- 英
- sarcoplasmic reticulum SR
- ラ
- reticulum sarcoplasmicum
- 関
- 小胞体
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/12/20 21:14:59」(JST)
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筋小胞体(きんしょうほうたい、英: sarcoplasmic reticulum)は、筋線維内に存在する膜系構造の1つで、小胞体の特殊なものである。筋小胞体は筋原線維と平行に存在する。弛緩した筋ではカルシウムイオンを含み、カルシウムイオンの放出によって筋を収縮させる。筋小胞体の間には横行小管が位置する。横行小管と接する部分は終末槽と呼ばれる。
関連項目
- 興奮収縮連関
- 筋原線維
- 横行小管
- 豚ストレス症候群(PSS) - 筋小胞体のカルシウムイオンチャネルの1つであるリアノジンレセプター遺伝子のミスセンス変異を原因とする常染色体劣性遺伝性疾患。
参考文献
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版社 1991年 ISBN 4885006104
- 高橋迪雄監訳 『獣医生理学 第2版』 文永堂出版 2000年 ISBN 4830031824
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Japanese Journal
- 心不全の病態形成因子と治療標的としての心筋小胞体Ca-ATPase,SERCA2 (特集 不全心筋におけるカルシウムイオンの役割の多様性)
- 新井 昌史
- 日本薬理学雑誌 = Folia pharmacologica Japonica : くすりとからだ : ファーマコロジカ 140(6), 259-264, 2012-12-00
- NAID 40019498530
- 心筋細胞のエネルギー代謝におけるミトコンドリアと筋小胞体Ca放出チャネルの相対位置の重要性
Related Links
- 栄養・生化学辞典 筋小胞体の用語解説 - 筋細胞の滑面小胞体.筋収縮,弛緩を制御するカルシウムイオンを貯蔵したり放出したりする機能がある.... ... 筋小胞体 1件の用語解説(筋小胞体で検索) Tweet 栄養・生化学辞典 の解説 筋小 ...
- 骨格筋の中では、滑面小胞体はカルシウム・イオンをたくわえる働きをもち、とくに筋小胞体(SR)とよばれている。小胞体の主要な機能はリボゾームで合成された蛋白質など細胞質の代謝の結果つくられた物質の輸送である。 (1nm=1億分の ...
- 刺激 → 筋小胞体 からのカルシウムイオンの放出 → カルシウムイオンのトロポニンへの結合 → トロポミオシンの変形 → ミオシン頭部へのATPの結合 カルシウムイオンの濃度が高くなるとどうして収縮が始まるのだろうか。この点を理解 する ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- cardiac muscle (K), heart muscle, myocard cardiac muscle, myocardium
- 関
- 心筋の活動電位、横紋筋、筋肉
- 筋小胞体が発達していない
心筋の酸素消費量 (SPC.226)
- (tension-time index)=左心室内圧曲線収縮期相の面積(mmHg/s)×心拍数
- (doble product)∝(tension-time index)
- 1. 骨格筋細胞と違い心筋細胞は介在板を有しており、介在板近傍に存在するギャップ結合によって活動電位が伝播する。
- 2. ギャップジャンクションを通じて活動電位が伝播すると、心筋細胞膜上の電位依存性Na+チャネルが開き、脱分極が筋細胞全体に広がる。
- 3. 脱分極はT細管(横行管)に伝わり、T細管に存在する電位依存性のタンパク質の構造を変化させ、筋小胞体上のCa2+放出チャネルを開く。
- 4. さらに少し遅れてCa2+/Na+チャネルが長時間開口し、細胞内に多量のCa2+/Na+を取り込む。
- 5. 心筋細胞のT細管は細胞外部に開口しており、Ca2+の取り込みが容易になっている。
- 6. このようにして、細胞外と筋小胞体中のCa2+が細胞質に拡散する。
- 7. ここで、筋収縮に関わるアクチンフィラメントにトロポミオシンとトロポニンが結合し、収縮開始を妨げているが、Ca2+がトロポニンに結合すると、トロポミオシンがアクチンフィラメント上で場所を変える。
- 8. この結果、トロポミオシンが覆い隠していたアクチンフィラメントのミオシン結合部位が露出する。
- 9. ミオシンはATPの加水分解のエネルギーを使って、アクチンフィラメントに結合できる構造をとり、アクチンに結合する。
- 10. ミオシンがアクチンフィラメントで首振り運動をすることで筋収縮が起こる。
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- suxamethonium
- 同
- サクシニルコリン succinylcholine、塩化サクシニルコリン succinylcholine chloride, SCC
- 化
- 塩化スキサメトニウム suxamethonium chloride
- 商
- サクシン、レラキシン、Anectin
- 関
- 薬理学
[show details]
分類
構造
作用機序
薬理作用
動態
適応
- 気管内挿管時・骨折脱臼の整復時・喉頭痙攣の筋弛緩
- 精神神経科における電撃療法の際の筋弛緩
- 腹部腫瘤診断時
注意
禁忌
副作用
- SAN.71改変
- 1. 筋肉痛:強い攣縮が起こるために筋痛をきたす。
- a) 外眼筋攣縮:眼圧亢進を来たし、緑内障を生ずることがある。この眼圧亢進は投与後1-6分で5-10mmHgほど上昇
- b) 脳圧亢進
- c) 腹筋の攣縮:胃内圧亢進を来たす。
- 治療:ダントロレン:筋小胞体からのカルシウム遊離を阻害
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- 英
- exitation constraction couping
- 関
- 心筋、心筋の活動電位。興奮収縮連関
- 骨格筋とは、筋細胞膜上のL型Caチャネルと筋小胞体上のリアノジン受容体との連関の有無が異なる(PT.54)。
- 心筋の筋小胞体上のリアノジン受容体(RyR2)はL型Caチャネル
- 心筋の膜が脱分極すると、活動電位の第0相で内向きNa電流が流れ活動遠位を発生する。この後、活動電位の第2相でL型のCaチャネルが開く。すると細胞内のCa2+濃度が上昇する。Ca2+は筋小胞体からCa2+を放出させる(Ca2+ induced Ca2+ release, CICR)。ここで放出されたCa2+は筋原線維の一部の構造であるトロポニンに結合し、トロポミオシンの構造を変化させてアクチンのミオシン結合部位を露出させる。するとcross bridgeが形成されて筋収縮が起こる。
[★]
筋小胞体
- 関
- sarcoendoplasmic、sarcoplasmic reticulum、SR
[★]
- 英
- sarcolemma, myolemma
- 同
- 筋鞘
- 関
- 筋小胞体
[★]
- 英
- sarcoplasmic reticulum calcium ATPase sarcoplasmic reticulum Ca2+-ATPase, SERCA
- 関
- 筋小胞体カルシウムポンプ、筋小胞体カルシウム輸送ATPアーゼ、筋小胞体Ca2+/ATPアーゼ
[★]
筋小胞体カルシウムATPアーゼ
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筋小胞体カルシウムATPアーゼ
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- 英
- body
- ラ
- corpus、corpora
- 関
- 肉体、身体、本体、コーパス、ボディー
[★]
- 英
- endoplasmic reticulum, ER
- ラ
- reticulum endoplasmicum
- 同
- 形質網
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- 英
- vescicle
- 関
- シナプス小胞 synaptic vesicle