症型腸炎まで幅広い。また、発熱、腹痛、白血球増加が認められる(感染症で白血病領域まで白血球が増加する疾患は偽膜性腸炎と百日咳)。このほか、悪心、倦怠感、低蛋白血症、大腸出血、大腸穿孔、腸軸捻転症もありうる。診断には「(1)過去60日以内に抗菌薬を使用歴がある」あるいは「(2)入院後72時間以上経過した後の下痢」を満たした上で、糞便からの毒素の検出・内視鏡による偽膜の確認を行う。治療は抗菌薬の中止、絶食、輸液をおこなう。薬物療法としてはバンコマイシンの経口投与が第一選択であり、第二選択はメトロニダゾールである。止痢薬は中毒性巨大結腸症を誘発させうるので禁忌とされる。(IRE.691 YN.A-70)
偽膜とはなんぞや
- 黄白色をなし、フィブリン・壊死組織等からなる(YN.A-70)
症状
- YN.A-70
- 水様性下痢(時に血性)、腹部鈍痛、下腹部膨満感
- 重症例:発熱・ショックなどの全身症状、低蛋白血症、低カリウム血症、中毒性巨大結腸症
[★]
- 英
- clindamycin, CLDM
- 化
- 塩酸クリンダマイシン clindamycin hydrochloride、クリンダマイシン塩酸塩、リン酸クリンダマイシン clindamycin phosphate、塩酸パルミチン酸クリンダマイシン clindamycin palmitate hydrochloride、クリンダマイシンリン酸エステル
- 商
- クリンダマイシンリン酸エステル、クリンダマイシン、リンタシン、ハンダラミン、クリダマシン、クリンダマイシンゲル、ダラシン、ダラシンS、ミドシン、リンタシン、Cleocin
- 関
- 抗菌薬
- first aid step1 2006 p.139,148,165,166(抗菌スペクトル),169,170,207(副作用)
特徴
構造
- マクロライド系に属するにもかかわらず、糖が結合している環構造が5員環と小さい
- リンコマイシンの誘導体。7位の水酸基を塩素で置換。
作用機序
- エリスロマイシンと同様にリボソーム50Sサブユニットに結合する
薬理作用
抗菌スペクトラム
動態
適応
注意
- 最近、Bacteroides fragilisのクリンダマイシン耐性が問題となっている。
禁忌
副作用
[★]
- 英
- Clostridium
- 関
- 細菌
- 例外的に酸素に耐性が有るのがC. tertium, C. histolyticum, C.innocuum, C.perfringens
クロストリジウム属
[★]
- 英
- Clostridioides difficile
- 日
- クロストリディオイデス・ディフィシル
- 旧
- Clostridium difficile クロストリジウム・ディフィシル
- 関
- 細菌、クロストリディオイデス属、(旧)クロストリジウム属、偽膜性大腸炎
臨床関連
[★]
- 英
- colonic disease
- 関
- 結腸疾患
- QB.A-406
[★]
- 英
- large intestine (Z)
- ラ
- intestinum crassum
小腸と比べたときの大腸の特徴 (M.149)
- 結腸ヒモという縦走筋繊維からなる3本の太い帯を有する
- 結腸膨起という結腸ヒモの間の膨らみを有する
- 腹膜垂という脂肪の塊を含む
- 内径は小腸よりも大きい
大腸を構成する部位
- 盲腸
- 結腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)
- 直腸
- (虫垂)
生理
1)膨起性往復運動 haustralshuttling movement
2)(単一)膨起性移送運動 segmentalhaustralpropulsion
3)多膨起性移送運動 multihaustralpropulsion
1) 2)により内容物のゆっくりした移動(5cm/hr)
→ 48hrで上行結腸よりS状結腸へ
4)総蠕動mass movement(mass peristalsis,maSS PrePulsion)
1-3回/日、強い蠕動→結腸内容物が直腸へ移動(→排便誘発)
5)収縮回数:直腸 > S状結腸 のため内容物はS状結腸へ移動
(通常は、直腸に内容物(-))
6)胃大腸反射 gastro-colonic reflex
小腸大腸反射 ileo-colonic reflex:胃、小腸に内容物-→結腸に総蠕動(+)
*排便
1)解剖
①内肛門括約筋internalanal
②外肛門括約筋externalanal
sphincter---平滑筋
sphincter山-一横紋筋
2)排便のメカニズム
i)総蠕動一糞便直腸へ
ii)直腸内圧〉20Ⅷ舶g ⇒ 直腸壁伸展⇒ 仙髄排便中枢(S2-4)
⇒ ①高位中枢(便奇形成)
②排便反射defecation reflex
内肛門筋弛緩
外肛門筋収縮(一過性)
直腸蠕動運動(⇒内圧をさらに高める)
iii) 内圧45-55mmHg以上
内容物200ml以上
便意による排便動作 外肛門筋弛緩
腹筋、横隔膜収縮
[★]
- 英
- enteritis
- 同
- 小腸結腸炎 enterocolitis、腸カタル intestinal catarrh
- 関
- gastroenteritis
[★]
- 関
- 炎光、炎症
[★]
- 英
- colitis
- 関
- 結腸炎、直腸結腸炎、出血性大腸炎
[★]
- 英
- pseudomembranous、submembranous
- 関
- 膜下