- 関
- 広汎性腹膜炎
UpToDate Contents
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- 1. 成人における特発性細菌性腹膜炎:診断spontaneous bacterial peritonitis in adults diagnosis [show details]
… reported: perforation peritonitis (eg, perforated peptic ulcer into ascites) and nonperforation peritonitis (eg, perinephric abscess) . The distinction of secondary bacterial peritonitis from SBP is crucial …
- 2. 特発性細菌性腹膜炎の病因pathogenesis of spontaneous bacterial peritonitis [show details]
…ulcer, that lead to ascitic fluid infection are called secondary bacterial peritonitis. The pathogenesis of this form of peritonitis is quite different than that of SBP; millions of bacteria flood into …
- 3. 成人における特発性細菌性腹膜炎:治療および予防spontaneous bacterial peritonitis in adults treatment and prophylaxis [show details]
… treatment are atypical. Lack of resolution of the infection raises the possibility of secondary peritonitis and should prompt further evaluation and, when appropriate, surgical intervention. The infection-related …
- 4. 特発性細菌性腹膜炎の亜種spontaneous bacterial peritonitis variants [show details]
…that a number of disorders other than spontaneous bacterial peritonitis (SBP) can produce a somewhat similar picture. These include: Tuberculous peritonitis . Malignancy-related ascites . Any process that …
- 5. 小児における中空臓器の鈍的腹部外傷hollow viscus blunt abdominal trauma in children [show details]
…However, when perforations do occur, they are easy to diagnose because they will present with generalized peritonitis and a large amount of free air on abdominal radiograph. Blunt hollow viscus injuries arise …
Japanese Journal
- 治療に難渋した膵頭十二指腸切除術後の吻合部潰瘍穿孔性汎発性腹膜炎の1例
- 泉 愛,山中 健也,山下 徳之,松井 淳,栗本 信,田村 淳
- 外科 = Surgery : 臨床雑誌 83(4), 374-379, 2021-04
- NAID 40022524382
- 肝膿瘍破裂による汎発性腹膜炎に対して腹腔鏡を用いたダメージコントロールドレナージを行った1例
- 水野 真夏,臼井 章浩,中田 康城,横田 順一朗,犬飼 公一,茅田 洋之,天野 浩司,藥師寺 秀明,中村 純寿,向井 信貴,常俊 雄介,晋山 直樹
- Japanese Journal of Acute Care Surgery 10(1), 69-72, 2021
- … 腹部造 影CT検査で肝外側区の辺縁に早期濃染を伴う多房性の腫瘤を認め,肝膿瘍穿孔に伴う汎発性腹膜炎と診断し緊急腹腔鏡下洗浄ドレナージを行った。 … 肝膿瘍による汎発性腹膜炎においては初回手術では気腹時間を最小限に抑えた腹腔鏡下のダメージコントール手術を行い,生体侵襲を最小限に抑えることにより良好な転帰を得る可能性があると思われた。 …
- NAID 130007994216
- 木村 明菜,小川 宰司,宇野 智子,渡久山 晃,小笠原 卓音,柴森 康介,加藤 隆一,齋藤 慶太,佐々木 賢一
- 市立室蘭総合病院医誌 = Journal of Muroran City General Hospital = Journal of Muroran City General Hospital 45(1), 5-8, 2020-09-30
- … CT では、膀胱直腸窩に造影剤の漏出所見もあり、膀胱異物穿孔による汎発性腹膜炎と診断し、同日、緊急腹腔鏡下手術を施行した。 …
- NAID 120006894401
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- 汎発性腹膜炎(はんぱつせいふくまくえん、Panperitonitis)とは、腹膜炎のひとつである。腹膜全体に炎症が広がっている状態を指す。外科的治療が必要となることが多い。Panperitonitisを略して「パンペリ」とも呼ばれる。
- 汎発性腹膜炎は、腹腔全体に炎症が広がっていることから限局性腹膜炎よりも痛みが強い傾向にあります。そして、人間の防御機構としてお腹を守ろうと強い力が入るため、お腹が板のように硬くなります。これを板状硬(ばんじょうこう)と
- 汎発性腹膜炎とは、消化器疾患を基礎疾患として起こる腹膜炎のことです。症状としては我慢できないくらいの腹痛を伴うことが多く、原因としては腸内での穿孔やイレウスなどが多くみられます。この病気の治療法としては、基礎疾患である
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★リンクテーブル★
[★]
- 80歳の女性。腹痛を主訴に来院した。本日0時ころから右側腹部痛が出現した。9時ころ自宅近くの診療所で抗コリン薬と非ステロイド性抗炎症薬とを投与されたが、腹痛は改善しなかった。午後から発熱が出現したため、15時ころに来院した。数か月前から尿混濁に気付いていたが、排尿に異常はなく、尿失禁は認めなかった、50歳時に子宮頚癌で子宮全摘術の既往がある。意識レベルはJCS I-2、体温38.0℃、脈拍80/分、整。血圧158/78mmHg。心尖部に2/6度の収縮期雑音を認める。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦で、右側腹部に軽度の圧痛を認める。筋緊張と反跳痛とは認めない。右肋骨脊柱角に叩打痛を認める。尿所見:蛋白2+、糖(-)、細菌1+、潜血3+、沈渣に赤血球100以上/1視野、白血球100以上/1視野。血液所見:赤血球 337万、Hb 10.7g/dl、Ht 32%、白血球 15,000(桿状核好中球7%、分葉核好中球88%、好酸球0%、好塩基球0%、単球1% リンパ球4%)、血小板 18万。血清生化学所見:血糖 185mg/dl、アルブミン 3.4g/dl、尿素窒素 20mg/dl、クレアチニン 1.1mg/dl、Na 135mEq/l、K 3.9mEq/l、Cl 103mEq/l。CRP 6.9mg/dl。腹部造影CT(別冊No、15)を別に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A035]←[国試_104]→[104A037]
[★]
- 89歳の女性。腹痛と発熱のため救急車で搬入された。5日前から上腹部の鈍痛と食欲不振を自覚し、今朝から発熱が出現したため、家族が救急車を要請した。意識レベルはJCSⅠ-2。体温 38.8℃。心拍数 108/分、整。血圧 94/60mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 96%(鼻カニューラ 3L/分酸素投与下)。眼球結膜に軽度の黄染を認める。腹部は平坦で、右季肋部に軽度の圧痛を認める。血液所見:赤血球 353万、Hb 10.4g/dL、Ht 31%、白血球 13,600、血小板 20万。血液生化学所見:総蛋白 6.6g/dL、アルブミン 3.5g/dL、総ビリルビン 4.1mg/dL、直接ビリルビン 3.2mg/dL、AST 889U/L、ALT 459U/L、ALP 1,299U/L(基準 115~359)、γ-GT 188U/L(基準 8~50)、尿素窒素 28mg/dL、クレアチニン 1.0mg/dL、血糖 122mg/dL。CRP 7.1mg/dL。腹部造影CT(別冊No.21A、B)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114D045]←[国試_114]→[114D047]
[★]
- 次の文を読み、37、38の問いに答えよ。
- 68歳の男性。下腹部の痛みと尿が出ないこととを主訴に来院した。
- 現病歴 : 3年前から頻尿、残尿感および排尿困難があったが放置していた。2時間前に自宅で晩酌をしていたところ、下腹部に痛みが出現し、触ると痛みが増強した。排尿ができず、痛みも持続している。
- 既往歴 : 5年前から高脂血症を指摘されているが放置している。
- 生活歴 : 喫煙20本/日を30年間。飲酒晩酌程度。
- 現症 : 意識は清明。身長163cm、体重65kg。体温36.5℃。脈拍100/分、整。血圧156/90mmHg。上腹部はほぼ平坦で、肝・脾は触知しない。下腹部は軽度膨隆しており、正中に腫瘤を触知し、同部に圧痛を認める。下肢に浮腫を認めない。骨盤部超音波写真を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [100D037]←[国試_100]→[100D039]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108E021]←[国試_108]→[108E023]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [095E022]←[国試_095]→[095E024]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101C022]←[国試_101]→[101C024]
[★]
- 英
- lower abdominal pain
- 関
- 下腹痛。腹痛
診療エッセンシャルズ.271 改変
産婦人科疾患
- NGY.138
急性かつ重篤な下腹痛
中等度の下腹痛
- 1. 鎖陰
- 2. 卵巣嚢腫破裂
- 3. 子宮内膜症
- 4. 月経困難症
- 5. 子宮筋腫
- 6. 急性付属器炎、子宮内膜炎:子宮内膜炎は子宮内操作や流産後などに起こり、ほとんどが上行性感染と考えられ、発熱や不正出血などの随伴症状を伴うことが多い。卵管に炎症が波及し付属器炎になると下腹痛も増悪し、骨盤腹膜炎を来すことがある。起因菌はクラミジアの頻度が増加している。(参考1)
- 7. 流産
産婦人科の下腹部痛の鑑別疾患
- 参考1
病みえ産婦人科
- 引用p.212
妊娠の有無による鑑別
参考
- 1. (12)日本産婦人科医会研修プログラム;痛みの診断と治療
3)急性腹症,がん性疼痛への対応 - 日産婦誌58巻9号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/58/5809-395.pdf
[★]
- 英
- acute appendicitis
- ラ
- appendicitis acuta
- 関
- 虫垂炎、腹痛
身体所見
虫垂炎、身体診察のの感度、特異度
- SEN、SPE
- psoas sign :16%、95%
- ブルンベルグ徴候:63%、69% (*1)
- heel drop sign:93%
症状
- 腹痛:心窩部・臍部の鈍い間欠的疼痛(内臓痛) → 右下腹部に限局する持続的疼痛(体性痛)
- 発熱
- 嘔吐
合併症
検査
- 血液検査
- 腹部単純X線検査
- 腹部超音波検査
- 腹部CT検査
鑑別疾患
- 消化器系:憩室炎、クローン病、大腸癌、stump appendicitis、結腸垂捻転・結腸垂炎
- 泌尿器系:尿路結石(膀胱尿管移行部の右尿管結石)、精巣捻転
- 婦人科系:骨盤内炎症疾患、卵巣出血、子宮外妊娠、付属器炎、子宮内膜症、(妊婦)切迫流産、絨毛膜羊膜炎、常位胎盤早期剥離
診断
- Alvaradoスコア「MANTRELS」:7点以上で虫垂炎疑い
M
|
migration of pain
|
心窩部・臍傍部から右下腹部への痛みの移動
|
1
|
A
|
anorexia
|
食欲不振
|
1
|
N
|
nausea
|
嘔気嘔吐
|
1
|
T
|
tenderness in RLQ
|
右下腹部圧痛
|
1
|
R
|
rebound tenderness
|
反跳痛
|
2
|
E
|
elevated temperature
|
37.3℃以上の発熱
|
1
|
L
|
leukocytosis
|
WBC>1万/μl, 白血球増多
|
2
|
S
|
shift of WBC
|
白血球の左方移動
|
1
|
治療
- カタル性、化膿性・蜂窩織炎性、壊疽性それぞれに合わせた治療を行う。
国試
参考
- http://rockymuku.sakura.ne.jp/syoukakinaika/tyuusuiennnosinndann.pdf
[★]
- 関
- 常位胎盤早期剥離、腹膜炎(汎発性腹膜炎)
- 患者の心理的因子を除いた上でも見られる不随意的な腹筋の緊張。
- 腹膜炎の身体所見において感度は低いが、特異度は高い所見といわれている。
[★]
- 英
- acute generalized peritonitis, acute diffuse peritonitis
- 同
- 急性びまん性腹膜炎
- 関
- 腹膜炎
[★]
- 英
- peritonitis
- 関
- 腹膜
|
sensitivity(%)
|
specificity(%)
|
positive likehood ratio
|
garding
|
13~69
|
56~97
|
2.6
|
rigidity
|
6~31
|
96~100
|
5.1
|
rebound tenderness
|
40~95
|
20~89
|
2.1
|
rectal tenderness
|
20~53
|
41~96
|
n.s.
|
positive abdominal wall tenderness test
|
1~5
|
32~72
|
0.1
|
国試
[★]
- 英
- peritoneum (Z) < peritonaion < peritonos < peri-'around'+-tonos'stretched' ; perineumと勘違いしないように
- 関
- 漿膜
[★]
- 英
- disseminated、pandemic
- 関
- 散在性、播種性、大流行、世界的流行、感染爆発、パンデミック
[★]
- 英
- dissemination、disseminate
- 関
- 転移、播種、散在、内転移
[★]
- 関
- 炎光、炎症