スキサメトニウム。リラキシン、relaxin
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- hormone secreted by the corpus luteum during the last days of pregnancy; relaxes the pelvic ligaments and prepares the uterus for labor
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- レラキシン注用200mg,注射用スキサメトニウム塩化物.
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
販売名
成分・含量(1バイアル中)
- 日局 スキサメトニウム塩化物水和物(脱水物として) 200mg
溶解液組成(1管中)
効能または効果
麻酔時の筋弛緩
気管内挿管時・骨折脱臼の整復時・喉頭痙攣の筋弛緩
精神神経科における電撃療法の際の筋弛緩
腹部腫瘤診断時
通常成人は下記用量を用いる。
- 間歇的投与法:用時溶解し、スキサメ卜ニウム塩化物水和物の脱水物として、1回10〜60mgを静脈内注射する。
この用量で筋弛緩が得られないときは、筋弛緩が得られるまで適宜増量する。
- 持続点滴用法:持続性効果を求める場合は、0.1〜0.2%となるように生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液に溶かし、持続注入する。通常2.5mg/分ぐらいの速さで注入する。
- また、乳幼児及び小児に対する投与法として、静脈内注射の場合1mg/kgを、静脈内注射が不可能な場合は2〜3mg/kgを筋肉内注射する。
重大な副作用
ショック:ショックがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、脈拍の異常等の症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
悪性高熱症:原因不明の頻脈・不整脈・血圧変動、急激な体温上昇、筋硬直、血液の暗赤色化(チアノーゼ)、過呼吸、ソーダライムの異常過熱・急激な変色、発汗、アシドーシス、高カリウム血症、ミオグロビン尿(ポートワイン色尿)などを伴う重篤な悪性高熱がまれにあらわれることがある。また、これらの症状の悪化により、横紋筋融解症があらわれることがある。本剤を使用中、悪性高熱に伴うこれらの症状を認めた場合は、直ちに中止し、ダントロレンナトリウムの静注、全身冷却、純酸素での過換気、酸塩基平衡の是正等適切な処置を行うこと。
気管支痙攣、遷延性無呼吸:気管支痙攣、遷延性無呼吸(持続性呼吸麻痺)を起こすことがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
心停止:心停止を起こすことがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
呼吸抑制:本剤によって十分な筋弛緩を得ようとする時、全く呼吸抑制が起こらないように施術することは困難であり、また呼吸停止を警戒しすぎると所要の筋弛緩が得られないことがある。呼吸停止が起こった場合には、薬液の注入を筋弛緩維持に必要な量に減ずるか、一旦中止し、人工呼吸によって積極的に酸素を補給しないと危険である。20〜40mgの本剤投与によって発生する呼吸停止は、通常およそ2〜5分で回復する。
横紋筋融解症:横紋筋融解症があらわれることがあるので、体温の上昇がない場合においても、高カリウム血症、ミオグロビン尿、血清逸脱酵素の著明な上昇、筋肉痛等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
作用機序2)
- スキサメトニウム塩化物水和物は、神経の終板に働き、脱分極持続時間を延長させることにより筋弛緩作用を発現する。
また、筋弛緩発現前に、一過性の筋興奮をあらわす。
作用時間3)
- ツボクラリンに比べ作用時間は短く、10〜30mg静注した場合の筋弛緩は通常1分以内にあらわれ、2分以内に最大となり、約5分後には消失する。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- スキサメトニウム塩化物水和物(Suxamethonium Chloride Hydrate) [JAN]
化学名:
- 2,2'-Succinyldioxybis(N,N,N -trimethylammonium) dichloride dihydrate
分子式:
分子量:
融点 :
性状 :
- 本品は白色の結晶性の粉末である。
本品は水、メタノール又は酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(95)に溶けにくく、無水酢酸に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
化学構造式:
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- suxamethonium
- 同
- サクシニルコリン succinylcholine、塩化サクシニルコリン succinylcholine chloride, SCC
- 化
- 塩化スキサメトニウム suxamethonium chloride
- 商
- サクシン、レラキシン、Anectin
- 関
- 薬理学
[show details]
分類
構造
作用機序
薬理作用
動態
適応
- 気管内挿管時・骨折脱臼の整復時・喉頭痙攣の筋弛緩
- 精神神経科における電撃療法の際の筋弛緩
- 腹部腫瘤診断時
注意
禁忌
副作用
- SAN.71改変
- 1. 筋肉痛:強い攣縮が起こるために筋痛をきたす。
- a) 外眼筋攣縮:眼圧亢進を来たし、緑内障を生ずることがある。この眼圧亢進は投与後1-6分で5-10mmHgほど上昇
- b) 脳圧亢進
- c) 腹筋の攣縮:胃内圧亢進を来たす。
- 治療:ダントロレン:筋小胞体からのカルシウム遊離を阻害
[★]
- 関
- 筋弛緩薬。鎮けい剤
商品
- アフロクアロン
- クロルフェネシン:脊髄の多シナプス反射経路中の介在ニューロンを選択的に抑制することにより骨格筋の痙縮を緩解する。除脳固縮(γ-固縮)及び貧血性除脳固縮(α-固縮)を共に緩解する。
- チザニジン:チザニジンは中枢性のアドレナリンα2作動効果を有し、脊髄及び脊髄上位中枢に作用して、固縮緩解作用、脊髄反射抑制作用等の筋緊張緩和作用を有する。
- エペリゾン:脊髄において単及び多シナプス反射を抑制すると共に、γ-運動ニューロンの自発発射を減少させ、筋紡錘の感度を低下させることで、メフェネシンよりも強力な骨格筋弛緩作用を発揮する。また、中脳毛様体及び後部視床下部を介する脳波覚醒反応を抑制する作用や、血管平滑筋のCa2+チャネル遮断や交感神経活動の抑制を介して、皮膚・筋や脳への血流量を増大させる作用もある。脊髄レベルにおける鎮痛作用も有する。3)