- ラ
- Leptospira
- 同
- Leptospira属
- 関
- レプトスピラ症
- first aid step1 2006 p.144
レプトスピラ属
感染症
- レプトスピラによる感染症を総称してレプトスピラ症と呼ぶらしい
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/06/16 09:41:48」(JST)
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レプトスピラ属 |
Leptospira interrogans
|
分類 |
ドメイン |
: |
真正細菌 Bacteria |
門 |
: |
スピロヘータ門
Spirochetes |
綱 |
: |
スピロヘータ綱
Spirochaetes |
目 |
: |
スピロヘータ目
Spirochaetales |
科 |
: |
レプトスピラ科
Leptospiraceaa |
属 |
: |
レプトスピラ属
Leptospira |
|
学名 |
Leptospira Noguchi 1917 |
下位分類(科) |
L. alexanderi
L. biflexa
L. broomii
L. borgpetersenii
L. fainei
L. inadai
L. interrogans
L. kirschneri
L. licerasiae
L. meyeri
L. noguchii
L. santarosai
L. weilii
L. wolbachii L. kmetyi L. wolffii L. genomospecies 1 L. genomospecies 3 L. genomospecies 4 L. genomospecies 5
|
レプトスピラ属(Genus Leptospira)とはグラム陰性の真正細菌、スピロヘータに分類される一属(Leptospira from the Greek leptos, meaning fine or thin, and the Latin spira, meaning coil)[1]。レプトスピラ属には少数の種が含まれており、それらは病原性か腐生性である[2]。レプトスピラ属菌が最初に発見されたのは1907年、レプトスピラ症患者の腎臓切片からであり、黄熱の死亡例と記載されている[3]。
脚注
- ^ “leptospirosis”. American Heritage Dictionary of the English Language: Fourth Edition. Bartleby.com (2000年). 2007年5月13日閲覧。
- ^ Ryan KJ; Ray CG (editors) (2004). Sherris Medical Microbiology (4th ed. ed.). McGraw Hill. ISBN 0-8385-8529-9.
- ^ Stimson AM (1907). "Note on an organism found in yellow-fever tissue." Public Health Reports 22:541.
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- レプトスピラの培養に関する研究 : II. 集落形成のためのひとつの条件について
- 梁川 良,平棟 孝志,石井 進
- 日本獸醫學雜誌 21(4), 221-PLATE II, 1959-08-30
- … このことはレプトスピラ属の特微のひとつと考えられる. …
- NAID 110003918979
Related Links
- 学名 Leptospira Noguchi 1917 下位分類(科) L. alexanderi L. biflexa L. broomii L. borgpetersenii L. fainei L. inadai L. interrogans L. kirschneri L. licerasiae ... レプトスピラ属(Genus Leptospira)とはグラム陰性の真正細菌、スピロヘータに ...
- 抗生物質と塩分を含んだ輸液を投与しますが、重度の場合には輸血や血液透析が必要になる場合があります。 レプトスピラ症は野生動物や家畜でも発生します。キャリアとなる動物もいて、細菌は尿を介して伝播します。
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- bacterium,(pl.) bacteria
- 同
- バクテリア
- 関
- 特殊な細菌 、細菌の鑑別、細菌の同定?、細菌の分類?
細菌の命名
- ラテン語であり、イタリックで表す。
- 「属名 + 種名」で表現される。
グラム染色性と形状による分類と疾患
[★]
- 英
- leptospirosis
- 関
- 黄疸出血性レプトスピラ症 出血性黄疸
概念
- 人獣共通感染症である。
- レプトスピラを腎臓に保有したネズミ・イヌ・家畜の尿に暴露して経皮的、経粘膜的、経口的に感染し、最初はインフルエンザ様の症状を示し、重症化により黄疸(肝障害)、腎障害、出血傾向をきたす疾患である。
- 四類感染症
病原体
-
- Leptospira interrogans serovar pyrogenes
- Leptospira interrogans serovar javanica
疫学
- 熱帯・亜熱帯を中心に全世界的に発生が見られる。
- 東南アジアや中南米では大雨とそれに続く洪水の後に大規模なレプトスピラ症の発生が見られている。
- 日本では
- 秋季レプトスピラ症は田園地帯や山間部に広く分布しており、各地で様々な呼称がある;七日熱(なぬかやみ)・八日熱(福岡県)、秋疫・用水熱・天竜疫(静岡県)、波佐見熱*(長崎県)、作州熱(岡山県)、アッケ病(大分県)、伊万里熱(佐賀県)。
- 日本では沖縄での症例が最も多い。
病原体を保持する宿主
- 全ての哺乳類がレプトスピラに感染する。腎臓に保菌され、尿から排出される。自然界ではネズミなどのげっ歯類が自然宿主である。
- 自然界に排出されたレプトスピラは汚染された土壌や水で数週間から数ヶ月生きながらえることができる。
感染経路
- 感染した宿主の尿や生殖器分泌液に直接接触。
- 尿で汚染された水(洪水、河川、小川、下水)とや土壌との接触。
- 尿で汚染された食品や水の摂取
- まれであるが、性交、授乳、感染宿主による咬傷
- 経路:粘膜、結膜、切り傷、すり傷
潜伏期
病型
重症度
- 軽症型 :特別な合併症なし
- 髄膜炎型:髄膜炎を伴う → 秋季レプトスピラ症やイヌ型レプトスピラ症で見られることが多い
- 重症型 :黄疸・出血傾向・急性腎不全 → 黄疸出血性レプトスピラ症 → ワイル病
標的臓器
経過
- 悪寒を伴う発熱(38-40℃)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛などで発症。軽症例では次第に改善傾向となる。
- 重症型(ワイル病)では第5-8病日に黄疸、出血傾向、乏尿などの症状が出現し始め急激に悪化する。
- 出血は皮下出血・粘膜出血といった軽度なものから肺出血と致命的となりうる重篤なものと様々な臓器で起こりうる。
- 解熱後1ヵ月ないし半年位の間に硝子体混濁が出現することがある(あがり目)
検査
治療
- ストレプトマイシンが最も有効で、第4病日までに開始することが望ましい。
予防
- 保菌動物となりうるネズミや野犬の駆除
- 農作業や動物と接触する際にはゴーグル、ゴム手袋、ゴム長靴を着用し、作業中の飲食は控え、作業終了後に手洗いをすること。
参考
- 1. [charged]Microbiology, epidemiology, clinical manifestations, and diagnosis of leptospirosis - uptodate [1]
[★]
- 英
- spirochete
- ラ
- Spirochaetales, Spirochaeta
- 関
- スピロヘータ科、スピロヘータ目、スピロヘータ属、Spirochaeta属
- らせん状の形態を呈する一群。スピロヘータ目に含まれるものを指すと思われるが、医学の教科書ではスピリルム属もスピロヘータとして扱っている。
[★]
- 英
- hemorrhagic jaundice
- 同
- レプトスピラ性黄疸 leptospiral jaundice、黄疸出血性レプトスピラ症 leptospirosis icterohemorrhagica、黄疸性レプトスピラ症、ワイル病 Weil disease
- 関
- レプトスピラ属
[★]
- 英
- ocular leptospirosis
- 同
- あがり目
- 関
- レプトスピラ症、レプトスピラ属
[★]
- 英
- roentgen equivalent physical
- 関
- ラド rad