- 英
- bronchiolitis
- 関
- 細気管支
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- RSウイルス感染症 (特集 小児感染症2011 : 今どうなっているの?小児の感染症) -- (小児で問題となる感染症,ガイドラインからみた診断と治療のポイントは?)
- 質疑応答 内科 Kartagener症候群における細気管支炎
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- 細気管支炎。細気管支炎とはどんな病気か ウイルス感染による細気管支を中心とした下気道の炎症性疾患です。呼気性喘鳴(こきせいぜんめい)(息を吐く時に聞かれるゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音)、呼吸困難が特徴的です gooヘルス ...
- これから冬にかけて、風邪などの流行する季節です。細い気管支の炎症「細気管支炎」は、風邪によく似た症状で始まりますが、赤ちゃんの命の危険さえある怖い病気です。正しい知識を知っておきましょう。
- Part3全身の病気編 せき・ゼロゼロの出る病気 細気管支炎 気管支の末端部分に炎症が起こる病気。2才以下の赤ちゃんが冬にかかりやすく、とくに小さな赤ちゃんは注意! どんな病気? 気管支は枝分かれしながら、どんどん細くなってい ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- dyspnea (M)
- 関
- 呼吸、呼吸苦、呼吸不全
概念
- 息が苦しいという自覚症状。呼吸時の不快な感覚である。呼吸苦とも記載されることがあるが、呼吸困難とする。息切れも同義とされている。
- 呼吸困難という自覚症状があるにもかかわらず、必ずしも呼吸不全という客観的な病態に陥っていないことがあるので注意。
原因疾患
鑑別診断
IMD
胸痛と呼吸困難
- 参考1
- 気胸、肺炎、胸膜炎、慢性閉塞性肺疾患、慢性閉塞性肺疾患の悪化、肺癌などの肺疾患、心不全
参考
- 1. 肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2009年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_andoh_h.pdf
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- 英
- cold syndrome, common cold syndrome
- 同
- 上気道症候群 upper airway syndrome、急性上気道炎 acute upper respiratory tract infection
- 関
概念
- 上気道粘膜の急性カタル性炎症(急性カタル性上気道炎)の総称
- 急性鼻炎や咽頭炎を呈し、全身症状は軽微。
- 予後良好、2-5日で軽快し予後は良好。
病因
-
- 環境要因:個体条件(アレルギー、免疫不全、脱水、疲労、飲酒など)、物理化学的刺激(乾燥、寒冷)
疫学
- 多くの人が1年に1回以上罹患。冬期に多い。
- 小児において罹患回数が多い → 成人になると記憶T細胞、記憶B細胞が増加するため、なんとなくウイルスに対して抵抗性が付与される、はず。
病理
- ウイルスの場合、上気道粘膜に付着して、粘膜上皮を冒す。上気道線毛円柱上皮(呼吸上皮)に付着し、上皮細胞は変性・脱落・壊死する。上皮を失った部位から細菌が侵入しやすくなる。
病型
症状
- 鼻かぜ:鼻汁、鼻閉などの鼻症状が主体
- のどかぜ:咽頭痛、嗄声など咽頭症状が主体
- 気管支かぜ:咳、痰などの気管支症状が主体
共通の症状
- まず、鼻炎症状が緩徐に発現し、鼻咽頭不快感・乾燥感、くしゃみ、鼻閉、水様鼻汁を呈する。
病原体に特異的な症状
診断
- 臨床的診断
- 検査はほとんどの場合行わないが、インフルエンザ、溶連菌などを鑑別する場合には迅速診断キットを使う。 → つかえる迅速診断キットがあればのはなし
検査
- 血液検査:ウイルス感染の場合、WBCやCRPは動かないが、細菌感染があれば上昇する。
- ウイルス分離は一般臨床では行われない。 → 高コストだし、培養している内に治癒する。
- 血清抗体価測定ではペア血清で 4 倍以上の上昇で陽性とする。 → 高コストだし、ペア血清を取った時点で治癒する。
- 細菌感染を疑ったら、喀痰検査(培養は時間がかかるので検鏡でしょう?)、血液検査(血算)のちに、培養して薬物感受性検査を行う(けど時間がどのくらいかかるのやら)
治療
- 一般療法(安静、保温・保湿、栄養補給、脱水予防、入浴制限)
- 対症療法:解熱・鎮痛薬、非ステロイド性抗炎症薬、蛋白分解酵素製剤、含嗽薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン薬
- 細菌感染が疑われるときのみ、抗生物質を使用する。予防的に使うのはいかがな最中
予後
予防
- RSウイルス:適応が限られるが、ワクチンを使うことができる。
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- 英
- diffuse panbronchiolitis, DPB
- 同
- びまん性呼吸細気管支炎 diffuse respiratory bronchiolitis
- 関
- 細気管支炎
概念
- 呼吸細気管支領域の慢性炎症性病変が肺内にびまん性に分布し、炎症反応が細気管支壁の全層に及ぶ原因不明の疾患。慢性の咳嗽・喀痰が認められ、慢性気道感染と拘束性の肺機能障害が認められる。副鼻腔炎の合併が認められることがあり、副鼻腔気管支症候群としてまとめられることがある。
- 胸部単純X線写真上、下肺野優位に両肺野びまん性小葉中心性粒状陰影が認められる(小葉中心性病変)。
- これまでは予後不良であったが、エリスロマイシン少量投与で著明な治療効果が認められる。
疫学
病態
病変の首座は終末細気管支及び終末細気管支周囲炎(出典不明)
- 呼吸細気管支を中心とした細気管支およびその周囲炎 (YN.I-76)
- 泡沫細胞の集簇を伴ったリンパ球、形質細胞など円形細胞浸潤
症状
身体所見
検査
- 胸部単純X線写真:気管支拡張がみられる
- 胸部単純CT:下肺野優位に両肺野びまん性小葉中心性粒状陰影 ← 小葉中心性病変 (cf.小葉)
- 肺機能検査:一秒率低下、残気量増加、肺拡散能不変。
合併症
治療
- 予後は不良であったが、エリスロマイシンの少量長期投与により予後が改善 30年生存率38-63%
参考
- 1. [charged] Diffuse panbronchiolitis - uptodate [1]
国試
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- 英
- ventilatory impairment ventilatory disturbance
- 同
- 肺換気異常 pulmonary ventilation impairment abnormal pulmonary ventilation ventilatory disturbance of lung ventilatory disturbance of the lungs
- 関
- フローボリューム曲線
[show details]
換気障害パターンと疾患 LAB.1634
- 拘束性障害(拘束性換気障害):FVCが正常の80%以下
-
- 閉塞性障害(閉塞性換気障害):FEV1.0% 70%以下
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- 英
- parainfluenza virus
- 関
- ヒトパラインフルエンザ
ウイルス学
- 潜伏期:2-6日
- 呼吸器感染症
- 血清型:1-4型
- 子供や小児の呼吸器感染症:5歳までに大部分が感染
- 呼吸器感染症ウイルスで1~4型
- 子供や小児の呼吸器感染症:5歳までに大部分は感染する
- 感染は特に秋口が多い。潜伏期は2~6日
- 普通感冒,咽頭炎,気管支炎,細気管支炎,肺炎などの急性気道炎を起こす。1型はクループ(喉頭気管気管支炎)を引き起こす。
症状
- クループ:パラインフルエンザのクループは夜中の1,2時にむかって悪化する
血清型別の特徴
- I型 :喉頭炎。秋。
- II型 :喉頭炎。秋。軽い。
- III型 :肺炎。 春。幼児。
- IV型 :上気道炎。散発的。
診断
治療
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- ラ
- bronchiolitis fibrosa obliterans
- 関
- 細気管支炎
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びまん性汎細気管支炎
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びまん性汎細気管支炎
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- 英
- trachea (Z), tracheal tube
- ラ
- trachea
- 関
- 気管支、気管支の分岐、肺
解剖
- 長さ12cm、直径2cm (HIS.298)。
- C6椎体-T5椎体 / C6椎体の下部より始まりT4-T5椎体で左右の気管支に分かれる。)
- 喉頭の輪状軟骨の直下から始まり主気管支が分岐するところに終わる。 (HIS.298)
粘膜
- a. 杯細胞 goblet cell 30% 粘液物質の分泌 ムチンmucin
- b. 線毛細胞 ciliated cell 30% 核は基底部に存在 線毛と微絨毛
- c. 基底細胞 basal cell 30% 丈の低い細胞、未分化細胞
- d. その他 刷子細胞、漿液細胞、DNES細胞 など
- 2. 粘膜固有層 疎性結合組織 膠原線維、弾性線維、気管腺(混合腺)
- 3. 粘膜下組織 密生結合組織
- 4. 外膜 気管軟骨 馬蹄形(C字軟骨)後方に開いている。10-12個
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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- 英
- bronchiole n. / -s pl.
- ラ
- bronchiolus
- 関
- 気管支の分岐、クララ細胞、肺小葉
臨床関連
- 肺の末梢気道、特に細気管支領域は解剖学的に気道と肺胞の接点に位置し、喫煙や大気汚染物質により早期から障害を生じると考えられてきた。特に内径2mm以下の末梢気道の病変は呼吸生理学的にsmall airway diseaseと呼ばれ、進行すれば肺気腫などの慢性閉塞性疾患の発生につながるものとして喫煙などとの関連で論じられてきた。 (講義録呼吸器学 p.79)
[★]
- 英
- bronchus / bronchi(pl.) (Z)
- ラ
- bronchus principalis
- 同
- 主気管支 main bronchus、一次気管支 primary bronchus
- 関
- 気管、気管支の分岐、肺区域、区域気管支
-
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 関
- 炎光、炎症