- 英
- bacterial shock
- 関
- 敗血症性ショック
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 産褥期感染症 (周産期診療プラクティス) -- (産褥)
- 2317 MRSA腸炎による細菌性ショックに血液浄化療法およびGFOを用いたSDDが著効した1例(術後合併症他,一般演題,第61回日本消化器外科学会定期学術総会)
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- これに対処するために心臓の活動が激しくなり、心拍と送り出される血液の量が増加します。細菌毒素と心臓への負荷により、やがて心臓が弱ります。その結果、心臓から送り出される血液量が減少し、生命維持にかかわる臓器に血液 ...
- (ショックおよび輸液蘇生術も参照 。) 敗血症,重症敗血症,および敗血症性ショックは,全身性細菌感染の結果として起こる炎症状態である。重症敗血症および敗血症性ショックでは,組織灌流の重大な減少がみられる。
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- 2歳の男児。熱傷の治療のため父親に伴われて来院した。昨晩9時ころ、山奥のキャンプ場で、熱湯で胸部と右上肢とに熱傷を受けた。冷水で冷やした後、今朝早く下山した。元気がなくぐったりしている。体温39℃。脈拍160/分、整。血圧78/40mmHg。熱傷面積は約20%で水疱形成がみられる。血液所見:赤血球560万、Hb18g/dl、Ht55%、白血球10,700、血小板36万。
[正答]
※国試ナビ4※ [097I033]←[国試_097]→[097I035]
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- 英
- septic shock
- 同
- 敗血症ショック、感染性ショック、細菌性ショック、エキソトキシンショック(厳密には定義が違う?)
- 関
- ショック、敗血症
概念
- 微生物の感染によって起こる。グラム陰性菌(endotoxic shock)で起こるが、グラム陽性菌・真菌でも起こりうる。(BPT.102)
- 必ずしも全身性の菌血症は必須ではない。局所の生物の血管外感染にたいする宿主の炎症反応で十分おこりうる。(BPT.102)
- 敗血症ショックの70%がグラム陰性菌由来のエンドトキシンによる(endotoxic shock)
特徴
- warm shock:LPSによるショックでは末梢血管の血管透過性が亢進し、末梢血管抵抗が低下するが、体液が組織に移行して体が温かく感じられる。
- 血管末梢抵抗の低下により、代償的に高心拍出量状態となるり、ついには低心拍出量状態、多臓器不全となる。末期では体温は下がる。
病態生理 BPT.103
- 1. LPSが血中に放出される
- 2. 循環血液中のLPS-binding proteinと結合する
- 3. 2.の複合体は単球、マクロファージ、好中球上に発現しているCD14に結合する
- 4. CD14と共役しているTLR-4が細胞内にシグナルを伝達する。
- 5. TLR-4からのシグナルにより、IL-1, TNF等のサイトカインを放出
- 6. IL-1, TNFは血管内皮細胞に作用して抗凝固因子(TFPI、thrombomodulin)の産生を低下させる。 ← この作用は血管内皮上のTLR-4-CD14にLPSが結合することで増強される。
低用量のLPS
- 1. 単球、マクロファージ、好中球を活性化。補体系の直接の活性化。
- 2. LPSに反応してTNFを産生した単球性の食細胞はこんどはIL-1を産生する
- 3. 血管内皮はTNFとIL-1に反応してIL-6, IL-8を産生し、接着分子を発現する。
高用量のLPS
- 1. サイトカインにより産生されたエフェクター(NO、血小板活性化因子(PAF))が増加
- 2. 多量のTNFとIL-1によって発熱、急性相反応物(APR)の産生、好中球の増多
- 3. 血管内皮細胞は前凝固状態になる
高用量のLPSによってもたらされる帰結
- (1) 全身性の血管拡張(低血圧)
- (2) 心筋収縮力の減弱
- (3) びまん性の血管内皮障害と活性化、これにより白血球の血管内皮の接着が促進され、肺における肺胞のびまん性血管内皮損傷がおこる。
- (4) 凝固系の亢進がDICを引き起こす。
症状
- warm shock: 初期は発熱を伴う。発汗、呼吸促迫、頚静脈平坦、脈圧増大(高心拍出量状態を反映。低血圧の代償)、頻脈(発熱による)、心拍数増加、末梢血管抵抗低下、意識低下、尿量減少。
- cold shock: 末期には体温は低下する。
- 呼吸性アルカローシス:乳酸蓄積とサイトカイン増加で頻呼吸となるため(CBT QB vol2 p.554)
新生児
治療・管理
対症療法
- 初期におけるショックに対する治療 → 輸液負荷、昇圧薬、
- Dellinger RP, Levy MM, Carlet JM, et al: Surviving Sepsis Campaign: international guidelines for management of severe sepsis and septic shock: 2008. Crit Care Med 2008; 36:296-327.
- Early goal-directed therapy(Grade 1B)
- 敗血症ショックにおける指標を定めた初期輸液療法
- 敗血症ショックの治療開始後6時間の輸液療法はクリスタロイドであれば1-2l/hrとし、5%アルブミン液であれば0.6-1l/hrとする。
- 以下の4項目を達成目標とする
- 輸液負荷により低血圧が持続する場合に適応となる(ICU.646)
- ドパミンは腹腔内臓器の血流を低下させ組織アシドーシスを促進する可能性があるが、ノルアドレナリンにはこれはない。
根治療法
- 感染巣の同定、起炎菌の同定(血液培養の感度は30-40%程度)と薬物感受性の検索
ステロイド治療
- 昇圧薬を必要とする全ての敗血症性ショック患者にステロイドが推奨されている (ICU.646)
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- 英
- endotoxin shock
- 同
- 内毒素ショック、グラム陰性ショック、gram-negative shock
- 関
- 内毒素、細菌性ショック
[★]
- 英
- infectious shock, septic shock
- 関
- 毒素ショック、敗血症ショック、敗血症性ショック、毒素性ショック症候群、内毒素ショック、細菌性ショック
[★]
- 英
- toxic shock syndrome
- 関
- 細菌性ショック
[★]
- 英
- septic shock
- 同
- 細菌性ショック
- 関
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- 英
- bacterium,(pl.) bacteria
- 同
- バクテリア
- 関
- 特殊な細菌 、細菌の鑑別、細菌の同定?、細菌の分類?
細菌の命名
- ラテン語であり、イタリックで表す。
- 「属名 + 種名」で表現される。
グラム染色性と形状による分類と疾患
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- 英
- shock
- 同
- 虚脱状態
- 関
- 産科ショック
メジャー
- 心筋梗塞、致死的不整脈、心不全
- 心タンポナーデ、収縮性心膜炎、肺血栓塞栓症、緊張性気胸
- 低容量性ショック hypovolemic shock = 循環血液量減少性ショック
- 出血性ショック、体液喪失(熱傷)・脱水
マイナー
ショックの5P
ショックの判断
簡便
循環モニターのためのデバイス・検査項目
- 血圧・脈拍
- 心電図
- 心エコー
- 呼吸・血ガス
- 血液検査・尿検査
- バルーンカテーテル:残尿を排泄し、30分ごとに尿量、血圧、脈拍を測定する
- 中心静脈圧
- スワン・ガンツカテーテル
- PiCCO
- 胃トノメトリー
治療
心原性ショック
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原疾患の治療
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低容量性ショック
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輸液、輸血、止血、昇圧剤は原則使用しない
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敗血症性ショック
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抗菌薬、昇圧薬、エンドトキシン吸着カラム、輸血、血糖コントロール、低容量ステロイド
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神経原性ショック
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輸液、昇圧薬
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アナフィラキシーショック
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エピネフリン、輸液、抗ヒスタミン剤、ステロイド、昇圧薬、H2ブロッカー
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閉塞性ショック
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緊張性気胸
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胸腔穿刺、胸腔ドレナージ
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心タンポナーデ
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心嚢穿刺、心膜開窓
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肺塞栓
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塞栓除去術、血栓溶解術
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[★]
- 英
- bacterial、bacterially
- 関
- 細菌、細菌的